日本文化を見直そう!着物の資格
photo by Bruno Cordioli on flickr
日本の伝統衣装である着物。その着物の文化や正しい知識を身に付けるための資格が、この「きものコンサルタント」。
晴れ着として今でも利用される着物ですが、正しい着付けや着こなし方、作法について知ることで、より着物映えする女性へ見せることが可能です。 今回は、着物に関する知識を身に付ける資格「きものコンサルタント」について紹介します。
試験概要
着物の美しい着こなしというのは、何も上手にきることだけではありません。 挨拶や笑顔、言葉遣いといった立ち振る舞いも正すことで、より美しい自分を作ることが出来るのです。 きものコンサルトは、そのような知識も求められます。
受験概要 |
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受験資格 | 以下の条件のいずれかを満たしている場合受験可能 ・着物の着装指導実務経験が2年以上のもの ・着物に関する学院・教室の卒業者のうち、220時間以上の教育指導を修了したもの |
試験日程 | 10月 |
試験問題 | 【一次試験】 服飾史の概要、着物・帯・小物・下着の種類、素材の知識、調和美、仕立て・着装のポイント、着物のマナー・管理など 【二次試験】 きものコンサルト職の実技(着装)、説得・指導能力(話法)、演出能力、など |
費用 | 受験料:7,500円 予備講座受講料:23,000円 認定登録料:47,250円 コンサルタント協会会費:7,000円 |
合格率 | 非公開(約90%) |
公式サイト | きものコンサルタント協会 |
きものコンサルタントの資格は2日制になります。 1日目と2日目午前は、着物に関する講義や実技の予備講習となり、2日目の午後から試験が実施されます。
参考URL:きものコンサルタント一般認定試験
きものコンサルタント資格の活用
近年は国際化が進み、日本文化の着物に注目する外国の方も増えています。 また、国内でも日本国内でも和服を再評価しようとする動きもみられ、時折着物ブームも起こります。
仕事としては、大手着物メーカーや問屋、呉服店での営業・販売・接客・企画などが中心となります。 その他にも、結婚式場と契約して花嫁衣装の着付け仕事を行ったり、独立開業して着付け教室を開いたり、コーディネーターやアドバイザーとして働く際に活用することが可能です。 呉服業界にとって若い人材は貴重ですので、優れた能力があれば就職されやすいでしょう。きものコンサルタントを持っていれば、もしかしたら役立つかもしれません。
さらに、着物は成人式・結婚式と言った晴れ舞台以外にも、和の生活スタイルの1つとして取り入れている人も数多く存在します。なので、着物の知識を身に付け仕事に就くことが出来れば、一生ものの資格になる可能性があるのです。