美味しく食べて楽しく節約!節約食材のあれこれ
食費は家賃や光熱費と違って、節約に即効性と効果の高さがある生活費といえます。
しかし、食事を抜いて食費の節約を行うのは健康によくないだけでなく、精神的にも辛いものとなり節約の継続を困難にしてしまいます。
1日三食をきちんと取りながら、なおかつ食費を節約する為には安売りを利用して買い物すること、そしてもともと価格が安くて栄養豊富な食材を最大限に活用することです。
価格が安くて栄養がある「節約食材」にはどのようなものがあるのでしょうか?
発芽パワーで栄養豊富なもやし
スーパーや八百屋に行くと袋詰めで山積みにされているもやしは、節約食材の代表格です。
もやしはスプラウトと呼ばれる種子を発芽させた新芽作物の一種で、アミノ酸やビタミンを豊富に含んでいるのが特徴です。
もやしは茹でてサラダやナムルにしてもいいし、軽く塩コショウで炒めると他の具がなくても美味しいという言うことなしの野菜です。
変わらぬ物価の優等生・卵
数十年間にわたって「物価の優等生」と呼ばれてきた卵は、もやしに匹敵する節約食材です。
卵にはたんぱく質・ビタミン・カルシウム・ミネラルなどのひよこ一匹を育てるだけの栄養が詰まっているのに、1960年代から1キロあたり200円という物価をキープしているのです。
卵は卵焼き・ゆで卵・いり卵・たまごかけご飯と単体でおかずとして成立する上に、トンカツやてんぷらなどの揚げ物の衣など料理の脇役としても大活躍します。
たんぱく質豊富で和食に欠かせない豆腐
大豆から絞った豆乳をにがりで固めた豆腐も、知られざる節約食材といえます。
豆腐には大豆のたんぱく質やビタミンなどが含まれており、カロリー控えめで健康増進に最適です。
また、味噌汁やすき焼きの具になるだけでなくそのまま手を加えずに冷奴として食べることもできる手軽さは調理時間の節約にも一役買ってくれます。
油でジャッと上げて厚揚げや油揚げに加工したり、つぶしてハンバーグの種に混ぜたりしても美味しいですよ!
ネバネバが身体に良い納豆
蒸した大豆を藁苞に包んで納豆菌で発酵させた納豆も、節約食材の一つです。
納豆に含まれているナットウキナーゼには血液をサラサラにして血行を良くする働きがあり、生活習慣病予防に効果を発揮します
。
納豆の特徴であるあのネバネバの正体は旨味成分であるアミノ酸で、かきまぜればかきまぜるほど旨味がパワーアップするって知っていましたか?
低脂肪でヘルシーな鶏むね肉
肉と野菜を比べれば断然野菜の方が安いのは当たり前のこと。
だからと言って、野菜ばかり食べていたのでは元気が出ないものです。
やっぱり肉もしっかり食べたいもの。
節約中に肉が食べたくなった時は、低価格で低脂肪な鶏むね肉がおすすめです。
ニワトリに限らず鳥は翼をはばたかせるために胸の筋肉が発達しているので、脂肪分が少ない割にたんぱく質が多いので食べ盛り・育ち盛りの子供がいるご家庭にもお勧めです。
から揚げにすると、あっさりしているのにジューシーで食べごたえ抜群!
栽培で再生させよう!長ネギ
ラーメンやそばなどの麺料理の薬味にかかせない長ネギも、節約食材の一つです。
長ネギは一本140円前後と野菜としてはやや割高感がありますが、白い部分についている根を土に植えたり水耕栽培すると、元通りに再生しようとするように育つ性質があります。
ただし、再生栽培した長ネギは青い部分が多くなるのでギュッと身の詰まった白ネギが好きな人にはあまりお勧めできないかも…。
コストパフォーマンスが高いひき肉
肉の美味しさは口の上に広がる脂肪分と肉汁にあると思っている人は結構多いものです。
肉のジューシーさが楽しめて、なおかつ価格も安いひき肉は節約食材にうってつけです。
ひき肉には豚挽肉、牛と豚を混ぜた合挽肉、鶏挽肉がありますが豚挽肉か合挽肉がコストパフォーマンス的にもお勧めです。
調理法としては常備菜や保存食にピッタリな肉味噌や肉そぼろ、繋ぎを混ぜてハンバーグや餃子、キーマカレーやオムライスなど、用途は豊富です。
冬が旬の野菜・白菜
冬場にかけて市場に出回る白菜は、冬場限定の節約食材といえます。
最近は夏でも見かける白菜は、本来冬場が旬の野菜なので安くて栄養豊富な冬にこそ食べたいもの。
白菜は低カロリーでビタミン豊富な野菜で、鍋料理にピッタリ。
浅漬けやキムチにしても美味しいですね。
豚こま肉とカットした白菜を鍋に詰めて、コップ一杯の水で蒸し煮にして作る白菜鍋はシンプルなのに後を引く美味しさですよ。