都心からも近く根強い人気を持つ観光地
神奈川県の西端に位置する箱根は、年間で2,000,万人の観光客が訪れる有名な観光地です。
都心からのアクセスも良く、電車を使えば1時間30分程で気軽に行けるとても良い所です。
これ程多くの人達が足を運ぶ理由は何でしょうか?
それはやはり箱根の代名詞ともなっている温泉でしょう。
1日に約2万5,000トンという膨大な量のお湯を湧出しているため、温泉旅館や宿泊施設が数多くあります。ビジネスに忙しい人達でも、週末や連休を使って疲れを癒すために箱根に訪れる人は少なくありません。
では、『一人でふら~っと寄っても良し、家族での~んびり過ごすのも良し。』という箱根の魅力を探ってみましょう。
箱根を満喫する6つのおすすめスポット
箱根旅行を楽しむなら『車』より『電車』で行く事をおススメします。
箱根へのルートとしては国道1号線(通称1国)がメジャーですが、ここは混雑や渋滞が必至です。せっかくの箱根旅行も行くまでに疲れてしまえば、楽しみが半減してしまいます。なので、小田急線で『小田原』まで行くことをおススメします。それにより約1時間30分で着くことができます。
箱根ならではの交通網も魅力の一つ
箱根を楽しむなら、箱根特有の交通網である『登山鉄道』がいいです。
小田原~強羅(ごうら)間を走行するもので、日本では珍しいスイッチバック方式を採用した鉄道です。
スイッチバック方式とは険しい斜面を走行する為の方法です。
斜面を登る際に穏やかな弧を描いて走行できないので、ジグザグに折り返すように走行します。
これにより頂上へと簡単に登っていくことができるのです。
鉄道をあまり知らない人でもこの走行方法は面白いと感じるはずでしょう。
急な場所にある箱根という観光地を体感させてくれる交通網です。
また、強羅~早雲山間を結ぶ『ケーブルカー』も箱根を代表する乗り物です。短い区間ですが箱根の温泉街を抜け、観光の中心地へと運んで行ってくれます。
さらに早雲山~桃源台間(芦ノ湖)までは『ロープウェイ』で空中散歩が体験できます。 箱根を空から楽しむという、チョット変わった方法もここならではの魅力です。
箱根最大のスパリゾート
箱根スパリゾート
小涌谷という所にある『箱根小涌園ユネッサンス』は、箱根最大のスパリゾートです。
水着着用で楽しむアミューズメントスパゾーンや、ゆったりのんびりお風呂に浸かる森の湯が魅力です。
またここには『ドクターフィッシュの湯』というものがあり、これは、古い角質層をついばむドクターフィッシュが泳いでいる足湯があります。美脚への近道になるかも知れません。
この他にも、赤ワインのお風呂や、子供がはしゃげるプールやウォータースライダーなど、家族連れでもカップルでも、また一人で行っても楽しい施設になっています。
map ⇒ 箱根小涌園ユネッサンス
突如姿を見せる大草原
箱根は急な斜面にできた観光地です。そこに多くの温泉や観光地がひしめき合っています。
そのような起伏の激しい中に突如大草原が姿を見せます。『仙石原』です。ここは、日本でも指折りのススキの名所です。特に見頃なのは10月頃です。
この頃の草原にはススキが一面に広がり、風に揺れる白い穂が何とも言えない風情を物語っています。ちなみに、仙石原は“神奈川景勝50選”にも選ばれているくらい美しい場所です。
他にも、『箱根ガラスの森美術館』や『』をはじめ、心を洗濯できるような場所があります。 立ち寄るだけの価値はある所です。
map ⇒ 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
煙と硫黄が立ち込める箱根最大の見どころ
標高1,044mという箱根でも一番高い所にある『大涌谷』は、箱根観光のクライマックスとも言えるでしょう。
箱根に来たら絶対寄るべき場所と言っても過言ではありません。
ここ大涌谷の魅力は、何と言っても玉子茶屋で売っている『黒たまご』です。源泉で茹でているため表面は黒いですが、とても美味しい茹で卵です。
『玉子スタンド』と呼ばれる所に腰掛け、湯煙を感じながら食べるのが定番です。富士山がバッチリ見えるのも大涌谷の特徴です。
かかせない湯めぐり
『箱根十七湯』
箱根の温泉湧出量は1日に約2万5,000トンという量です。
その量ゆえに温泉施設が多く全部で17か所の区域に分かれています。
そして、それらは『箱根十七湯』と呼ばれています。
1日で全部回るのは難しいかも知れませんが、長期休暇で箱根に滞在するなら、湯めぐりの旅をするのもなかなかいい物です。
日頃の疲れやストレスを17個の温泉で癒す事ができます。
また、色々な効能も期待できますので“湯治”というかたちで訪れるのも良いでしょう。
温泉が豊富だからこそ湯めぐりの旅が体験できるのです。
箱根で聖地巡り
『新世紀エヴァンゲリオン第3新東京市のイメージ』
箱根は、日本で一世を風靡したアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の舞台となった町です。
アニメの中では箱根ではなく『第3新東京市』という名前になっていましたが、随所にみられる場所は箱根の町中に見られます。
また、聖地巡り用のパンフレットも配布されていますので、どこで何が起きたのかを地図を見ながら散策する事ができます。
町全体でもエヴァンゲリオンを全面的に推しています。エヴァグッズの専門店や、エヴァ1色のローソン(名前も第3新東京市店といいます)、エヴァ仕様のPASMOのチャージ機など、エヴァファンにはたまらない町になっています。
日本屈指の温泉街に、日本屈指のアニメというプラスαを加えた、新たな箱根に訪れて見るのも面白いかも知れません。