もしかしたらその家電動かないかも…?
4月になると、就職や進学で東京にでてくる人たちが増えます。自分の目指す生活をする為、大きな夢やビジョンを抱いて上京される事でしょう。
しっかりと荷造りを終え、後はトラックに積み込み新居に行くだけです。
しかし、東京につき荷物の配置が終わった後、『家電に電気が入らない!』というパニックを起こすかもしれません。と、言ってもこれは、西日本から上京された人にのみあてはまる事です。
東京で生活をする人は、いろいろ準備や調査をされたと思います。でも、家電の周波数について調べたでしょうか?
学生の頃に、『西日本と東日本では周波数が違う』という事を授業で習ったかもしれませんが、『へぇ~そうなんだぁ』程度でしっかり記憶している人は多くはないと思われます。
この事実を忘れて上京してしまうと、使用できない家電も出てきてしまい、東京生活一日目でつまずいてしまうのです。
そうならない様に、西日本から上京する人は事前のチェックが必要です。
上京の前はここを必ずチェックしよう
西日本から上京するなら、『富士川を境に周波数が、西側では60Hz、東側は50Hzになる』という事実を覚えておかなくてはなりません。それを覚えた状態で、今使っている家電をチェックされると良いでしょう。
それをしておかないと東京に行った際に、使用できなくなるものが出てくるかもしれないからです
チェックする場所
各家電には、“取扱説明書”がついています。その中には必ず周波数が掲載されています。
そして、その意味は次の様になっています。
50Hz→50Hz専用のため、東日本でのみ使用可。
60Hz→60Hz専用のため、西日本でのみ使用可。
50/60Hz→東日本・西日本問わず使用可能。
これを、確かめておくと良いでしょう。もし、取扱説明書が無ければ、家電の裏面に記載されているか家電量販店などに聞かれると良いかも知れません。
東日本でも差し支えない家電
取扱説明書や家電そのものに“50Hz”または“50Hz/60Hz”と記載されているものはOKです。それと周波数の切り替えスイッチがついた物や、モーターを使用していない家電は、ほぼ大丈夫でしょう(一部例外はあるので要確認を)。
(例:TV、ビデオデッキ、ラジオなど)
東日本で差し支える家電
取扱説明書や家電そのものに“60Hz”と記載されている物はNGです。さらに、モーターを使用している家電は性能が変わる。もしくは故障する可能性があります。また、インバーターを搭載していない蛍光灯も使用できません。
(例:インバーターが搭載していない蛍光灯、電子レンジ、冷蔵庫、掃除機など)
忘れてはいけない事
引越しをするなら、荷物や家電に加えて“電気”も引越しさせましょう。今住んでいる所の電力会社に連絡をし、1週間前には手続きを完了しておきましょう。
さらに引越し先においても、契約者、住所、支払方法、使用開始日の申し込みという手付きを済ませましょう。
これらを、滞りなく済ませるなら、東京生活一日目でつまずく事はないでしょう。