沖縄そばもタコライスも!絶対はずせない沖縄料理あれこれ|トピックスファロー

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2013年2月28日
沖縄そばもタコライスも!絶対はずせない沖縄料理あれこれ

旅行の楽しみの一つは地元でしか味わえない味を楽しむことです。沖縄には中国寄りの食文化とアメリカの食文化が融合した独特の食文化があり、マリンレジャーで疲れた身体を癒すのにはもってこいです。沖縄ではどんな料理が楽しめるのかを紹介していきます。

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感動!興奮!沖縄に行ったら絶対食べたいご当地グルメ!

旅行するからには、その土地の名物や郷土料理を心行くまで腹一杯食べたいと一度は思うものです。
しかし「名物に美味いものなし」なんて言うように、地方によっては名物や郷土料理に当たり外れがあったりもするものです。
しかし、名物・郷土料理が本当に美味しいという地方も中にはあります。沖縄は、名物も郷土料理も美味しい恵まれた場所なのです。

沖縄料理の特徴とは

沖縄の郷土料理の特徴は様々ありますが、まず言えるのは「シンプルながらしっかりした味付け」ということが言えます。沖縄は本州と違って香辛料はあまり多用されず、昆布やかつお節で取った出汁を味付けに使う習慣があります。

昆布・かつお節の出汁にはうまみ成分が強く含まれているため、派手な味付けにしなくても強いボディのある味わいが感じられるというわけです。

そして、「本州ではなかなか見られない食材を使っている」ということです。本州ではいわゆる「肉食禁止令」があったため肉食文化が一般的になるのが遅かったのですが、沖縄は中国との貿易拠点であったため、肉食文化への忌避感が薄かったため、豚肉・山羊を食用とする文化が発展していったのです。

また沖縄は亜熱帯性気候に属する為、本州では栽培が難しい野菜類も広く使われています。

沖縄を代表する味覚を楽しもう

沖縄料理は1日や2日では食べきれないほどにレパートリー豊かで、リピーターを生み出すほどの味わいを持っています。沖縄料理ではどのような味覚が楽しめるのでしょうか?

豚肉料理に舌鼓を打つ

沖縄の代表的な味覚と言えばやはり豚肉料理を外すことはできません。沖縄には中国の影響から豚を余すところなく使った料理、そして沖縄名物のアグー豚があるからです。

本州では豚肉と言えばロース肉・ひれ肉・ばら肉・ホルモンなどが一般的ですが、沖縄では食べられない所が無いというほどに豚を使い尽くすのです。

例えば、豚の耳を調理したミミガー、顔の皮を調理したチラガー、豚足を煮込んだ足テビチ、モツを使った中身汁、角煮にしたラフテー、あばら周りを煮込んだソーキなどそのバリエーションは豊富です。
豚肉には美容に効果を発揮するコラーゲンが豊富なので、女性にもおすすめできる料理と言えます。

王族の高級料理だったイラブー汁

沖縄料理の中でも、ややゲテモノ感が強い料理として名前が上がるのがイラブー汁です。イラブー汁は沖縄周辺に生息しているイラブウミヘビ(イラブー)を乾燥・燻製させたものを煮込んで戻して出汁を取り、イラブーの身・豚肉・野菜を具材とした料理です。

一見すると「食材に乏しい庶民が考えた苦肉の策」のように思われますが、実は琉球王国の宮廷料理として饗されていたという歴史と品格を兼ね備えた料理なのです。

そしてイラブーにはうまみ成分であるアミノ酸が豊富に含まれており、汁が信じられないほど美味しいのです。
あのグロテスクな姿からは想像がつかないほどの芳醇な旨味は病み付きになるほどです。イラブーの身も、鶏肉に近いさっぱりとした味わいと食感が楽しめます。

南米食文化との融和・タコライス

戦後の沖縄は1972年に日本へ返還されるまでアメリカの占領下にあったのは言うまでもない話です。
しかし、その分だけアメリカの食文化の影響を多大に受けていてスパムミートなどの新しい沖縄料理も誕生しています。そうした新しい沖縄料理の一つがタコライスです。

タコライスは、メキシコ・南部アメリカの名物料理であるタコスをアレンジしたもので、トウモロコシの薄焼きパン「トルティーヤ」の代わりに米飯を使っているのが特徴です。

タコスは辛めの味付けをした挽肉とレタス・トマト・チーズをトルティーヤに乗せて巻いて食べる軽食ですが、トルティーヤを米飯に置き換えることでボリューム感とコストパフォーマンスを高めているのです。
最近は本州でも食べられるようになったタコライスですが、沖縄に行くからにはタコライス発祥の地である「パーラー千里」で食べてみたいものです。

沖縄の豆腐は一味違う

豆腐は日本全国どこでも食べられる食品ですが、沖縄の豆腐は本州とはちょっと違います。沖縄の「島豆腐」はにがりを混ぜて豆乳を固める際に時間を掛けて水分を絞るため、木綿豆腐よりもしっかりとした硬さになるのが特徴です。

硬い島豆腐は水分が少なく崩れにくいので、主に炒め物であるチャンプルー料理に使われます。中でもニガウリを使ったゴーヤーチャンプルーは沖縄のおふくろの味です。

また、豆腐を沖縄名産の地酒「泡盛」と紅麹に付けて発酵させた「豆腐よう」も有名です。強いチーズ臭がするため人を選ぶのが欠点ですが、滋養に富んでいて泡盛の肴にぴったりです。
また、大豆の代わりに落花生を使ったジーマーミ豆腐も沖縄名物の一つです。ゴマ豆腐のようなぷるぷるした感触とねっとりした口当たりはやみつきになること間違いなしです。

ラーメンと似て非なる沖縄そば

麺料理には地域色があり、地元を代表する味覚となるだけの力を持っています。沖縄の代表的な麺料理と言えばやはり「沖縄そば」です。

沖縄そばは小麦粉100%の麺と豚・鰹出汁のスープ、そして多種多様な具材が特徴の麺料理です。
麺はラーメンのようにかん水またはガジュマルの灰を溶かした灰汁を練り込んでコシを出していて、ラーメンと同じ源流を持っていることを伺わせます。茹で上げためんには油を塗って自然冷却することで、独特の食感が引き出されているのです。

また、沖縄そばは食堂やレストランでしか食べられないというわけではなく、各家庭でも手作りされることが多く沖縄県民のソウルフードの一つと言っても過言ではないのです。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。