ストレスがたるみを引き起こす原因/コラーゲンに及ぼす悪影響
コラーゲン減少は、たるみの原因の一つ。肌を支えるコラーゲンが減少するのですから、肌の重みを支えきれなくなって、肌が下に垂れてしまうのです。
ストレスはコラーゲンに悪影響を及ぼしますから、たるみの大きな原因になり得ます。ストレスがたるみを引き起こす主な二つの原因を解説します。
ストレスが多いとビタミンC不足で「たるみ」を招く
ストレスがかかると活性酸素が作られますが、この活性酸素をやっつけてくれるのがビタミンCです。
そのため、ストレスが多いとビタミンCはたくさん使われてしまうので、ビタミンCが不足を招いてしまいます。
ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な成分です。そのため、ビタミンCが不足するとコラーゲンが十分に生成されなくなり、肌をしっかり支えられなくなってしまいます。
重力に負けない肌を作るには、コラーゲンがスムーズに生成されるように、ストレス解消はもちろんビタミンなどの栄養素をバランス良く摂取することが必要なのです。
ストレスはコラーゲンを壊す!!
ストレスは強い酸化力を持つ活性酸素を発生させます。活性酸素が作られると、肌のコラーゲン繊維を壊し、肌のハリ・弾力を失わせてしまうんです。
ストレスのほか、活性酸素を発生させる原因となるものに、喫煙・紫外線・激しい運動などがありますが、呼吸をしているだけでも活性酸素は代謝の過程で生成されてしまいます。
肌の負担となり、弛みの原因にもなる活性酸素の発生を少しでも抑えるためには、ストレスを溜めない工夫や、活性酸素を発生させる要因を取り除く(避ける)ことも大切でしょう。
コラーゲンへの悪影響を取り除く工夫を。
ストレスを溜めないようにすることはもちろん、紫外線対策や激しい運動を控えるなど…コラーゲンに悪影響になることを避けることが大切です。
コラーゲン入りの食品やコラーゲン入りのコスメなども販売されていますが、摂取による効果が科学的に明らかとなっているわけではありません。
コラーゲンの分子は大きいので、コラーゲンは肌から吸収できないとされています。(コラーゲンの生成促進効果は期待できませんが、保湿などの効果は得られます。)
また、食品からの摂取の場合は、摂取したコラーゲンが、必ずしも肌のコラーゲン生成に使われるとは限らないようです。(コラーゲンの原料を補給することはできます。)
食べ物やコスメでカバーできるとは考えず、コラーゲンにダメージを与えないことが大切でしょう。
また、コラーゲン生成に必要な栄養素は、一つではありません。タンパク質(アミノ酸・ペプチドなど)やビタミン類など、多くの栄養素がコラーゲン生成に関与していますから、栄養バランスのとれた食生活を心がけることが大切でしょう。