冷え性撃退の為に毎日でも食べたい食品4選
「医食同源」という言葉があるように、食事を摂ることは健康的な身体を作ることそのものと言ってもいいほど、医学と深い関係があります。
体を動かすには炭水化物や脂肪などのエネルギー源、身体を作るにはたんぱく質、身体の機能を最大限に発揮するにはビタミンの摂取というようにバランスよく栄養を摂取することが大事です。
栄養素の欠乏は身体の健康的な働きを阻害し、病気の原因にもなってしまうのです。
食事の内容に気を使うことは、多くの病気の予防と進行阻止に大きく貢献します。
では、冷え性の予防と改善のためにはどのような食事を摂ることが大事なのでしょうか?
脂肪も一緒に摂取できてしまう!?「たんぱく質を含む食べ物」
身体を温めるためにはたんぱく質の摂取が必要不可欠になります。
たんぱく質は身体を作るために必要な栄養素であると同時に、食べると消化の過程で熱を産生する働きがあるのです。
たんぱく質を多く含む食品としては肉・魚・大豆・乳製品が挙げられますが、たんぱく質の摂取は同時に多量の脂肪分の摂取に繋がりやすいのが難点です。
魚や大豆には身体にいい不飽和脂肪酸が含まれていますが、脂肪の摂り過ぎは身体にいいとは言えません。
また、脂肪の摂り過ぎは動脈硬化を引き起こし血液の流れを阻害する原因になり、冷え性を悪化させてしまう恐れがあります。
生姜だけじゃない!身体を温める「根菜」
昔から「冷え性対策に効く」に効くといわれているのが、ネギ・ショウガ・ニンニクといった根菜類です。
これらの根菜類にはアリシンやジンゲオールといった身体を温めてくれる有効成分が含まれているのです。
身体が温まり、体温が上昇すると全身に通っている毛細血管が広がり血行が促進されます。
冷え性は末端の毛細血管への血液の流れが滞るために起こるので、根菜類の摂取は冷え性対策に有効なのです。
カプサイシンで身体をホットに!「唐辛子」
根菜類ではないけれども、唐辛子も冷え性対策に効果を発揮する野菜の一つです。
唐辛子に含まれるカプサイシンには、興奮物質であるアドレナリンの分泌を促す作用があり摂取すると脂肪の燃焼が促進され体温を上げる働きを発揮します。
また、唐辛子は食べないで身体に当てているだけで温める働きがあり、登山の際に靴下や手袋などにガーゼにくるんだ唐辛子を入れて使う人もいます。
血行を改善に役立つ「ビタミンEを含む食品」
冷え性は、血行不良によって起こる症状なので血行を促進する作用のある食べ物を摂取することが冷え性の解消に欠かせないといえます。
血行の促進は体温上昇だけでは不十分で、血行そのものをスムーズにする栄養素を日頃から摂取することが大事なのです。
中でもビタミンEはホルモンバランスを改善し血行を促進し、悪玉コレステロールの働きを抑え動脈硬化を予防する働きがあります。
ビタミンEを多く含む食品には、ホウレンソウ・カボチャなどの緑黄色野菜、ピーナッツ、ニシン・ウナギなどの魚類が挙げられます。