こんな症状が5~6個あったら、うつ病の可能性あり
第三者の目には、単にやるべきことをサボっているようにしか映らない厄介なうつ病の症状。
うつ病は重症化すると本人の命に関わるだけでなく、一緒に住んでいる家族など近しい人間の生活にも少なからず影響を及ぼしますから、発見が遅れないよう注意しなくてはいけません。
うつ病を発見し適切な治療に結びつけるためには、まず本人が発症をきちんと自覚することが第一ステップとなります。もし「ちょっと疲れがたまっているだけかも?」など判断がつかない場合は、以下のチェック項目と照らし合わせてみてください。
あなたはここ2週間で以下のような症状がありますか?
- 気分が落ち込んだまま元に戻らない
- 食欲低下に伴い体重も減ってしまった
- 何をしても楽しさや喜びを感じられない
- 夜なかなか寝付けない、深夜や早朝に覚醒してしまう
- 不安感が強く、些細なことでイライラしてしまう
- 強い倦怠感がある、極端に疲れやすい
- 仕事も家事も趣味も、何もかもが面倒くさい
- 悪いことは全て自分の責任のように感じる
- 頭がぼんやりして集中力が続かない
- 生きにくさを感じ、死への願望が湧くことがある
- 原因不明の頭痛や腹痛、下痢がある
- 朝は気分・体調が思わしくないが午後~夕方になると回復する
- 強い孤独感や悲壮感があり、涙もろくなってしまった
- 今まで難なくこなせていたことが出来なくなった
- 何に対してもマイナス思考になってしまった
もし該当するものが5~6つあったら、うつ病の可能性がありますから、できるだけ早急に心療内科や精神科を受診しましょう。
チョコレートが無性に食べたくなる人もいる?
うつ病にかかると食欲低下の症状が表れますが、人によっては甘い物なら食べられるという場合も。
元々甘党の人だった場合、チョコレートが無性に食べたくなるケースが多くみられます(特に女性)。
理由は、チョコレートには抗うつ効果のあるカカオ成分が含まれているからなのだとか。
確かにイライラした時や落ち込んだ時などにチョコレートを食べると、体力や気力が回復しますよね。
しかし知っての通り、チョコレートなど甘い物の食べ過ぎは体に毒です。
適量にとどめずに毎日好きなだけ口に放り込む…といった食べ方をすると、カロリーオーバーによる肥満や生活習慣病、辛い虫歯といったトラブルを招いてしまいます。
それに何より『チョコへの強い想い』の裏には、恐ろしいうつ病が隠れている可能性があります。
心と体の両方の健康を守るためにも、普段のチョコレートの消費量には十分気を付けてください。
周りの人間が察知し協力してあげることも大切
うつ病は本人が自覚することも大切ですが、周りの人間が察知してあげることも大切です
近ごろ妙にテンションが低い、いつもは優秀なのに仕事でミスやクレーム連発…等々、明らかに様子がおかしかったら、やんわりと病院で診てもらうことを勧めてあげましょう。
うつ病に罹っている時は思考力が低下していますから、自分の心身の状態を正確に把握・判断することができません。さらには自分から積極的に病院に行く気力をも失っていますから、周囲が協力して背中を押してあげる必要があります。
また病院に行く途中、注意力散漫による交通事故なども心配されますから、可能であれば付き添ってあげるのがベストです。