最先端の職種・ITエンジニアのお仕事とは?|トピックスファロー

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2012年8月29日
最先端の職種・ITエンジニアのお仕事とは?

IT全盛のこのご時世、コンピューター系技術を持っているITエンジニアは引く手あまたの職種の一つ。花形とまではいかないまでも、正社員の口は幾らでも見つかるもの。就職難が続くなかでも就職に強いITエンジニアとはどのような仕事なのでしょうか?

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。…
  

ITエンジニアはどのような仕事をするのか

今やパソコンは企業や大学だけでなく一般家庭にも欠かせないほど日常生活に浸透しています。
ネットによる通信販売や友人とのコミュニケーション、オンラインゲームや動画などのエンターテイメントなどパソコンの用途はさまざまですが、そのすべてはソフトウェアから成り立っているのです。

では、ソフトウェアを作り出す仕事であるITエンジニアはどのような仕事をしているのでしょうか。

ITエンジニアとは

ITエンジニアとはIT関連の技術者の総称のことで、「ITエンジニア」という職業があるわけではありません。
ITエンジニアと呼ばれる部類の職業には次のようなものが挙げられます。

システムエンジニア

「SE」と呼ばれるシステムエンジニアは、ソフトウェアの設計と製作指揮を行う監督的な立場にあります。
顧客の要望を実現するためのシステムを考え、機能を盛り込み、納入期日までに完成させるためのスケジュールを構築するというのが主な仕事です。

プログラマー

「PG」とも略されるプログラマーは、言わずと知れたソフトウェア開発の主力部隊です。
プログラム言語を駆使して、SEの設計に基づくソフトウェアをプログラミングしていくのが仕事です。
システムエンジニアとプログラマーを兼任している人も少なくありません。

ネットワークエンジニア

社内のネットワーク環境の構築・保守は、外部からの不正アクセスや停電・破損によるデータ消失を防ぐためにもしっかりと行っておかなければなりません。
ネットワーク環境の構築・保守に携わるのがネットワークエンジニアなのです。

データベースエンジニア

顧客情報やこれまでの仕事の成果をデータベース化することは情報の引き出しを円滑化し、よりきめの細かいサービスを提供することに繋がります。
データベースエンジニアはデータベースの構築とシステムの保守を行い、ネットワークとの連携に役立てるのが仕事です。

ITエンジニアは再就職にも強い

ITエンジニアは、いわゆる技術専門職です。手に職を持った専門職は、一定水準の技術と経験があれば、たとえ現職を辞しても、すぐに次の雇い口を見つけることはそう難しいことではないのです。

ITエンジニアとして十分な技能を持つ人は、どこの会社にとっては喉から手が出るほど欲しい人材で、プロジェクト経験者ともなればその価値はさらに上がります。

それに、再就職だけでなくフリーランスとして独立して活動するということも可能です。
大きなプロジェクトのたびに外部雇われという形で呼ばれ、作業に従事するというスタイルで働くITエンジニアも少なくありません。

ITエンジニアは酷使される

ここまでの話を聞いてあなたはITエンジニアに手に職を持っていて引く手あまたで、待遇もよさそうなイメージを抱いているかもしれません。
しかし、実際にはITエンジニアは非常に酷使される仕事で、健康を崩して休職・退職してしまう人が多いのです。

ITエンジニアは営業職がクライアントから受注してきた依頼を元にソフトウェア開発を行うのですが、この時クライアントの要望を営業職が十分にくみ取りきれていなかったり、営業職がクライアントに都合のいいことばかりを並べたり、思いつきで機能追加することになったりするものです。
このようなトラブルが重なると、本来の開発スケジュールは実現不可能なものになり、いわゆる「デスマーチ」と呼ばれる過酷な開発スケジュールの強行に打って出なければならなくなるのです。

デスマーチでは帰宅もままならないほどの長時間残業・休日返上という過密スケジュール下で完成までディスプレイに向かい、プログラムを打ち込み続けることになります。
デスマーチを完了した後のエンジニアの身体と心はボロボロになってしまい、うつ病を発症してしまうことも珍しくありません。

退職したITエンジニアとは「キャリアアップのための転職準備」をしているのではなく、「デスマーチ後の心身回復を目的とした休養」に入っている物なのです。

ITベンチャー立ち上げの夢も…。

人に使われる立場のITエンジニアはとにかく弱い物で、デスマーチに何度も駆り出される羽目になってしまうことはそう珍しいことではありません。

デスマーチ要員として使いつぶされるのを阻止するためには、ITベンチャーを立ち上げて人を使う立場になるというのも一つの手です。
ただし、ベンチャーの立ち上げには経営手腕という全く別の技能を要求されるため、上手くいかないケースもあるので熟考の上で決断・独立するべきでしょう。

著者:渡瀬由紀子

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。
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