沖縄でジンベエザメとダイビング
『ダイバーの憧れ』とまで言われ、広く回遊しているジンベエザメを海の中から見つけ出すのは至難の業。
しかし沖縄の読谷村(よみたんそん)沖には、海中で複数のジンベエザメが飼育されており、一緒にダイビングができるのです。
海中飼育されているので、当然ながら「ポイントに行っても会えない」なんて言う事はありません。それどころか、一年中会いに行くことが出来ます。
もちろん水族館よりもさらに近い距離で餌付けを見ることが出来ますし、機嫌が良ければ触れることだってできるでしょう。
ジンベエと泳ぐ方法
ツアーの予約は現地のショップで行っています。
予約は『事前予約』がほとんど。当日の予約は難しいでしょう。
また、ジンベエザメに影響がある為、1日のダイビング本数は2本から4本。少人数での参加という形式をとっている所が多いようです。
参加を希望するのであれば、早めの確認と予約が必要となります。
ツアープラン
ジンベエザメのツアープランは大きく分けて、『シュノーケル』『体験ダイブ』『ファンダイブ』の3種類があります。
元々浅い場所を泳ぐジンベエザメですので、シュノーケリングでも問題なく、かなり近い位置で見ることが出来るでしょう。
主な違いとしては以下のようなものがあります。(費用はおおよその目安)。
シュノーケル
元も費用が安い(¥8,000~¥10,000)。水面から見下ろすだけ。サメとの距離は最も遠い。ライセンスはいらない。
体験ダイブ
費用は高め(¥10,000~15,000)。シュノーケルよりもサメに近く、比較的自由に泳げるが、生簀の中には入れない。運が良ければ触る事もできる。ライセンス不要。
ファンダイブ
Cカード必須。
費用は体験と同程度(¥10,000~15,000)。ツアーの中では、唯一生簀の中に入ることができ、一緒に泳ぐことも可能。触れるかは運次第だが、尾びれで叩かれる可能性もあり。
どのコースを選んでも、ウェットスーツやライフジャケットを装備しますので、泳げなくても問題はありません。
中性浮力が苦手な人でも、インストラクターが付くので心配する必要はないでしょう。
またジンベエザメのポイントは港から800m沖、ボートで約10分の位置と非常に近い場所にありますので、船酔いの心配はほとんどありません。
それでも心配な方は準備しておくと安心です。
用意する物
『水着』『タオル』『ビーチサンダル』で十分というショップがほとんど。
ショップによっては『水着のみで参加OK』という事もありますので、予約時に確認しましょう。
また自前のダイビング用品を持っているのなら、レンタル代がかからない場合もあります。
注意点
全ショップにおいて、動画撮影は出来ません。
その為、カメラの持ち込みを制限しているお店もあり、写真はショップの方に撮影してもらう場合が多いようです。
こちらも事前の確認が必要ですね。
また『生簀に閉じ込めて見世物にするなんて』という方の為に補足しますと、ここで『保護』されているジンベエザメは、大型定置網に間違ってかかってしまった個体。
決して見世物の為だけに連れてこられたわけではなく、保護と研究を目的としたものです。
自然の海では味わえない感動
沖縄であっても、自然のジンベエザメと出会えるのは、年に1回あるかどうか。
それも見かけるだけで、一緒に泳ぐ事ができるのは奇跡といってもいいでしょう。
今まで水槽越しに見上げるしかなかったジンベエザメと同じ海に入り、一緒に泳ぐ体験はこのツアーでしか実現できない、夢のような思い出となるでしょう。