目の下がたるんでいると、実際より年上に見える!
年齢を重ねると目立つようになるもの、それは目の下のたるみです。
鏡をのぞく度に「若い頃はこんな醜い段々なかったのに…」と憂鬱な気分になってしまいますよね。
目の下がたるんでいると実際より年上に見られてしまいますから、正しいやり方で効果的に解消しましょう。
表情グセに注意。瞬きに前頭筋を使っていると…?
目の下のたるみには、眼輪筋という筋肉が大きく関係しています。
眼輪筋とは、簡単に説明すると目の周りを取り囲んでいる筋肉のこと。上下のまぶたを動かしたり、目の周りの皮膚にハリを与えたりする重要な役割を持っています。
ところが、瞬きの動作に眼輪筋ではなく前頭筋(おでこの筋肉のこと)を使っていると、だんだん眼輪筋は衰えていき皮膚のハリも失われてしまいます。すると目の下だけでなく、上まぶたのたるみや、目尻のシワといったトラブルも発生してしまいます。
おでこに横ジワができていたら、瞬きに眼輪筋ではなく前頭筋を使っている証拠です。
早目に「悪い表情グセ」を直さないと横ジワはどんどん深くなっていき、目の下のたるみも酷くなる一方ですから、意識して眼輪筋を使うよう心掛けましょう。
ちなみにおでこの横ジワは、長時間のパソコン操作やデスクワークが習慣になっている人にできやすいですから、思い当たる人は注意してください。
衰えた眼輪筋を鍛えて、たるみを解消するエクササイズ
衰えた眼輪筋を鍛えて、目の下のたるみを解消するには、下記のエクササイズが有効です。
1つだけでも良いですが、4つすべてをセットで行うとより効果的ですから、ぜひ試してください。
【エクササイズその1】
- 顏は天井に、目線は床に向けて、瞬きの動作を10回行います。
- 顏を床に、目線は天井に向けて、瞬きの動作を10回行います。
※瞬きの動作は、まぶたに力を入れつつゆっくり行うのがポイントです。
【エクササイズその2】
- 中指で目尻を軽く抑えて、斜め上(こめかみ側)に軽く引っ張ります。
- 力いっぱい目を閉じ、その状態を5秒間キープしてください。
- 次に中指で目尻を軽く抑えて、斜め下(こめかみ側)に軽く引っ張ります。
- 力いっぱい目を閉じ、その状態を5秒間キープしてください。
- 1~4の動作を左3セット、右3セット行いましょう。
【エクササイズその3】
- 鏡の前に立って、10秒間目を細めてください。
- 1の動作を3回繰り返します。
※鏡で下まぶたが持ち上がっているのを確認しながら行いましょう。
【エクササイズその4】
- 上まぶたの真ん中あたりの皮膚を軽く持ち上げます。
- そのまま目を閉じる動作を行いましょう。
※2は、下まぶたに力が入っていることを意識しながら行ってください。
目の周りのマッサージは逆効果!シワの原因にもなる
やっている人がたいへん多いですが、目の周りのマッサージはあまり良い方法とは言えません。
目の周りの皮膚は『ティッシュの1/2』と言われているほど薄いためです。たるみを悪化させるだけでなく、シワの原因にもなりますから注意しましょう。
ただし目の周り以外の顏のマッサージならば問題ありません。
血液やリンパの流れが改善されることにより、肌に栄養が行き渡るようになり老廃物の排出も促されるためです(老廃物の蓄積はたるみの原因の1つと考えられています)。
マッサージは筋肉の流れに沿って行うのが基本ですが、マッサージクリームを利用するとより効果的ですから覚えておきましょう。