そのスキンケア方法、本当に正しいですか?
肌トラブルの数と年齢は比例する、といって過言ではありません。
その証拠に、しわ・しみ・ニキビといったトラブルが多ければ多いほど、実年齢より老けて見られますよね。
これらを解決すべく、せっせとスキンケアに励むのは良いことです。
ただしやり方が正しくないと、トラブル解決どころかむしろ逆効果ですので、注意しなければいけません。
- 毎日頑張ってるのに、全然効果がない
- 良くなるどころか、どんどん悪化してる!?
こんな方は、今一度自分のやり方を見直してみてください。
肌に悪影響を与え、老け顔の原因となる「間違ったスキンケア方法」の例を紹介しますので、当てはまるものはないかよ~くチェックしてみましょう。
叩けば叩くほど乾燥する?パッティングの落とし穴
化粧水を肌の深いところまで浸透させる方法の1つ、パッティング。
叩けば叩くほど効果的な気がしますよね。でもこれは大きな間違い!強すぎるパッティングは、肌に潤いをもたらすどころか逆に乾燥を招く危険性が高いです。
肌を強く叩くと、表皮を乾燥や外敵から守っている角質がダメージを受けます。
角質がダメージを受けると、傷から表皮内の水分が蒸発し、乾燥によるしわができてしまいます。
しわだけでなくシミの原因にもなりますので、毎日の習慣にしている方は即刻中止してください。
肌に潤いを与えたいなら、叩く強さよりも化粧水の量がポイント。コットンから滴るくらいが理想的です。
ケチらずにたっぷり含ませて、優しくパッティングするのが正しいやり方ですので覚えておきましょう。
美肌をもたらすマッサージは、やり過ぎに注意
しわを防ぎ、美肌をもたらすとされているフェイスマッサージ。
フェイスマッサージは血行を促進し、皮膚細胞の働きを活発にしますので、結果的に美肌に繋がります。
ただし、やり過ぎはNG。上記でも説明した通り、肌に強い刺激を与えると角質が傷ついてしまうからです。
顔が真っ赤になるまで長時間行うのもよくありません。
やり方にも気を付けましょう。適当に行うと、しわが改善されるどころか逆に深くなってしまいます。
顔の筋肉の流れに沿って優しくマッサージするのが正しいやり方ですので、覚えておいてください。
オイリー肌だからといって、過剰な洗顔はNG
オイリー肌の人にありがちなのが、洗顔に力を入れ過ぎるということ。
ニキビの原因となる皮脂を完璧に落としたい、不快なベタつきを何とかしたい…。気持ちはよく分かりますが、実は洗えば洗うほど逆効果。肌を乾燥させてしまい、逆にニキビができやすくなるのです。
必要以上に何度も洗顔したり、洗浄力の強いクレンジングを使ったりすると、皮脂だけでなく皮膚の保湿成分であるNMFをも落としてしまいます。その結果肌は乾燥し、ますますニキビのできやすいオイリー肌に!(肌が乾燥すると、潤いを補おうとして毛穴から余分な皮脂が出てくるためです)
乾燥はしわの原因にもなりますので、くれぐれも過剰な洗顔にはご注意を。
化粧水や乳液をつけない、は間違い?
化粧水や乳液をつけないという方法を実行している人をよく見かけます。
理由は「ベタベタするのが嫌」「つけないほうが肌が強くなる」「かえってニキビができやすくなるから」なのだとか。なかにはこの方法で肌の調子が良くなる人もいますので、一概に悪いとは言えません。
ただし、注意すべきなのが、本人が良くなったと勘違いしている場合。
確かに化粧水や乳液をつけないままでいると、やがて肌が潤ってきます。
そのため「何もしないほうが肌にイイ」と思い込んでしまいますが、実はこれは乾燥により余分な皮脂が出てきている状態。乾燥や皮脂はしわやニキビの原因になりますので、決して肌にとって良い状態ではありません。
化粧水や乳液をつけることにより肌トラブルが起きるのは、多くの場合肌との相性が悪いせいです。
また食事や生活習慣など、他のことが原因になっている可能性もあります。
安易に化粧水と乳液が悪者、と決めつけずに、まずは原因をよく確かめることが大切です。