冷え性と病気の関係を確認
女性のみならず多くの方が悩む冷え性ですが、その冷えはもしかしたら病気から来ているかもしれません。
また、冷え性はそれが原因で別の病気を引き起こす可能性もあります。
冷え性対策の前にどのような病気が関連しているのか、症状に思い当たることはないか、確認しましょう。
冷え性が症状として出る病気
貧血
鉄分不足などが原因で、酸素を身体の隅々まで運ぶ「ヘモグロビン」の血中濃度が下がり、立ちくらみやめまい、頭痛などを引き起こします。
対策・対処法
- 鉄分の多い食品を食べる。
- 血液・鉄に好影響なたんぱく質、ビタミンCを多く含む食品を食べるする。
- 食生活の乱れ、無理なダイエットに気を付ける。
低血圧
冷え性に絡んで血流が悪くなり、血圧が正常時よりも下回ることによって発生。手足の肩こり、だるさ、寝起きの悪さなどを引き起こします。
対策・対処法
- ビタミンB群やたんぱく質などを摂取する。
- アルコールを控える。
- 規則正しい生活を心がける。
更年期障害
閉経前後の更年期のホルモンバランスが乱れ、冷えや肩こり、疲れ、だるさ、イライラなどを引き起こします。
対策・対処法
- ホルモン補充療法で原因となる「エストロゲン」の不足を解消する。
- カウンセリングによるメンタル面の改善、ストレスを残さない生活を送る。
- 十分に睡眠をとる。
冷え性が原因で起こる病気
生理不順(月経不順)
冷え性によって血流が悪化すると卵巣機能が低下し、生理周期が極端に長かったり、逆に極端に短くなったりします。
対策・対処法
- ストレスや睡眠不足のない、規則正しい生活を送る。
- ビタミンE・B群、鉄分、カルシウム、大豆製品などを摂取する。
- 特に下腹部を冷やさない様に心掛ける。
生理痛
身体が冷えて血流が悪くなることにより、生理期間に吐き気や頭痛、下腹部の鈍痛に襲われることがあります。
対策・対処法
- お腹周りや下半身を温め、血流を良くする。
- ビタミンE、マグネシウムなどを多く含んだ食品を食べる。
- 市販の痛み止めを服用する。
膀胱炎
身体が冷え膀胱の機能が低下し、排尿が困難になる事によって発生。排尿時の痛みや残尿感などを引き起こします。
対策・対処法
- 入浴・シャワーで下半身をしっかり温める。
- 十分な水分補給をして、尿量を多くする。
- 尿意を我慢しない。
不妊症
冷えによって血流が悪くなり、卵巣機能が低下することによって排卵・着底機能が弱まり、妊娠しにくい体になってしまう場合があります。
対策・対処法
- 体温を上げてくれる「陽性(寒い地方・時期で採れるものに多い)」の食べ物を食べる。
- 適度な運動を心掛ける。
- 病院で不妊症治療を受ける