遂に登場した歯の医療保険は圧倒的にお得かもしれない|トピックスファロー

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2012年10月24日
遂に登場した歯の医療保険は圧倒的にお得かもしれない

健康保険とは別に、病気やケガで入院・通院した時に給付金が支払われる医療保険は万が一に備える意味でも加入しておくことが大事です。そして、ついにインプラントなどの歯科治療にも適用できる新しい医療保険が発売されましたが、歯の医療保険は本当にお得なのでしょうか。

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
  

日本初上陸!歯の医療保険はインプラント治療にどう影響する?

2012年10月から、エース損害保険より歯科治療を対象にした医療保険商品「歯の保険」が販売を開始しました。
医療保険先進国であるアメリカでは珍しくもない歯の医療保険ですが、ついに日本に上陸する運びとなったわけです。
歯の医療保険に加入することはどのようなメリットがあるのでしょうか?

従来の保険と何が違うのか?

今までの医療保険は、例えばガン・生活習慣病・交通事故での入院というように長期間の入院・通院を余儀なくされる病気やケガを対象にしたもので、歯の治療は外傷が原因で歯や顎の骨を失った場合くらいにしか適用できませんでした。
歯の医療保険は、歯科治療に特化しているため他の病気には適用できませんが意外とお金が掛かる歯科治療には最適の保険といえます。

アメリカは医療保険に入らないと歯医者にも行けない

日本は国民皆保険制によって国民健康保険が運営されていますが、アメリカは国民皆保険制を導入していないため医療費10割負担が基本になっています。
その為、「アメリカで歯医者に行くよりも日本に帰国して歯の治療を受けてきた方が安く上がる」とさえ言われるくらいです。

では、アメリカに住んでいる人は高額の治療費をどうしているのかというかというと、各保険会社が販売している医療保険と契約して医療費負担を下げるか、払える範囲で治療するかの二つに一つです。
歯の医療保険はアメリカの医療費問題から生まれた保険商品と言っても過言ではないのです。

歯の医療保険のメリットは?

健康保険がなく医療費負担が大きいアメリカでは歯の医療保険に加入するメリットは大きいものといえますが、健康保険で大部分の歯科治療も3割負担になる日本では加入するメリットがあるのかと、疑問を抱いている人も少なくないでしょう。
しかし、総合型医療保険と同じく加入することにはいくつかのメリットが挙げられます。

医療費負担をさらに低減できる

医療保険のメリットは、受けた治療内容が保険診療・自由診療を問わず給付金が支払われるということです。歯の医療保険でもこれは同じで保険診療でも、補償限度額まで給付金が支払われます。
歯科治療は虫歯の治療だと1本あたり5000円~1万円程度はかかるので、毎月のように歯医者にお世話になる人にはありがたいものとなります。

特約で詰め物・被せ物にも使える

穴が開いたり歯が欠けたりするほどに進行した虫歯の治療には、詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)が必要不可欠になります。
インレー・クラウンには主に金銀パラジウム合金という金属が使われているため、虫歯治療で一番お金が掛かる部分といえます。保険診療内の治療でも結構な費用が掛かって驚いたことがある人は少なくないでしょう。
エース損害保険の「歯の保険」では特約を付ければインレー・クラウンにも保険が適用され、補償限度内で負担額が給付されるという利点があります。

インプラント治療にも使える

デンタルインプラントは、保険診療に該当しない場合だと一本当たりの治療費が20万円~30万円にもなってしまいます。この値段の高さに見合うだけの機能性と審美性を併せ持っているのがインプラントの魅力といえますが、おいそれと手を出せるようなものではないのも確かです。

<「歯の保険」では、特約の対象ですがインプラントやブリッジ治療にも適用することが出来ます。しかし、抜歯を伴うケースでないと保険が適用されないようなので治療内容をよく考えなければなりません。

歯の医療保険は入った方が得なのか?

歯の医療保険は、まだ海のものとも山のものともつかない新しい保険のため一概には言えませんがおそらく大ヒットする保険商品になりうるでしょう。
日本では「歯医者がコンビニよりも多い」と言われるほどに歯科医院が増加しているのは、日本国民の大多数が虫歯・歯周病に悩まされているためです。積もり積もれば決してバカにできない額に膨れ上がる歯の治療費を保険金の給付で抑えられるのなら、と加入を考える人も決して少なくないはずです。

しかしデンタルインプラントへの利用については、給付条件が緩い医療保険・特約が登場しない限りは有効な手段にはなりえないといえます。なぜなら「抜歯を伴う」ということは、歯周病の進行で自然脱落した歯を補うためのインプラントには使えないということだからです。

著者:坂下モド

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
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ペットを飼っている関係上、ペット関連の記事を多く執筆。現在ではジャンルを問わず、政治・経済なども