家族の距離が縮まる~アナログコミュニケーションツールのある家|トピックスファロー

  • フォークラスのライター募集
2013年4月12日
家族の距離が縮まる~アナログコミュニケーションツールのある家

一戸建ての家の中で、家族のコミュニケーションをスムーズにとるために、コミュニケーションツールを付けてみてはいかがでしょう?アナログだから電気は必要ないし、しかも楽しく使える、あったらいいなと思えるものばかりです。

美術ライターっぽいひと
  

家族の距離を縮めるアナログコミュニケーションツール3選

今や、家の中にテレビやゲームなどの、デジタル製品があるのは当たり前の時代。ところが最近は、その反動なのかエネルギーを必要としない、いわゆるアナログのコミュニケーションツールが見直されてはじめているのです。
ここではその中でも、こんなものが家の中にあったら楽しいだろうなという、3種類のアナログのコミュニケーションツールを紹介します。

伝声管のある家

伝声管(でんせいかん)といってもピンとこないという人でも、空に浮かぶ城“ラピュタ”が登場する映画で、海賊船に乗った主人公の2人が会話に使ったラッパのような管といえば、あ~アレと思い出す人がいるかもしれませんね。

伝声管というのは、もともと船舶や潜水艦などで使われた、離れた場所にいる人と金属の管を使って会話をするためのコミュニケーションツールです。そして、この電力などのエネルギーを全く必要としない、伝声管を取り入れた住宅が最近増えています。
キッチンと子供部屋の間で「そろそろご飯よ~」とか、玄関先の来訪者が「ごめん下さ~い」など、用途はさまざま。インターフォンのけたたましい電子音が苦手という方にも、おすすめのコミュニケーションツールで。

囲炉裏のある家

テレビの旅番組で見る、囲炉裏端で焼いた川魚が妙に美味しそうに見えたりしませんか?
天井から吊るされた自在鉤(じざいかぎ)にかけた鍋をつつきながら、みんなでワイワイ賑やかに食事をするなんて、今では居酒屋や地方の温泉宿でしか味わうことができなくなってしまいました。
そんな囲炉裏を自宅に作って家族や仲間が集まる場所にしよう、という希望される施工主の中には、調理や暖房だけではなく、炎を見ることを目的にしている人というも多いようです。

炎には人の心を癒す効果があるほか、コミュニケーションを促進させる効果があるといわれています。
大阪ガスのエネルギー技術研究所の実験によると、初対面の人が、暖炉のある部屋で炎を眺めながら会話をした場合、暖炉のない部屋よりも「リラックスする」「親しくなれる」と感じた人が多かったのだそうです。
このように、囲炉裏の炎にはさまざまな用途や効果があることから、囲炉裏に惹かれる人が増えているのかもしれません。

大きな黒板のある家

小さなお子さんがいる家におすすめのコミュニケーションツールが黒板です。壁一面にいたずら書きしても誰にも叱られないなんて、子供にとっては夢のような話ではないでしょうか。
黒板といっても、学校にあったような取り付け式のものではありません。最近は、塗るだけで何でも黒板になるという便利な塗料があることから、ペンキが塗れるような場所ならどこでも黒板にすることができるのです。

一緒にお絵かきしたり、算数のお勉強をするほかに、「おやつに冷蔵庫のケーキを食べてね」なんて、ママがお出かけの時に伝言を残すこともできます。また、ダストレスチョークを使えば、家の中がチョークの粉で汚れてしまう心配もありません。
小さな紙の上でも、絵を描いたり計算をすることはできますが、黒板という大きな面を家族で共有し、お互いが楽しむことによって、親子のコミュニケーションを促進することができるのです。

著者:安達リス

美術ライターっぽいひと
アイコン
本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。