女性が気を付けたい水虫の症状
水虫はおじさんのイメージが強いけれど、ある病院では、水虫治療の患者さんの半数が女性なのだといいます。
それはオシャレのためのブーツやパンプスが白癬菌にとって格好の住処だから…。
清潔にしているから、自分の足は大丈夫と思っていませんか?
水虫アンケート。やっぱり水虫は人に言えない悩み
- 水虫は恥ずかしい70%
- 水虫かなと思ったことがある50%
- 水虫はショック80%超
水虫に関するアンケートを見ると、水虫はショック・恥ずかしい!という女性は7~8割を超えます。
そりゃそうですよね。清潔にしているはずだったのにまさか水虫にかかっていたなんて…。
水虫かな?と思う気になる症状がある人も半分。
水虫はジュクジュクとしたイメージを持っている人も多いですが、そのタイプは様々。
もしかしたら気づいていないだけで、水虫はもう、あなたの足にも潜んでいるかも?!
なかなか気づかないかかとカサカサタイプの水虫
あなたのかかと、もしかしてカサカサしていませんか?
かゆくないという人も多く、ジクジクしていないから気づきにくいと言われるのがカサカサかかと水虫です。
カサカサかかとの水虫は、角質が厚いかかとを住処としているということもあり治りにくいと言われています。
塗り薬ですぐにある程度カサカサが良くなっても、角質深くに位置する水虫菌は生きているのだそう…。
さらに剥がれ落ちたカサカサの角質にも水虫菌はまだしぶとく生きています。
部屋のなかは剥がれ落ちたかかとの角質が残っていないように丹念に掃除機をかけましょう。
かかとがカサカサしている人は早めに皮膚科へ行ってみて!
爪が変形…爪水虫
爪が白や黄色っぽく濁り、厚くなったりもろくかけやすくなっていたら要注意!
増殖した白癬菌が爪の組織の中に入り込み空気を入れてしまったための症状です。
爪白癬も女性の患者が増えている水虫です。
その理由はやはりブーツなどの蒸れやすい靴を長時間履いているためなのだそう。
爪水虫は長期間水虫を患わっている人がかかりやすい末期的なものと言われますが、初期のうちに治療を始めると塗り薬だけでの治療も可能なのだそうです。
爪の深層部にまで進行した爪水虫は内服薬がないと完治は難しく、靴を履くときや歩くときにも支障をきたしてしまうことも…。
どこから?どうやって?清潔にしてたのに!水虫感染ルート
水虫の原因【白癬菌】は感染する皮膚の病気ですが、さほど強い感染力は持っていないと言います。
白癬菌が付着してもすぐ水虫になるわけではなく、大体が洗い流されてしまうそうです。
ではいつ水虫に感染しているのでしょうか?
それは水虫の人から剥がれ落ちた角質(皮)を知らないうちに付着し、そのまま靴を長時間履くなど多湿の状態を維持されてしまうと感染の好条件となるのだとか。
水虫の感染は皮膚の免疫力低下なども感染要因のひとつとして挙げられます。
白癬菌は自然界にたくさん存在する真菌、いわゆるかびのこと。
だからじめじめとした高温多湿を好み、水虫が悪化するのも梅雨から秋口にかけてが多いのだそうです。
白癬菌が住み着く角質内部は白血球のチカラも及ばない場所。
また、水虫は新陳代謝以上の速さで侵食していくために自然治癒の期待が薄いと言えます。
白癬菌による角質の浸食が皮下組織までくると炎症・かゆみが発生しますが、その症状はかゆみも含め様々。
皮膚の奥へ進むにつれて治癒にも時間がかかる病気なのできれいな素足を保つためにも気を付けていたいですね!
まだかかっていない場合も予防策を!
水虫菌が棲んでいる皮の付着を防ぐために素足で部屋を歩かないこと、感染者とスリッパを分ける、靴下を履くなどの工夫をしましょう。
感染者も水虫菌の付着した角質を落とさないように靴下を履いて歩くことが理想です。
また長時間にわたり多湿の状態を作らないように靴下をこまめに取り変えることも有効です。
職場や学校などでも靴を履く時間の長い人はサンダルなどに履き替えることをお勧めします。
早めの対策を。女性の水虫治療
夏は特に素足にサンダルと足を露出する機会の多い季節ですが、水虫が活発になる季節でもあります。
おじさんみたいで恥ずかしいからついつい隠したくなる水虫だけど、自然治癒をしのぐ速さでの感染力、治療開始が遅くなると比例したように水虫も深刻化…。
迷っていないで!水虫治療は早い対応がものを言います。
市販の水虫薬でも女性にも受け入れられやすいタイプのお薬もありますが、勇気を出して皮膚科に相談するのがベストです。