CASEC(キャセック)って何?
皆さんは、CASEC(キャセック)を知っているでしょうか?このCASECの正式名称は、『英語コミュニケーション能力判定テスト』というもの。日本敬語検定協会によって基礎開発され、現在は旺文社グループの株式会社教育測定研究所が開発・運営をしています。すでに103万人以上が受験したと言われ、自分の英語力を知るためのIT時代の新しいテストとして、大きな注目を集めています。
さっそく、CASECの主な特長を見ていくことにしましょう。
試験時間が短い!
CASECはインターネット環境さえ整っていれば、パソコンを利用して24時間いつでも受験することができます。試験時間は、平均して約40~50分なので、2時間くらいは普通にかかってしまう他の英語関連の試験より、はるかに短時間で終了します。
日本初の適応型テスト!
CASECの大きな特長は、受験者の能力に合わせてコンピュータが自動的にテスト問題を変えていく適応型テストだということです。このようなテストシステムを採用するのは日本初!また、試験終了後、すぐに結果を確認できるので便利ですね。その結果は履歴として保存されるため、好きなときにインターネット上で確認することが可能です。
TOEICや英検の目安がわかる!
試験終了後に、TOEIC・TOEFLのスコアや英検級の目安がパソコン画面上に表示されることも、従来のペパーテストにはない特長になります。同時に、CASECの各セクション(語彙・表現・リスニングによる大意把握・具体情報の聞き取り能力)の点数と合計点も確認することができます。
他の英語関連試験を受けるための準備として
仕事上、英語力が必須でTOEICや英検の受験が義務付けられているんだけれど、いきなり受けるのは不安…そんな人には、まずCASECでウォームアップすることをオススメします。自宅で気軽に受けられるCASECで自分の英語力をチェックしてみましょう。これは、“何点以上取ったら合格”といった試験ではないので、単に自分が持つ英語の実力を試す手段として活用してみてください。その結果によって、他の英語資格の取得に向けて、どういった対策をしていくべきかが分かってくると思います。
採用時にCASECの点数を重視する企業も!
CASECは2001年10月の本格展開以来、受験者数は約103万人にのぼります(2012年3月末現在)。
試験会場に足を運ぶ手間が省け、結果もテスト終了後にすぐわかる手軽さから多くの支持されているのでしょう。
受験者の増加に伴って、採用時にCASECの点数を重視したり、社内での英語研修にCASECを取り入れたりする企業も増えつつあります。どの程度の英語力があるのかを企業側が直接確認し、採用や社員研修に生かせるCASEC。きっと、これからも入社希望者(または社員)の英語力をチェックするためのツールとしても、ますます認知度や利用度が高まっていくに違いありません。