スタミナ食品・にんにくのすごい強壮作用|トピックスファロー

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2013年1月14日
スタミナ食品・にんにくのすごい強壮作用

滋養強壮に効く食品として古来から愛されてきたにんにくは、スタミナをつけるのにもってこいの野菜です。臭いが強いのが玉にキズですが、その効力の高さは今も受け継がれています。にんにくの摂取にはどのような効能があるのでしょうか?

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身近なスタミナ食品・にんにくのスーパーパワー!

カリッカリに香ばしくローストされたにんにくは、料理を一段と美味しくしてくれる働きを持っています。肉汁滴るステーキや、ピリッと辛い唐辛子が効いたペペロンチーノスパゲティには欠かせません。
パプリカで真っ赤に染まったスペインのにんにくスープ「ソパ・デ・アホ」も冬場には最高ですし、にんにくの芽を刻んで入れた麻婆豆腐は辛さににんにくの風味がバッチリマッチしています。
このように、各国の料理を引き締める立役者となってくれるにんにくは常備しておきたい食材の一つであると同時に、滋養強壮効果のある食品として親しまれてきた歴史を持っています。

にんにくはなぜ臭い?

にんにくを食べると口臭や体臭が酷く臭うようになってしまうため、敬遠する人は少なくありません。その為、「無臭ニンニク」と呼ばれるにおい成分が低い品種も市場に出回っているほどです。
このにんにくを食べた後の臭いの元になっているのが、有効成分のアリシンです。

アリシンは「硫化アリル」という臭いの元になる化合物の一種で、にんにくの細胞に含まれるアリインが酵素の働きや加熱によって変化して出来るものです。つまり、にんにくを食べた後の臭いは有効成分が体内に取り込まれている証拠なのです。

にんにくは生が一番?

「にんにくの効能をもっとも引き出すならすりおろして使うのが一番」だという人は少なくありません。すりおろしにんにくをわさび代わりにして刺身を食べたり、ラーメンに入れたりといったように薬味として様々な料理で活用されています。

にんにくをすりおろすと、細胞が破壊されてアリインとアリナーゼという酵素が放出されます。そしてアリインとアリナーゼが結び付くことによって有効成分のアリシンが多量に生成されて身体にいい、という寸法なのです。
しかし、アリシンの摂り過ぎは胃に負担を与え胃痛や胸焼けの原因になってしまいます。すりおろした生のにんにくは胃の弱い人にあまり勧められません。

アリシンは疲労回復を早める

にんにくの有効成分であるアリシンの一番の働きは、エネルギー産出に関わるビタミンB1の吸収を促進してくれるということです。

ビタミンB1は糖質から体を動かすエネルギーを作り出す働きを持っていますが、飲酒・喫煙などによって身体への吸収が阻害されてしまいやすいのです。ビタミンB1が不足してしまうとエネルギー不足だけでなく、疲労の蓄積にもつながってしまうのです。ビタミンB1の不足は脚気を引き起こし、最悪の場合脚気心で心不全を起こしてしまうことさえあるのです。

ビタミンB1を含む食材とにんにくを一緒に摂ることは疲労回復と脚気の予防に効果を発揮してくれるのです。

にんにくは男性に必要不可欠なパワーの源

にんにくは女性よりも男性が好んで食べる食品、というイメージがあります。臭いのこともありますが、それ以上に男性にとっては活力を生み出すためには欠かせない食品となるからです。

にんにくを摂取することによって、ノルアドレナリンとテストステロンというホルモンが分泌されます。
ノルアドレナリンは興奮作用をもたらすだけでなく、脂肪の分解によるエネルギー産出を助け心臓の機能を高めてくれます。
テストステロンは別名「闘争ホルモン」と呼ばれる男性ホルモンで強いやる気を引き出してくれます。また、テストステロンには筋肉の分解を抑制する作用があり、男らしい体つきを作るのには欠かせない役目を持っているのです。

著者:渡瀬由紀子

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。
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