子供が虫歯で苦しまぬように…歯磨きを習慣づける3つの方法
歯磨き・洗顔・入浴は、健康と衛生を保つために社会人として身に付けておきたい習慣です。しかし、人から習慣を身に付けさせられるというのは結構ストレスを感じるもので、どんなに時間を掛けても身につかずに終わってしまうことも珍しくはありません。
これらの習慣は子供の頃に親から教え込まれるものですが、親が思うようにはいかないことも多いのが育児というもの。どうすれば、子供に歯磨き習慣を身に付けさせる事が出来るのでしょうか?
乳児期から歯ブラシ・歯磨きに慣れ親しませる
子供は自分の興味を持ったものに執着する性分があるものです。その為親御さんは、子供が刃物やマッチ、ライターなどを触ったり口に入れたりしないように気を使わされるものです。
このような子供の執着を活かして、乳児の段階から歯ブラシを与え歯磨きに対する忌避感を出来るだけ薄めるように誘導していきましょう。
ただし、子供が歯ブラシを誤飲してしまう恐れがあるので親が見ている時にだけ歯ブラシを与えるようにしなければなりません。
ご褒美を与えて歯磨きを自発的に行わせる
子供が親から言いつけられたことを守るのは、親から褒められたりご褒美をもらったりすることをうれしく思い「もっと褒められたい」「もっといいご褒美が欲しい」という欲求が育つからと言えます。要するに「飴と鞭」の飴を欲しがるという事ですが、子供の目的意識を育てる上では効果的なやり方と言えます。
子供に歯磨き習慣を身に付けさせる為に、ちゃんと歯磨き出来たらご褒美を与えるという事を明示して自発的に歯磨きさせるのも一つの手です。例えば、表を作って歯磨きを自分からしたらシールを張っていき、一定数のシールが溜まったら欲しい物を買ってあげるというようにです。
しかし、育児のやり方としては余り受け入れられない向きがあるので気を付けるべきでしょう。
子供が嫌がらない歯ブラシ・歯磨き粉を選ぶ
子供は大人ほど味覚や刺激に対する抵抗力が育っていないため、大人用の歯磨き粉で歯を磨くのを嫌がる事があるものです。歯ブラシも、毛が硬めのブラシだと歯茎への刺激が強すぎて、歯磨き自体を嫌いになってしまうことさえあります。
子供用の歯ブラシや歯磨きは、刺激が強くないものを選ぶのが基本です。歯ブラシは毛が柔らかくヘッドが小さい物を、歯磨き粉は低刺激でいちご味などの子供が好むフレーバーが付いているものが良いでしょう。また、親が仕上げ磨きをするときも力を入れすぎないようにしなければなりません。幾ら歯ブラシが柔らかくても、大人の力で擦り付けたのでは刺激が強すぎて子供が嫌がってしまうからです。