ナースとして美にたずさわる仕事に就く
看護師と言えば、キツイとされ「3K」などとも言われていましたが、近年は女性に人気の美容分野での活躍が可能な資格となっています。
美容外科と美容皮膚科では行う治療が異なるように、仕事の内容が大きく異なりますが、どちらもキレイになりたい!という人をサポートできる美に携わる仕事であり、求人が多く、人気の仕事と言えるでしょう。
看護師になるには??
看護師資格は、どの科を目指すナースであっても同じ試験を受験する必要がありますから、高校を卒業後、看護学校で3年(看護系大学の場合は4年)学び、国家試験に合格しなければ取得できません。
そのため、美容系ではない診療科の実習を受ける必要もあります。美にたずさわる事を夢みて看護の道を選んだとしても、やはり看護師になるためには病気の人の看護をするための知識と技術を身に付ける必要があるのです。
美容外科や美容皮膚科には、病気の患者さんは来ませんが、治療を行った後の全身の症状を診る必要がありますから、病院で働くナースと同様にさまざまな看護の知識が不可欠だというのも納得ですよね。
美容系と臨床系の病院・クリニックの主な違い
夜勤がない
美容外科や美容皮膚科の多くは、入院施設がなく、夜勤がありません。夜勤のある病院は多く、生活が不規則になりやすいとされています。
サービスを提供
美容外科・美容皮膚科には、病気の人が来るわけではありませんから、患者ではなくお客さんなのだと言われています。
高いサービスを提供することも、美容系の看護師に求められると言えるでしょう。
売上も大切
美容外科や美容皮膚科では、看護師もカウンセリングなどを通して営業を行う場合もあるとか。
売上の目標などがあるクリニックもあり、この点では臨床系の病院とは大きく違っていると言えるでしょう。
(個人ノルマのあるクリニックも存在すると言われています。)
給料が高い
美容外科や美容皮膚科に給与水準が高いクリニックが多いのは確かだと言えるでしょう。もちろん、経験なども大きく関係してきますが、夜勤がなくて給料が良いというのも魅力の一つでしょう。
美容系のクリニックへの就職は新卒では厳しい!?
特に美容外科では手術を行うのですから、患者の急な変化に対応できなければいけません。美容外科の知識は働きながら身に付けることもできますが、全身の症状への対応は臨床系の病院の方が身に付きます。
そのため、美容系のクリニックへの就職は、新卒では厳しい場合が多いです。
また、美容外科ではオペの経験があった方が有利な場合が多いとされています。もちろん、オペ経験者でなければ不利というわけではありませんが、即戦力を求めているクリニックも少なくないのは確かでしょう。
年齢や見た目も大切って本当!?
美容系のクリニックではある程度の年齢制限があるとされていますよね…。また、美への意識の高い人の方が有利と言えるのかもしれません。
クリニックに来るのは、美容への意識の高い人ばかりですから、ナースにも(自分の)美容に対する意識や努力も求められるのは当たり前のことかもしれません。