趣味から一歩先のレベルまで!世界遺産の知識を身に付ける
Le Mont Saint Michel….from the beach
photo by Giuseppe CITINO on flickr
現在、世界に多く存在する世界遺産の多くが、観光地として多くの観光客が訪れています。
そのため、観光と強い関連性がある世界遺産の資格を持っていると、観光業界への就職・転職を有利に進めることが出来ます。
例えば、観光関連の育成制度の1つとして、「トラベル・カウンセラー制度」というものが存在します。
そのトラベル・カウンセラー制度の1つに、世界遺産の専門的な知識習得や、サービス・商品の提供・企画に関する「世界遺産スペシャリスト」というものが存在します。
この世界遺産スペシャリストとしての認定を受けるためには、世界遺産検定1級の取得が必要になってくるのです。
参考:トラベル・カウンセラー制度|JATA
公式サイト:世界遺産検定 – せかけん
試験概要
まずは試験の概要について確認しましょう。
受験資格【3級・2級】
誰でも受験可能
受験資格【1級】
- 2級認定者
- 2007年までの「シルバー認定」合格者
受験資格【マイスター】
- 1級認定者
- 2008年までの「プラチナ認定」合格者
試験日程(2013年)
- 【1級~3級、マイスター】 7月、12月
- 【2級・3級】 3月、9月
受験料
- 【マイスター】 18,000円
- 【1級】 9,000円
- 【2級】 4,900円
- 【3級】 3,800円
- 【2級・3級併願】 8,000円
テスト内容
出題内容は、マイスターレベルを除くと、「世界遺産の基礎知識」「日本の世界遺産」「世界の文化遺産」「世界の自然遺産」「その他」という形が基本となります。
【マイスター】
- 論述形式
- 世界遺産を極め、自ら行動を起こしたい人向け
- 世界遺産の価値を理解し、自分の意見を述べることが出来る
- ・世界遺産の知識、啓蒙活動、保全活動などに関する論文、世界遺産に関する全物件対象
- 合格基準は非公開
【1級】
- マークシート形式
- 世界遺産を極めたい人向け
- 世界遺産の理念を理解し、遺産の過去から未来までの歴史を理解することが出来る
- 90問出題、200点中140点以上で合格
- 140点以上獲得者が全体の20%以下だった場合、上位20%が合格になるように調整される
【2級】
- マークシート形式
- 世界遺産・地歴に自信がある人向け
- 世界遺産の理念を理解し、主要300件の遺産の歴史の流れを理解することが出来る
- 60問出題、100点中60点以上で合格
- 60点以上獲得者が全体の40%以下だった場合、上位40%が合格になるように調整される
【3級】
- マークシート形式
- 初めて世界遺産について学ぶ人向け
- 世界遺産の理念を理解し、主要100件の遺産の歴史の流れを理解することが出来る
- 60問出題、100点中60点以上で合格
- 60点以上獲得者が全体の60%以下だった場合、上位60%が合格になるように調整される
試験内容については、公式サイトで「例題」として確認することが出来ます。そちらも参考にしましょう。
例題 – 世界遺産検定
http://www.sekaken.jp/authorization/examplec.html
世界遺産スペシャリストでなくとも、旅行関連、特に添乗員として働く方は、この資格の取得をしてみるのもよさそうですね。