国際秘書検定って、どんな資格?
国際秘書(CBS:Certified Bilingual Secretary)検定は、外資系企業などで秘書業務をする人の実力を評価するための資格です。
社会の国際化が進んでいく中で、コミュニケーションを通して異文化交流の橋渡し的存在となる人が不可欠となっています。そこで、日本秘書協会では1979年から年1回、国際秘書検定を実施しはじめ、日本語と英語の両方を自在に操れるバイリンガル秘書の育成を目指しています。
この国際秘書検定には一次試験(プライマリー)と二次試験(ファイナル)があり、一次に合格すると“準国際秘書”、二次に合格すると“国際秘書”の資格がそれぞれ与えられます。試験では、日本語と英語の両方を用います。
ここで、簡単に試験ガイドを見てみましょう。
受験資格
- プライマリー試験
制限なし - ファイナル試験
プライマリー試験に合格した人
試験内容
プライマリー試験
- オフィス実務
- ビジネス日本語
- ビジネス英語
ファイナル試験
- オフィス実務管理
- 経営管理
- 秘書実務(インバスケット方式)
- 日本語・英語による個人面接
日程・受験料
- プライマリー試験
5月・12,000円 - ファイナル試験
9月(2日間)・20,000円
※国際秘書検定について詳しくは、日本秘書協会のHPをご参照ください。
秘書職に有利な資格!
TOEICや英検など、自分の英語力の証となる資格には色々なものがあります。中でも、外資系の企業で働きたいと考えている人に、ぜひチェックしてほしいのが国際秘書検定!外資系企業での秘書業務に憧れを抱いている女性も多いはず。
国際秘書検定を受けて、その憧れを現実のものにしてみませんか?
日本語同様、当たり前に英語が飛び交う外資系の職場では、優れた英語力が求められます。そのため、国際秘書検定に合格していると、夢にグンと近づくことができますよ!
就職・転職の選択肢が広がる!
外資系のほか、多くの企業で英語の重要性が増しているため、高いコミュニケーション能力や幅広い知識・技能を持つ国際秘書検定の資格取得者は“企業がほしい人材”として、大きな注目を集めています。
英語が話せる秘書業務のスペシャリストとしての力を証明する資格なので、その能力を生かせるのであれば、“外資系”にこだわる必要もありません。そう考えれば、事務・情報処理系の仕事をはじめ、就職や転職の際の選択肢が広がりますね。
ホテル業界
ホテルのコンシェルジュなども良いでしょう。あらゆる情報の中から、お客様が求めているものを的確に選んで提供する…国際秘書検定取得時に学んだ知識・技術をフルに生かせるはず。さらに、収入アップも期待できるかもしれません。
アドバイザー・経営コンサルタント
秘書として長年働いてきた人なら、幅広い人脈ができているもの。その人脈を生かしてアドバイザーや経営コンサルタントに転職!なんてこともできるでしょう。きっと、それまでとは違ったやりがいを感じられますよ。