英文を日本語と同じスピードで読む
英文を読むことができても、やはり日本語のようにはいかないという人が多いのではないでしょうか。一つ一つの英単語を確認し、文法を考えながら読む人が多く、英文を読むのに時間がかかってしまう人が多いからです。
…が、速読ではスピーディーに読んでいくことが必要になります。わからない英単語が出てきたとしても、辞書を引いたりなんかしません。流れを止めず、わからない単語は推測して、話の内容をつかんでいきます。
どのくらい早くよめばいいの??
速読のスキルは、この速さによって決まると言えるでしょう。初めから、ネイティブと同等な速度で読むことはできませんから、はじめのうちは日本語を読むのと同じスピードを目標に読んでいくことが大切とされています。
日本人の多くは、文法を意識するあまり、返り読みをしてしまいますが、返り読みがスピードを落とす原因になっています。一語一句読むのではなく、時には飛ばしながら、内容を推測し理解して読むのです。
ネイティブのスピードでは、1分間に250単語とも言われています。はじめのうちは、100単語を読むのも難しいと思いますが、徐々にスピードUPを図っていくことが大切でしょう。
英語力がなくてもチャレンジできる??
英語力がなければ、ただ単語を眺めているだけになってしまいますよね…。もちろん、内容を理解する必要がありますから、ある程度の英語力は必要です。
ゆっくりでも英文を読み、内容を理解する力が身についていなければ、速読にチャレンジする段階ではないと言えます。英文に出てくる単語をある程度理解できるようになるまで、速読ではなく違った方法で英語力を鍛えると良いでしょう。
本の選び方も大切
速読の練習は、本(洋書)でも雑誌でも新聞でもOKです。…が、難しい単語が多い本や専門用語が多く出てくる雑誌や新聞などでは、読むのでやっとという状態になりかねません。
慣れるまでは、比較的簡単な英単語が使われている英語学習者向けの本などを利用すると良いでしょう。速く読むことに慣れてきたら、徐々に好みの本や難易度の高い本を選ぶと良いでしょう。
英語速読用のテキストなどを使ってみるのも良いかもしれません。
はじめは何となく内容が理解できていれば◎
完璧に内容を理解して読み進めると、スピードは上がりませんよね…。慣れるまでは、だいたいの内容がわかる程度で大丈夫です。何度も読んでいくうちに、内容が理解できるようになっていきます。
眼球の動きを速くしていく
通常の速読は、眼を速く動かして(日本語を)読んでいきます。速読では、眼球の動きが大切であり、眼の動きのトレーニングも行います。
本当に速く読むためには、通常の速さで本を読むときの眼の動きとは違い、速く読むための眼の動き・眼筋の力が必要になるのです。
ただがむしゃらに、速く読むのではなく、眼を速く動かしながら英文を読む訓練をすることで、英語であっても速読(多読)が可能になるのです。
頭の中で音声に変換しない
文章を読むときに、頭の中で音声に変換しながら読んでいませんか?無意識に行っていることですが、これは読む速度を遅くする原因になります。
音声化することで、その文字を理解する人も多いと思いますが、音声化せずに文字を理解する訓練をすることで、音声化しなくても内容が理解できるようになり、読むスピードもUPするとされています。
多読で情報処理能力が向上する
速読・多読のトレーニングにより、速く読み、速く理解し、その情報を速く活用する能力、つまり情報処理能力が向上するとされています。
多くの情報をスピーディーに取り入れ、理解し、活用することは、情報化社会である現代に有用なスキルであると言えるでしょう。