通学中での交通事故から子どもを守る危険をチェック!|トピックスファロー

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2015年5月20日
通学中での交通事故から子どもを守る危険をチェック!

小学校に入学する前の子どもは、道路の状態をしっかり見ることができていない場合があります。交通事故から我が子を守るために、危険箇所を親子で一緒に確認しておくことが重要です!小学校時に交通事故を経験した著者が、子ども目線での危険箇所を教えます!

フリーライター
  

入学準備と合わせて通学路のチェックをしよう

新入学、おめでとうございます!もうすぐ小学校に入学するお子さんを持つご家庭では、さまざまな準備があり、毎日大変なことでしょう。その準備の一つに、通学路のチェックをぜひ、入れて欲しいと思います。

学校までスクールバスを使う方は別ですが、自宅から徒歩で通う場合や、集団登校などで歩いて登校する場合は、親子で事前に危険な箇所をチェックすることが非常に重要になります。

通学路

早いうちから事故の危険を認識させるワケとは

早い段階で親と一緒に道路の危険箇所を認識することで、子どもが事故を意識しやすくなります。ここが重要な点です。

道順を確認する際に、車通り、自転車通行の量、横断歩道や信号の有無、人通りなどを行きと帰りで2回練習・確認します。
日中だけでなく夕方や朝の登下校時に合わせて行うことで、実際の道路状況を親も子も確認ができます。
実際に子どもが登下校する時に「お母さんと歩いた時と違う」という感覚に陥らせないようにするために大切です。

やはり、交通事故から子どもを守るためには、登下校の練習が必要不可欠です。今は集団登校をしている地域もありますし、学校に入ってから先生と帰り道を歩くときの練習をするところもあります。

しかし、通学路の中に潜む危険箇所は親子で認識し、危ない目に合わないようにすることが目的です。

入学前に通学路の確認を親子でしよう

仕事や家事、育児で親は大変かもしれませんが、親子での通学路確認はしておきましょう。危険な箇所は、1箇所だけとは限りません。危ないとわかっていても子どもは間違いを犯してしまいます。だから、一緒に確認が必要なのです。

親が「なぜ危ないのか」を教えることができますからね。

危険な場所のチェックポイントは?

通学路のチェックには、いくつかのポイントがあります。
・路駐している車の状態
・横断歩道の長さと信号の代わり具合
・信号のない道路の曲がり角
・歩道の状態
・車の出入りが多い店舗やマンション前があるのかどうか
・細い小道や用水路などの有無

これらはみな、注意しないと交通事故の原因となってしまうチェックポイントです。

危ない理由をきちんと伝える

一緒に歩きながら、「なぜ危ないのか」・「どうして気をつけなくてはいけないのか」・「どのようにしたらいいのか」を話しましょう。

いくら小学校に上がるからと言ってもまだ年齢的には小さいです。お子さんは、「どうして・なぜ」と理由を聞きたがります。それを「危ないから」・「危険だから」なんてひと括りで話してしまうだけではダメなんです。

お子さん自身がきちんと納得することが、事故を防ぐことに繋がります。ですから理由を話してあげることを大事にしてあげてください。

横断歩道

危険な箇所は大人目線では気づきにくい

大人の身長では、どうしても子どもの危険な箇所は見つけにくいです。大きな道路や横断歩道を渡るときに言うのは、「信号と車に注意してね」くらいでしょう。これでは本当に危険な箇所を見つけることはできません。親がお子さんの身長までかがんで、どのように見えるのかをチェックすることが、子どもの交通事故から守ることに繋がります。

車のかげは子どもにとって死角

車のかげは、本当に怖いですよね。運転している側もなかなか見えないため、子どもが飛び出してきたときにひやっとします。
ところが、子どもも見えないんです。だから、出てしまうのです。死角となる場所ですからしっかりと親子で同じ目線で確認をしてください。

著者は、10歳の時にまさに車のかげからの飛び出しで事故に遭いました。当時の身長は、120センチ程度です。小さくてやせていたため、車からは見えなかったのでしょう。また、著者からも車の存在はまったく見えませんでした。

だから、車が路駐している場所は、どのように見えるかのチェックと、どうして飛び出してはいけないのかを教えながら一緒に道を歩くことが大切なんです。

歩道の渡り方

小学生になるちょっと手前って、いろいろなものに興味があって、横断歩道を渡ることは重々わかっているのですが、興味があるものが目の前にあると、どうしてもそれに気を取られがちになってしまいます。

ですから、そういったものの有無の確認をしておくことも大切です。また、車がどの程度のスピードで行き来しているかも確認が大切ですね。
お子さんが横断歩道を渡る際、無理をして渡ってしまうようなことがないように、信号の変わるサインが出たときは絶対に渡らないことを徹底しておくことも重要なことです。

学校近くや大きな交差点では、旗を持ってボランティアの人が渡る手助けをしてくれるところもあります。しかし、そうでないところの方が圧倒的に多いと思われます。歩道の渡り方を一緒にやっておきましょう。

自転車には近づかない

自転車は、本当に危険です。
・スマホをいじりながらの走行
・音楽を聴きながらの走行
・片手運転
・歩道を走行
・脇見運転

自転車事故

など、数を挙げたらキリがありません。大人だったら難なくよけられることが、小さいお子さんではできないこともあります。しかも何かを操作しながら走行している自転車は、子どもに気がつかないこともあります。

走行中の自転車に手や腕をぶつけられたなんて事故も起きていますから、自転車には特に注意が必要です。自転車で歩道を平気で走っている輩もいますから、その場合の対処の仕方も一緒に考えていくことが大切になります。

著者が子どもの頃に、交通事故に遭ったのは、転校した先のことでした。兄弟も生まれたばかりで、親も通学路のチェックをするところまで気が回らなかったのでしょう。10歳にもなって飛び出しなんかしないと思っていたのかもしれません。p> ですが、実際に事故は起きました。命に別状はありませんでしたが、両親が泣いていたことは今でも覚えていますし、何かの折りに「あの時はごめんね」と今でも2人とも謝ってきます。

新しい道を通らなくてはいけなくなったときには、最初に親と歩くことが、自ら招いてしまう交通事故に遭う確率を下げるのに有効だと思います。

もうすぐ入学式ですね。ウキウキした気持ちのお子さんを危険から守るために、通学路をぜひ一緒に歩いて危険な箇所をチェックしてみましょう。どんなに仕事や家事が忙しくてもお子さんを命の危険から守るために必要なことです。

著者:桜井 涼

フリーライター
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学習塾講師からライターに転身し、メンタル面や子どものことについてのコラムなど、必要としている人の心に感じるものが書けるよう日々努力しています。