1.肌のターンオーバー(新陳代謝)は22~2時がピーク
肌のターンオーバー(新陳代謝)とは、肌の生まれ代わりのこと。
肌の奥では新しい細胞が作られ、肌表面に上へ上へと上がってきます。古い細胞は剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わります。
本当は生まれたての肌を維持するしくみが人の体には備わっているんですね。
この細胞の生まれ変わりが行なわれるのは、22時~2時の4時間がピーク。
この時間に眠っていないと、細胞の生まれ変わりがスムーズに行なわれないので、古い細胞が残ったままになってしまうんです。
- 古い細胞が残る
…肌のみずみずしさが失われ、くすみの原因になる - 新陳代謝がスムーズじゃない
…肌の中のメラニンが体外に排出されずにシミになってしまう
このように、肌のターンオーバーがスムーズに行なわれないと、シミやくすみの原因になってしまいます。
どんなに良い化粧水をつけても、ターンオーバーがスムーズに行なわれなければ、古い細胞でできた肌になり、みずみずしさに欠け、くすんでしまうのも納得ですよね…。
2.若返りホルモン(成長ホルモン)の分泌も22~2時がピーク
成長ホルモンが十分に分泌されていなければ、太りますし老けます。
成長ホルモンはその名の通り、成長に不可欠なホルモンではありますが、ダイエットや美容にも不可欠なホルモンなんです。
成長ホルモンには次のような作用があります。
- 脂肪の分解を促進する
脂肪分解がスムーズに行なわれなければ脂肪は燃焼しませんから、ダイエットの効率を悪くしてしまいます。
- 細胞の代謝を活性化する
成長ホルモンは新しい細胞が作られるのを促進する作用がありますから、肌のみずみずしさはもちろん、キレイな髪の毛を作るために不可欠です。
「これ以上成長しなくていい」という大人は多いと思いますが、成長ホルモンは成長だけでなく、若さの維持やダイエットにも必要なホルモンなんですね。
ダイエットがうまくいかない…という人は、22時に寝るだけでも効果UPにつながるかもしれません。(夜食防止にもなりますし…。)
3.強力抗酸化物質メラトニンも22時から分泌が増加する
メラトニンは強力な抗酸化力を持っていて、効果的に作用させることで老化防止やガン予防に効果があります。
ビタミンEは「老化防止ビタミン」とも呼ばれ、抗酸化作用を持つビタミンとして知られていますが、メラトニンはビタミンEの2倍もの抗酸化力を持っているので、老化を防いでくれる強い見方なんです。
メラトニンは、日中は分泌が抑制され、夜になると分泌が促進されるホルモン。
22時くらいから分泌が増加し、2時くらいにピークとなり、その後は徐々に分泌量が減少していきます。
メラトニンの効果を十分に得るためには、分泌が増加し、ピークとなる時に眠っていることが望ましいので、やはり22時までに寝るのが良いということになります。
お肌のシワ・シミもガンも、活性酸素が原因。22時~2時に眠っているだけで、メラトニンが活性酸素を除去してくれるのですから、エステよりケアより、睡眠をしっかり取ることが大切かもしれませんね。