【13歳の自分への挑戦!】中学英語を制する者は英会話を制す|トピックスファロー

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2012年12月21日
【13歳の自分への挑戦!】中学英語を制する者は英会話を制す

英会話のほとんどが、中学英語を復習すればマスターできるといわれていますが、実際のところ、そんなにうまくいくはずがありません。中学で勉強した英語だけで会話ができるようになるためには、足りないものしっかり補う必要があるのです。

取材ライター
  

13歳だった自分を思い出してみよう

英語がペラペラな人が口をそろえて言うのが、中学校で勉強した英語の知識で英会話は十分ということ。 もし、それが本当なら、日本人のほとんどは英語が話せるはずだと思いませんか? 義務教育である中学で英語を学んだ人でも、英語を話すことができないのはなぜなのでしょう。

自分が中学生だった時のことを思い出してみて下さい。 中学校の3年間、英語が話せるようになるために英語の授業を受けていた人は、そう多くはないでしょう。 あの頃の私たちが躍起になっていたのは、試験でいい点数を取るということではなかったでしょうか。 学校の先生に“今度の試験に出る”と言われたり、塾で受験のポイントだと言われた部分を、必死に覚えていたはずです。 そんな勉強の仕方では、日常的な会話としての英語を学ぶことはできませんよね。

英語の基礎は中学校で学んでいた

現在、文部科学省から出されている中学校学習指導要領では、以下の4つの目標を掲げています。

  • 初歩的な英語を聞き、話し手の意向などを理解できる
  • 初歩的な英語を読み、書き手の意向などを理解できる
  • 初歩的な英語を使って、自分の考えなどを話すことができる
  • 初歩的な英語を使って、自分の考えなどを書くことができる

これを見ると中学校では、初歩的な英会話や、英語の読み書きができるようになることが目標とされていることがわかります。 初歩的な語学力をどのレベルとするかは、個人の捉え方によって異なりますが、挨拶や自己紹介などから始まり、仮定や受身、経験、完了など、中学で教わる英語をしっかり学ぶことで、英会話に必要な最低限のことをマスターすることができるのです。

あとは中学英語に足りないものを補うだけ

英語で会話をする上で、中学英語に圧倒的に欠けているものといえば、ボキャブラリーでしょう。 ボキャブラリーが足りないというだけで、自分はまったく英語が話せないと思い込んでしまっている人がいるように、英語には、ボキャブラリーが足りないから英語が話せないのか、英語が話せないからボキャブラリーが増えないのかというジレンマが常に付いて回るほど。 大人になった今、私たちは当然のように日本語を話していますが、実際は、赤ちゃんの頃から1つずつ地道に日本語のボキャブラリーを増やしてきたのです。 英会話を学ぶためには、それと同じように、赤ちゃんになったつもりで1つずつボキャブラリーを増やしていくほかに方法はありません。

もう一つ、中学英語に足りないものと言えば、ネイティブとの会話です。 “机上の空論”という言葉があるように、いくら教科書で知識を得ても、コミュニケーションまでは学べませんよね。 中学英語は、あくまでも英会話を学ぶ上での登竜門。 どんなに下手くそでも、実際に会話をしなければ、生きた英語を学ぶことはできないのです 。 物怖じせず、積極的に英語による会話を楽しむことで、自分の成長を実感できる日がきっと来るはず。

著者:和田ちえみ

取材ライター
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