これはハゲの前兆か?抜け毛の兆候をすぐチェック!
髪が薄い理由はいろいろ
「決定的に薄くなっているわけじゃないけど、最近、何となく髪の毛がさびしいような気がして心配」という人は多いと思います。髪が抜ける理由はさまざまですが、男性が最も気にしているのが『若年性脱毛症(AGA)』いわゆる若ハゲです。
髪を育てる毛母細胞がきちんと働かず、髪が寿命を迎える前に抜け落ちてしまう症状で、原因は遺伝、男性ホルモンの分泌過多に加え、不規則な生活習慣、ストレス、睡眠不足などさまざまあります。またそれら幾つかの原因が影響していることも少なくありません。
遺伝の影響は仕方ないとしても、生活習慣が原ならば、それを改善すれば進行を抑えることも可能なはず。だったら今すぐ対策をスタートさせましょう。
抜け毛の兆候を見逃すな!
まず髪の状態をチェックしてみましょう。本来であればサロンで調べてもらうのが理想ですが、自分でも抜け毛の具合を確認することは可能です。まずはセルフチェックしてみましょう!次のうち当てはまるのはどれですか?
入浴後は髪のカサが少なくなりますが、地肌が大きく見えるようなら危険ゾーン。
□ドライヤーで20本以上抜ける
成人男性の、平均的な抜け毛の本数は1日50~100本程度。ほとんどは洗髪時に抜けるので、ドライの際に20本以上抜けるとかなりヤバイ。
□抜けた髪の毛の根元がやせている
髪の根元の部分は「毛球」と呼ばれ、髪に栄養を与えています。この部分がやせると髪にコシがなくなります。
□頭皮が脂っこい
頭皮の皮脂量が過剰になると、毛根の働きが阻害されることがわかっています。
□雨が地肌に伝わる
雨が頭にかかったとき、ツーっと地肌を伝わってきたらかなり薄くなっています。
間違ったケアがハゲを招く
髪のために良いと思って習慣にしていることが、逆に薄毛の原因になっているかもしれません。次のようなケアをしている人は、今すぐやめることをおすすめします。
トントンと刺激すれば、毛根が活性化できると思いがちですが、叩くと頭皮の組織がダメージを受けてしまいます。「生えて来い!」とばかりに、力を入れて叩くなんてもってのほかです。
□シャンプーは二度洗い
清潔になって髪の健康に良さそうですが、過剰なシャンプーは頭皮に必要な脂分まで落としてしまいます。シャンプーは1日1回で十分です。
□海藻をガンガン食べる
海草類には髪の成長に必要な亜鉛や銅が豊富に含まれています。ただし、海藻ばかりを積極的に食べて、髪の成分となる良質のたんぱく質や、頭皮のコンディションを健康に保つビタミンが不足していては元も子もありません。栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
□育毛剤をドンドン使う
育毛剤の成分は毛穴から浸透するので、老廃物が溜まっていると効果が期待できません。育毛剤はきちんとシャンプーをし、汚れを取り除いてから使うことが大切です。
発毛のメカニズムを知る
薄毛対策を実行するなら、髪の毛についての基本的なことを知っておいたほうがいいでしょう。一方、若年性脱毛症は、まだ寿命を迎えていない成長期の髪がさまざまな要因によって抜け落ちている状態。要因をできるだけ少なくすることで、食い止めることも不可能ではありません。
髪のために今すぐやるべきこと
タバコを吸うと交感神経が活発になって血管が収縮します。頭皮の血行も悪くなり、毛母細胞に十分な栄養を送ることができなくなります。
2.食生活を見直す
髪の栄養となるたんぱく質をはじめ、いろいろな栄養素をバランスよく摂ることが大切。脂っこいものばかり食べていると、頭皮の皮脂が過剰になって毛穴が詰まります。
3.適度に運動する
運動不足になると血行が悪くなり、抜け毛の原因にもなります。
4.風呂につかる
シャワーだけで済ますのはダメ。湯船にゆっくりつかれば、血行が促進されて新陳代謝が活発になり、ストレス解消にもつながります。また、体を温めてからシャンプーを使ったほうが、毛穴が開いてより高い洗浄効果が期待できます。
5.早く寝る
髪が受けたダメージは睡眠中に回復されます。夜更かししていると、この修復作業がきちんと行われません。
6.楽しみを見つける
ストレスは髪の大敵。スポーツでも趣味でも、好きなことを楽しむ時間があれば、ストレスが溜まるのを防ぐことができます。
正しいシャンプーのすすめ
髪と地肌を清潔に保ち、髪の成長を促すために、正しいシャンプーの仕方をマスターしましょう。1日の汚れをその日のうちに取るために、シャンプーは夜の入浴時にすることをおすすめします。フケや脂分が浮き出して、シャンプーの洗浄効果が高まります。
2.たっぷりとお湯で洗う
シャンプーをつける前に、十分に時間をかけてお湯で髪と地肌を洗ってください。泡立ちを良くするためだけに濡らすのではなく、こうすることで汚れの大半は洗い落とせます。
3.シャンプーを手のひらで泡立ててからつける
容器から直接頭につけるのは論外。髪で泡立てようとすると、髪の表面のキューティクルが傷んでしまいます。
4.指の腹で洗う
指の腹を使って、地肌をマッサージする感覚で洗います。力を入れたり、爪でかいたりしないように注意。
5.しっかりとすすぐ
シャンプーが残っていると髪が傷んだり、頭皮トラブルの原因になったりします。
できることから今すぐ始めよう
ここでご紹介した薄毛対策をすべて実践するのはかなり難しいと思います。効果がすぐに現れるものでもないので、続けるためには根気も要求されます。でも、生活習慣の積み重ねが原因となっている薄毛には、やはり毎日の積み重ねが欠かせません。