セックス・恋愛問題!寂しさが引き起こす『依存症』との向き合い方|トピックスファロー

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2015年8月13日
セックス・恋愛問題!寂しさが引き起こす『依存症』との向き合い方

寂しさや孤独を抱えた女性はこの世にたくさんいます。中には恋愛やセックスに依存してしまう人もいるのが現状です。依存という言葉はさまざま使われていますが、依存症は心の病です。どうすればいいのか対処する術を知っておきましょう。

フリーライター
  

依存症は寂しさやストレスを抱えこんで起こる心の病気

依存症という言葉を聞くと、薬物やアルコールなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。最近では、スマホ依存症なんていう言葉もメディアで使われています。依存を簡単なものとして考えていることもあると思いますが、仕事や生活に支障が出てきてしまったり、後悔を引きずったり、それでも求めてしまうような場合は、心の病気になります。

今、アラサー・アラフィフ女性の中で、寂しさや孤独感を抱え、セックス依存症や恋愛依存症に悩んでいる人が増えてきています。男性は必死に仕事をし、ストレスと孤独などを抱え込みすぎて重症化してしまうというケースが多いようです。

泣く

不安から逃れられる快楽を求め続けてしまう

依存症が起こるのには理由があります。脳内から神経伝達物質であるドーパミン(快感物質)が放出されます。快楽は、ストレスなどからくる不安や孤独といった自分の中で嫌だと感じているものから、一時的に逃れることができるものです。

快楽ばかりに頼ることで、もっと欲しいと考えてしまい求めるようになります。このようにして重症化してしまうようになるのです。

セックス依存症とは?

セックス依存症は、依存する対象物が性的なものに移っただけに過ぎないものです。アメリカ精神医学会の「精神疾患の診断・統計マニュアル」DSM-5の付録には『過剰セックス障害』として記載されています。このマニュアルには、「性行為」の定義が下記のように記されています。

・自慰行為

・ポルノグラフィー(イメージも含む)

・成人との性交渉

・テレホンセックス

・ストリップクラブ

二次元のアニメ(マンガ本)を見てしまうことも性行為にあたります。しかし、「それなら、たいていの人はセックス依存症じゃん!」と思われることでしょう。これまで記載したことは、単なる定義に過ぎません。性依存症であるどうかは、診断基準が関わってきます。 sex

自己嫌悪、罪悪感など、依存症には診断基準がある

セックス依存症の診断基準を自分でもチェックしてみてください。

1. 過去6ヶ月間の間に大量の時間を性的な空想や活動に費やした (1日:15分以内-問題なし・15~2時間-軽度・2時間以上-重度

2. 不安・心配・悲しみ・退屈さ・イライラ・ストレスなどマイナスな感情を解消する手段として性的な空想や活動を行っている

3. 性的な空想や活動を減らそうとしたがあまり上手くいかなかった

この3つのうち2つ以上に当てはまるという場合、『性行為が過剰である』という診断になります。ただし、この段階では、病気と断定はできません。次の問いがカギになります。

1. 性的空想や活動によって、自己嫌悪や罪悪感を抱いたり、性的活動を秘密にしようとしたりしたことがある

2. 性的空想や活動によって、自分の仕事や人間関係などで重大な問題が起きた

この2つのうち1つ以上当てはまる場合は、『セックス依存症』(過剰セックス障害)であると診断されます。

精神科医で、『マンガでわかる心療内科』の著書、ゆうきゆう医師は、著書の中でこう言っています。『ポイントは、「自己嫌悪を抱くかどうか」、「問題になるかどうか」です。これは精神科の病気すべてに言えることであります。』と。

ただ漠然と寂しさや孤独を紛らわすために、誰かれ構わず行為をするのは危険です。病気を移されてしまう可能性もありますし、事を行ったあとにくる後悔から死を意識してしまうようになっては命の危険にも繋がります。また、後悔の念がある場合、抑うつ(気分が晴れ晴れとしない状態)の症状を見せることもあります。

