加湿器は乾燥肌に効果的!
肌の乾燥を感じやすいのは、秋から春にかけてという人が多いはず。それは、気温や湿度が低下してしまうからです。その証拠に高温多湿になることが多い夏場は、あまり乾燥が気になりませんよね。
室内が乾燥していると、肌にも大きく影響してくるので気をつけなければいけません。化粧水や保湿クリームなどを使ったスキンケアに加え、加湿器を使ってみましょう。部屋の湿度が上がれば、肌も自然と潤ってきます。寒い時季は加湿器が暖房代わりにもなるので、とても重宝しますよ!
最適な湿度は、どれくらい?
乾燥肌を改善するためには、加湿器の湿度設定が大事なポイントになります。最適なのは、約50~70%。肌をたっぷり潤そうと思って、湿度をあまり高くし過ぎると、カビが発生しやすくなってしまうので要注意です。最近は加湿器の機能も進化していて、室内の乾燥度によって自動的に湿度設定が切り替わるなどの優れものもあります。そういったものを選ぶと、加湿し過ぎを防ぐことができますね。
加湿方式から加湿器を選ぶ!
使いやすく効果を実感できる加湿器を選びましょう。加湿方式によって主にスチーム式、気化式、超音波式、ハイブリッド式の4種類に分けられます。
スチーム式
ヒーターで水を加熱して沸騰させることで、蒸気に変える方式です。スチームファン方式といって、ファンで蒸気の温度を下げるタイプも人気があります。
利点
- 加湿力が高く、即効性がある。
- 水を沸騰させるので、衛生的。
欠点
- 他の加湿方式よりも、消費電力量が大きい。
- 吹き出し口が熱くなる。
- 水垢が溜まりやすいため、こまめなお手入れが必要。
気化式
水を含んだフィルターにファンで風を送ることで、水蒸気を発生させる方式です。お子さんのいる家庭や加湿器を長時間使う人にオススメ!
利点
- 吹き出し口が熱くならない。
- 消費電力量が少なく、電気代が安い。
欠点
- 加湿力が低いため、急速に湿度を上げることができない。
- 交換不要のフィルターもありますが、原則としては定期的なフィルター交換が必要。
超音波式
水に超音波を当てることで微粒子にして、それをファンで送り出す方式です。デザイン性が高く、コンパクトなものが多いので、乾燥が気になった時にいつでも手軽に加湿ができます。
利点
- 小型で、ちょっとしたインテリアにもなりそうなデザインのものが多い。
- 加湿力が高いにもかかわらず、消費電力量が少なくて経済的。
欠点
- タンク内の水をこまめに交換しないと、蒸気に雑菌が混入しやすい。
ハイブリッド式
気化式をもとにして、フィルターに含んだ水分に温風を当てて加湿量を多くする機能と、送風だけで加湿を一定に保つ機能を合体させた方式です。『省エネ』と『加湿スピード』の両方を叶えたい人に◎!
利点
- 乾燥度によって、“温風”と“送風”を効率よく切り替えることができる。
- 人気アイテムのため、商品の選択肢が豊富。
- 吹き出し口が熱くならない。
欠点
- 本体構造が複雑なので、値段が他の加湿器に比べて少し割高。
- お手入れしなければならない箇所が多い。
加湿器での乾燥肌対策で気をつけること
乾燥肌対策の一つとして、加湿器を使っている人も多いと思いますが、正しく使わなければ、かえって肌の状態を悪化させてしまうことも…。上手に使って、肌の潤いを取り戻しましょう!
加湿器を使う際は、絶対に肌に直接蒸気を当ててはいけません。特にスチーム式など蒸気が直接目に見える場合は、そこに肌を当てると何だか潤ったような気にもなりますよね。ですが、それではただ単に肌がふやけてしまうだけの話です。
加湿器はどのタイプでも、『室内の湿度を上げること』を目的に使いましょう。適切に使っていれば、それが少しずつ乾燥肌にも効果を発揮してくれるはず。