そもそも論!「エステに行けばキレイになれるのか」
「今年こそ(今日こそ、今回こそ)いい女になりたい!」と自分磨きを始めるも、結局いつも3日どころか1日坊主。本を買っては読んで終わり、目の前に美味しいものが見えればダイエットのことなど後回し。
いつも「まぁ、いいか」と自分を甘やかしてしまう、かつての筆者のようになっていませんか?そしてエステや急激なダイエットなど、「大きなこと」を成し遂げなければキレイになれないと勘違いしていませんか?
ダイエットには大失敗。「幸せって、美しさって何?」と思い詰めた筆者がたどり着いた、ズボラ女子の磨き方をご紹介します。ズボラで卑屈な私でもできたものだけを厳選。「これならできるかも・・・!」と思えれば、成功のチャンス到来です。
お金があったら、エステに通えたらキレイになれると思いますか?というか、エステに通えばメリハリボディを創ってくれると甘い夢を抱いていませんか?
大学生の頃の筆者は、お金を出せば美は手に入れられるものだと思っていました。芸能人やモデルは毎日エステやフィットネスクラブに通うことができるからキレイなのだと。
エステに通わなくても美を育てることができないかと考え、ダイエットを成功させるべくダイエットアドバイザーの資格を取り、自分でリンパマッサージができれば美脚が手に入れられるだろうとリンパケアセラピストの資格も取得。美を育てるための知識をあさりまくりました。そこで分かったのは、やはり美は「努力が生むのだ」ということでした。
エステやフィットネスは続かなければ意味がない
「行けばいい」その考えが大きな誤算。1度施術を受ければ魔法のように脂肪が無くなるサロンなんてありません。エステの効果を持続させるためには日々の生活に工夫を取り入れることが必要不可欠。
確かに毎日欠かさずエステに通い詰めれば、肌に潤いをチャージしたり、体内の巡りをよくしたりすることはできるでしょう。でも、芸能人やモデルたちがそうしているとも思えません。
美しい見た目は、座っているときや立っているときの姿勢も大きく影響するので(痩せていればキレイに見える、と思っていたのも大きな勘違いでした)、彼女たちはカメラの前での全ての所作で“美しく魅せる”ための努力をしているのです。
ダイエットも同じ。メリハリあるボディラインを育てるためにはエクササイズで筋肉を育てることが必要です。ただ体重を減らすだけではあの引き締まったボディラインを手に入れることは不可能。
身体の変化は一瞬で起こるものでもありません。だから、結果を実感するためにはやはり継続する努力が必要です。エステを活用しても、トレーニングジムに通っても、日々の生活で効果を持続させるための努力をしなければあっという間に元に戻ってしまいます。
続けりゃ結果は出る、でも時間もお金も出放題
エステでメンテナンスをしてもらっても、ズボラな私は日々の生活でキープは無理。
・・・じゃぁ毎日通えばいいのかな?
確かに、エステも毎日通い詰めれば努力なしでそれなりの結果を出してくれるでしょう。でも、毎日通うのには時間もお金も必要です。筆者のような庶民にはとうていできないこと・・・。
また、ボディラインを引き締めるためにフィットネスクラブに通うことにしたとしましょう。エステに毎日通うよりもかなりリーズナブルで確実に結果を出せそうですが、ネックなのは「ズボラだ」という点。
さすがに毎日は無理、と週に2〜3回、2時間くらいに抑えたとしても、毎週必ず時間を割くのは結構大変ですよね。「今日は仕事で疲れたから・・・」とちょっとでもサボるとクセになり、気づけば1ヶ月サボってしまった!なんて事態は目に見えています(筆者だけでしょうか・・・?)。
※フィットネスは心にも身体にも良い作用ばかり。爽やかに汗を流す習慣をもっている場合はぜひこれからも続けて下さい。今回は筆者のように「ズボラな場合」に焦点をあててお送りしています。
結局続かないのなら意味がない
エステも、フィットネスクラブも、美を育てるための「ツール」です。たとえ施術でこれまでよりもスマートになることに成功したとしても、維持するのは自分自身。使いこなして、続けて初めて美を保ちつづけることができるのです。
ただし、使いこなすためには時間も費用も、維持するための努力も必要。たった1度だけ他人の力を借りて、自分で努力を続けないのなら、残念ですが無意味な時間とお金の投資になってしまいます。
今の自分の身体を育ててきたのは、他ならぬ今までの生活習慣であることを忘れてはならないのです。今まで通りの生活習慣では、大きな変化を手に入れることはできません。
1日5分!休日やスキマ時間を利用してちゃっかり美人を育てるコツ
それでは、筆者のようなズボラ女子はどうやって美を育てれば良いのでしょうか?筆者がたどり着いたのは「毎日の習慣自体をトレーニングに変えてしまう」ことでした。
新しく運動やエクササイズを取り入れる時間を捻出するのは難しい(というか、続かない)。でも何かをしなければ結果が出るわけがない。つまり、お金や時間をかけずに、これまでと同じ生活スタイルでトレーニングができなければ成功は不可能!
筆者は自分がズボラだということを受け止め、ズボラな自分でもできることを選んで取り入れることで、初めてセルフトレーニングを続けることができるようになりました。
5分だからできる、できるから続く、続くから結果が出る
人間、誰しも「欲しいものを手に入れるため」に生きています。辛いことや面倒なことは積極的に排除。何かをしなくて済むようにするための言い訳は天才的なスピードとバリエーションで思いついてしまいますよね。
あなたが今でも続けられていることにはどんなものがありますか?朝起きたら顔を洗う、食事をとる、着替える、などの日常生活に「不可欠」なことや、大好きで心から楽しめることはありませんか?
