年齢とともに一重やたれ目になってしまう原因は?
昔はくっきり二重だったのに、だんだん奥二重になり、最近じゃすっかり華のない一重に…。
こんな悲しい現象が起きてしまうのは、上まぶたのたるみが原因です。また年齢とともに目尻の位置が下がってたれ目になってしまうのも、同様のことが原因です。
まぶたがたるんで目の形が変わると、顏の印象まで180度変わってしまいます。
目は顏のパーツのなかで一番年齢が表れる場所、目の周りの肌にハリがないと、それだけで幸の薄い老け顔に見えてしまいますから、少しでも若い頃の状態に戻すべく、効果的なケアを開始しましょう。
上眼瞼挙筋を鍛えて、上まぶたを引き上げよう
上まぶたのたるみの原因は、上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)の筋力低下です。
上眼瞼挙筋は、上まぶたを持ち上げる役目を持った筋肉のこと。眼球の後方から伸びており、まつ毛の生え際あたりにある瞼板(けんばん)という組織に接続されています。
つまりこの筋肉を鍛えて強化すれば、上まぶたを持ち上げる力もアップさせられる理屈になります。
それには下記のエクササイズが有効ですから、ぜひ毎日の習慣にしてください。
- 眉をゆっくり持ち上げて、できるだけ目を大きく開けます。
- 眉は動かさずに、上まぶたをゆっくり下げていきます。
- 目が2~3mm開くくらいまで下げたら、その状態を5秒間維持してください。
- 1~4の動作を5セット行いましょう。
美容整形を受けるのは、最終手段と考えよう
上まぶたのたるみは、美容整形の手術(眼瞼下垂手術や眼瞼挙筋短縮法といいます)で治す方法もあります。手術の内容は、まぶたをメスで切開して、上眼瞼挙筋と瞼板を縫い合わせるというものです。
半永久的な効果を得ることができますが、術後一定期間は、日常生活・行動が制限されてしまう(抜糸するまでアイメイク不可など)というデメリットがあります。人によっては腫れが完全に引くまで、また精神的に落ち着くまで、人前に出られなくなることもあります。
この手術は、名医でなければ無理というような難易度の高いものではありません。
したがって失敗を過剰に恐れることはありませんが、たとえ技術的に成功したとしても、自分の理想通りの仕上がりが実現できたかというと、話はまた別になります。
美容整形はこのように様々なリスクを孕んでいますから、あくまでも最終手段と考えて、安易に受けないよう気を付けましょう。
肩こりや偏頭痛の裏に、まぶたのたるみあり!?
まぶたのたるみは、顏の印象を悪くするだけでなく、肩こりや偏頭痛の原因にもなります。
明確なメカニズムは不明ですが、まぶたを開けるために、肩や首にも力が入ってしまうせいと考えられています。つまり衰えた上眼瞼挙筋の代わりを果たすべく、他の筋肉が無理をするのです。
まぶたのたるみがもたらす障害は、見た目を悪くするだけではありません。
健康上の問題も引き起こしますから、上記のエクササイズあるいは安全な美容整形で、真剣に改善の努力をすることをお勧めします。