ビジネスに必要な感じの知識を見につける!
普段使っている漢字、皆さんはどれくらい正しい使い方を理解していますか?
自分は大丈夫だと思っていても、意味が解らない・使い方が難しい、と思うような感じは、日常で使う漢字の中にもたくさんあります。
そこで便利な資格が、漢字能力を測る有名資格「日本漢字能力検定」です。
漢字検定とは
日本漢字能力検定、通称「漢検」とは文字通り、漢字をどれだけ知っているか、どれだけ書けるか、という漢字の知識を試すテストです。みなさんも、学生時代に良く耳にしたことがあるかもしれません。
漢字検定は毎年200万人以上の受験者を数えるほか、定期的にブームが起こるなど、世間でも関心の高い資格です。
漢検は学生が受けるイメージが強いかもしれませんが、やる気さえあれば学生からでも受験・合格することがかのうなしかくです。
ビジネスマンにとって、漢字の知識というのは、必要不可欠な知識です。近年はパソコンや携帯など電子機器で入力することが多いですが、それでも手書きで書く書類はまだまだたくさんありますし、パソコンでも漢字の書き間違え・打ち間違えは起こしてしまうもの。そんな些細なミスで評価・信頼を落とさない様、正しい感じを身に付ける事は大切なのです。
受験概要 |
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受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験日程 |
6月、10月、1月 |
受験料 |
10級~8級 ・・・ 1,000円 |
試験範囲 |
1級 ・・・ 常用漢字など約6,000字 |
合格基準 |
1級、準1級、2級 ・・・ 80%の点数 |
合格率 |
1級 ・・・ 10.2% 準1級 ・・・ 14.3% |
認定団体 |
漢字検定合格のメリット
漢検はなかば「趣味」に近い資格ですが、熟語や送り仮名など、正しい感じの知識を身に付けていることは、文章を書く際に間違いが減るため、仕事の際に役立つでしょう。
例えば前述のように、会社の書類を書く際に、難しい字やわからない言葉も、調べることなく記入することが可能です。
入試や入社試験の対策や、仕事のミスを減らすことに活用することができます。
漢検を重視する企業はそう多くはありませんが、中には漢検を重視している企業も少なからず存在しますので、就職を希望する企業をチェックし、漢検が役立つかチェックしておくと良いでしょう。
参考:企業における「漢検」資格活用状況調査 – 日本漢字能力検定協会
もちろん、読書の時に難しい漢字を調べずに読むことが出来るなど、私生活や趣味にもいい資格です。
近年はパソコンや携帯などで、すぐに漢字を出してくれますが、それらの便利ツールに頼りすぎると、正しい漢字の書き方や語彙力などを失ってしまいかねません。
正しい日本語がわかるという事は、決して損な事ではありません。
書けて当たり前な感じはもちろん、難しい感じもスラスラかけることは、相手に好印象を与えます。
みなさんも、漢検の勉強を始めてはいかがでしょうか。
何級を狙うべき?
合格率を見ると、2級までは20%台をキープしていますが、準1級からは10%台にガクッと落ちる傾向があるようです。
もし就職や進学に役立てたい場合は、周りとの違いを出すために、最終目標として準1級・1級を設定するとよさそうです。
しかし、漢検は難しい試験、特に準1級、1級は高いハードルとなります。
高校卒業レベルとされる2級でも、かなりの受験対策をしておかなくてはいけませんので、上位レベルを狙うか、それとも少しレベルを下げるか、公式サイトで問題例も確認できるので、参考にしましょう。
漢検は何歳でも受けることのできる試験です。楽しみながら受験しましょう。