美を育てることも同じ。トレーニング自体が「当たり前」になったり、「やりたくてウズウズする」ほど魅力的だったりしなければ、続けることは難しいのです。また、「時間」も重要です。何時間もかかるトレーニングではサボりたいなと思ってしまいがち。1つひとつのタスクは短く、頑張りがすぐに終わりやすいものにすべきです。
成功の秘訣は「時間が短い(ちょっとくらい苦行でも、5分くらいなら我慢してできる)」ことと、「楽しい(自分がより良くなっていきそうな実感と妄想ができる)」こと。できることでやりたいと思えることを実際にやってみて、できると実感できるからこそ続き、続くからこそ結果が出るのです。
1つの活動が5分だと、たくさんのことに取り組める
美容って分野が多すぎると思いませんか?美肌にボディライン、ファッションに言葉遣い・・・全てを何時間もかけて学び、実践するなんて、気が遠くなってしまいます。何年もかけてボディラインを整え、その後で美肌もプラス、外見をよりよくしたら今度は言葉遣いも・・・なんてしていては、人生が終わってしまいます。
でも、1つひとつがたったの5分だったら?1日たった30分の時間を確保するだけで6つものトレーニングを取り入れることが可能です。1つひとつのタスクを短い時間に区切ることで、複数の分野に挑戦することや達成感を味わいやすくすることができます。
5分で美人になる習慣7つ
最後に、筆者が日々の生活に取り入れている「プチ・美活」を7つご紹介します。どんなに忙しい場合でも、休日の5分を活用すれば続けられるものばかり。できそうなもの、やりたいと思えたものから取り入れてみてください。「平日はできる日にだけ、できることだけを選ぶようにし、休日は5つ取り入れる」などのルールをつくると、より続けやすくなりますよ。
(1)読書
あなたの目指す美人は誰ですか?有名な方ならば、ぜひその著書を読んで下さい。その人の考え方や行動に納得し、憧れることでやる気をぐんとUPさせることが可能。モチベーションを上げるには、目標が不可欠です。目指す人がいない場合は様々な美人の雑誌や本を読み、「こうなっちゃったらどうしよう♡」と妄想する時間をつくりましょう。
(2)足もみ
お風呂上がりの5分、いいえ、湯船につかっている5分でOK。血行が良くなっているときに、ぜひ今日1日頑張った足をねぎらいながら(「ありがとう」と話しかけるとさらにGOOD!)足の裏をイタ気持ちいいくらいの指圧で揉みましょう。血流がよくなり、むくみ予防やスムーズな老廃物の排出をサポートしてくれます。
(3)表情トレーニング
スタイルが良くても笑顔がなければ美しく魅力的には見えません。メイクの時間でも、髪を結う間でも構いません。鏡の前で笑顔のトレーニングをしましょう。どんなふうに顔の筋肉を動かすと、どんな表情になるのか知っていますか?美人はどうすれば自分をより可愛く魅せることができるのか知っているものです。
(4)今日の「できたこと」「嬉しかったこと」を書き出す
また食べ過ぎちゃった!など、自分を否定することばかり考えていませんか?「どうせ私なんて・・・」が心の口ぐせになると、諦め体質になってしまいます。たとえ失敗した日でも、良かったことやできたこともあるはず。しっかりと良い点を思い出し、書き出し、自分を褒める時間を作ることで、より自分磨きに積極的になります。書き出すことで効果も実感しやすくなりますよ。
(5)早歩き
ちょっと買い物に行く、家の中でトイレに立つ、そんな「歩行チャンス」を見逃してはいけません。せっかく歩くのですから、ちょっぴり早歩きをしてみましょう。それだけで今までよりも消費カロリーがUP。なかなか運動する時間がとれない場合は、少しの移動でも大きく身体を動かして、全身フィットネスの時間に変えてしまいましょう。
(6)伸び・ストレッチ
体内の水分の流れが滞ると栄養が行き渡らず、老廃物も排出されずにブサイクボディを育ててしまいます。デスクワークが多い場合や、同じ体勢をしている時間が長い場合は、スキマ時間や休憩時間を利用して積極的に伸びやストレッチを取り入れましょう。
俯いてパソコンをし続けていると気づいたら、ぜひ首と肩を大きく回してみてください。それだけで顔への血流がUPし、明るい印象になっていきます。頭がスッキリするのも実感できるはずです。
(7)食事内容を思い出し、書き出す
ボディラインや肌の状態を決めるのは食生活と言っても過言ではありません。食べたもので身体は作られています。肌荒れやボディラインの変化は体内の栄養状態のバロメーター。書き溜めていくことで「どんなことがあるとどんな食生活になってしまうのか」「何を食べると調子が良い日が続くか」などが見えてきます。
食生活は食の好みとも大きく関係していますから、誰かの成功事例を真似すればうまくいくとは限りません。自分を知ることも、大切なトレーニングの1つです。
美人は総合力で決まることを忘れてはならない
スマートならば美しいわけではありませんし、その人の魅力を引き出す方法はファッションや所作など、様々なことを試してみなければ見出すことはできません。ダイエットだって、食事制限だけで痩せようと思うから失敗しやすくなるのです。食事が大好きならば、多少食べ過ぎても太らない体質を育てる生活習慣を取り入れれば成功しやすくなりますよね。
「より美人なるには、何をしたらよいか?」を考え、知り、実践し、どのように変化するかを試して、初めて自分を高める方法と出逢えます。
美人の発信している情報をキャッチし、自分自身の生活スタイルを知り(努力の効果を確認し)、できる美活から取り入れていくことで、変わっていく実感を得ながら(楽しみながら)成功を勝ち取って下さいね。あなたは今日、どれに挑戦しますか?