DTPの技能を活用しよう!
DTPはDesk Top Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、現在、さまざまな印刷物の制作に使われています。
DTPって何?
DTPは直訳すると“机上出版”。一般的に、原稿の作成や写真データのデザイン・レイアウト、印刷用データの出力・印刷などの、コンピューター上で行う印刷物の制作のことを指し、作業は、QuarkXPressやInDesignなどの編集用のソフトや、イラスト作成ソフトIllustrator、写真の加工・編集ソフトPhotoshopなどを使って行われます。
DTPの技術は、ビジネス文書からチラシ・カタログ・パンフレット・出版物まで、私たちが目にする多くの印刷物の制作に活用されています。
DTP検定とは?
「DTP検定」は、2007年から株式会社ワークスコーポレーションが運営している資格制度で、慢性的に不足しているDTPクリエーターを即戦力として活用するための資格として設立されました。
検定の3つのコース
DTP検定Ⅲ種
報告書やプレゼン資料、企画書などを作成する機会が多い、ビジネスマンをターゲットにした「ビジネスDTP」と呼ばれるコースです。
Windowsをプラットフォームとして、ワープロソフトのワードの機能に関する知識のほか、レイアウトや配色などの技能について検定することから、現在の職場でのスキルアップや、キャリアアップのための転職に役立つ資格だといえます。
DTP検定Ⅱ種
編集者や企業の広報など、印刷物を制作する責任者をターゲットにした「ディレクションDTP」と呼ばれるコースです。
仕様の決定から印刷までの各工程における判断や指示など、印刷物制作の全行程を監督するディレクターとしての技能を検定することから、出版社や印刷会社、広告代理店などで印刷物を扱うポジションの人や目指している人におすすめです。
DTP検定Ⅰ種
出版や広告、印刷業界で活躍する、いわばDTPのプロをターゲットにした「プロフェッショナルDTP」と呼ばれるコースです。
Macintoshをプラットフォームとして、DTPに欠かせないQuarkXPress、Illustrator、Photoshopの3つのソフトの総合的な技能のほか、DTPデータについての知識などを検定することから、職場でのキャリアアップやクライアントへのプロモーション、出版・広告・印刷業界への転職・就職などに役立ちます。