沖縄でバイトするなら覚悟すべき4つのポイント|トピックスファロー

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2013年1月15日
沖縄でバイトするなら覚悟すべき4つのポイント

国内のリゾートバイトでトップの人気を誇るのが沖縄でのバイト。年中温かくて楽しそう、というのも理由の一つになっているといえますが、思っていたほど良いバイトではなかったと感じる人も少なくないようです。沖縄でのリゾートバイトはどのようなものになるのでしょうか?

WEBライター
  

沖縄でのバイトは本当に南国のパラダイスなのか?

リゾートバイトは、どうしても旅行気分半分・就労意欲半分、いや旅行気分9割・就労意欲1割くらいで臨もうとする志願者が多いものです。リゾートバイトは、身軽な身分の学生やフリーターが多く志願するものですが、志願者の多くは甘く見ている所があると言っても過言ではないでしょう。

そのような甘さが残った志願者に人気が高いバイト先が沖縄です。年中温かくて日本とは思えないほどの南国情緒がある沖縄は、若者に人気が高い旅行先でもあるのです。 しかし、旅行はともかく遠隔地で働くとなると不都合があれこれ出てくるのが世の常であり、それは沖縄も例外ではないのです。

賃金が安い!

沖縄でのリゾートバイトの問題点の一つが「沖縄は賃金が安い」ということです。沖縄の最低賃金は2012年の段階で時給653円と、47都道府県中で46番目となっています。2011年の沖縄の最低賃金は8円低い時給645円だったので、賃金が安いことには変わりないといえます。

この最低賃金は他県からリゾートバイトに来ている人にも適用されます。その為、毎日のように遊んでいたら沖縄での出費が貰える給料を上回ってしまう可能性が高いのです。

「なんくるないさー」で済まされる独特の空気

沖縄のメリットでありデメリットと言えるのが、本州とは違う時間の流れ方や文化です。それを表しているのが「てーげー(適当)」、「なんくるないさー(何とかなるさ)」といった言葉です。 つまり、きちっとしたスケジュール通りに進まなければならないという空気が薄く、のんびり働いてのんびり遊ぼうという県民性がそこかしこにあふれているのです。 この空気を旅行で体感するのであれば気分転換にはちょうどいいといえますが、バイト先で体感するとなると変な気疲れを起こしてしまうかもしれません。

仕事の種類が多くない

沖縄県の就職状況は47都道府県中でもワーストと言われるほど、芳しくないのが現状です。最低賃金の低さもですが、有効求人倍率が2011年の時点で0.31%というかなりの低さで、失業率は2009年度で7.5%という結果が出ています。

このような就労状況はリゾートバイトにも影響を及ぼしています。リゾートバイトの求人元はホテルなどの観光業に集中しており、それ以外の業種での求人は全くと言っていいほどないのです。 つまり、沖縄に旅行に来た観光客をもてなしているのは観光客と同じ土地から来たヤマトンチュー(大和人、本土の人)というねじれ現象が発生しているのです。

通年で海を楽しめるわけではない

南国イメージからか、沖縄では一年中海で泳げると思っている人も多いかもしれません。しかし、実際には海開きの日が決められていることから決められた時期にしか泳げないことになっているのです。

沖縄のビーチの海開きは4月過ぎからで、9月・10月ごろまでが海水浴のシーズンとなっています。11月ごろになると水温が下がってくるためウェットスーツを着込むダイビングはともかく、普通の海水浴は出来なくなってしまいます。

また、9月ごろから台風が沖縄を通過することが増えてくるのでなおさら注意しなければなりません。

誰とでもワイワイ盛り上がれる人には天国!

このように、沖縄でのリゾートバイトには不都合な点が幾つもあるものと言えます。しかし、このようなデメリットを補って余りあるのが沖縄の魅力です。 沖縄人は海を越えてきた旅人にやさしく接する気風があり、にぎやかに過ごすのが大好きという県民性があります。 人付き合いの上手な人は、すぐにでも打ち解けることが出来てそれこそ一生を沖縄で過ごしてもいいと思ってしまうほどです。 こういった気風を受け入れられる人にとっては、沖縄でのリゾートバイトの経験は一生の宝物になることは間違いないのです。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。