恥ずかしがらずに相談することで救われる

まずは自分で性行為に依存していることを認めることがスタートになります。

そして、カウンセリングを受けることが必要です。しかし、カウンセリング自体、日本ではあまり浸透していません。そのため、「こんな恥ずかしい話を人には話せない」と思ってしまう人の方が多いでしょう。

それに精神科の扉をたたくことに抵抗を感じている人が多いのも事実です。

今は、医師に相談する事ができるサイトがあります。インターネットで専門家に相談をすることを始めてみましょう。

それから改めて、受診を考えてみてもいいと思うのです。家族や友人に話しづらい内容だからこそ、守秘義務を持っている人と話すことが自分を助ける事に繋がります。

恋愛依存症とは?

好きな人ができたり、彼氏ができたりすると「その人のことしか考えられない」というような気持ちになる女性が多くいます。私もそう考えてしまうタイプの1人です。だからといって、そういう人すべてが恋愛依存症ではありません。

恋愛依存症とは、「今の恋がないと生きていけない」と考え、恋をしていることや彼氏に異常なまでの執着をしてしまうことを言います。そのせいで、生活が破綻してしまったり、仕事や友人を失ってしまったりする場合もあります。

恋をしている人の全てがこういった依存になってしまうわけではありません。

恋愛依存症の人は、心の奥から寂しさや孤独、そして「自分を必要とされたい」という思いが強く出ています。

幼少期の精神的ダメージが関連していることも

これは、幼少期に経験したことが大人になって出てきてしまった可能性が高いと言われています。

・両親の不仲

・暴力をふるわれていた

・ネグレストを受けた

・親から無視されるようなことが多かった

など、精神的に追い詰められるような何かがあり、それが心の奥深くにあることで起こります。 落ち込む女性

自分を認めてほしい、愛されたい気持ちが強い

大人になると、愛情の欲求の矛先が交際相手へと向けられるようになります。次のようなタイプの女性は、恋愛依存が重症化してしまうことがありますので、自分のことを客観的な目で見るようにしてみましょう。

・見放されることに不安や恐怖を覚えてしまう

・「私なんか・・・」が口癖で、自分に自信が持てない

・優柔不断で人の意見に左右されやすい

・自分を認めて欲しいと思い、相手に従ってしまう

など

自分に目を向けて欲しい・愛されたいという気持ちが強い人ほど、恋愛依存になりやすいと言われています。

不安や愛情を欲する気持ちを誰かに話して

恋愛依存症は、良くなるために時間のかかる病です。一朝一夕で治るものではありません。

自分の中にある不安や愛情を欲してしまう気持ちの背景に、何があるのかをカウンセリングで見つけることが大切です。セックス依存症の場合と同様、人に話すことができずに悩んでしまう人もいると思います。

心療内科やネットで精神科医に相談をしてみることから始めてみると、気持ちが少しずつではありますが、楽になるでしょう。

大事なのは、「やめなくちゃダメだ!」とか、「こんな私はよくない存在だ!」なんて自分を責めるような考えはしないことです。前向きに「今まではこうだったけど、他の楽しみを見つけてみよう」というような感じで自分を大切にするような方向で考えてください。

依存症は自分だけの問題ではありません

依存症は、重症化すると家族や仕事など生活を犠牲にしてしまうだけでなく、失ってしまう場合も少なくありません。セックス依存症に関しては、病気のリスクを相手にも負わせてしまうことにもなります。

恋愛依存症の場合は、寂しさのあまり自殺を考えてしまう人さえいるくらいです。依存症を引き起こした場合、うつ病などの精神的な病を複数抱えてしまうことにもなります。いずれにしても、何かしらを犠牲にしてしまうような心の病気は、自分1人で何とかしようと思ってもできないことが多いです。

早い段階で専門家の治療が必要になってきます。自分の体と気持ちを守るために、一歩を踏み出してみましょう。

著者:桜井 涼

フリーライター
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学習塾講師からライターに転身し、メンタル面や子どものことについてのコラムなど、必要としている人の心に感じるものが書けるよう日々努力しています。