爪の手入れの基本となるネイルケア
ネイルの手入れで最も基本であるのが、ネイルケアです。
ネイルケアとは、爪の長さや形を整えたり、甘皮を取るなどの各種の基本作業を指します。
カラーなど爪の美容を施す前に、爪の状態を整えるための基礎となる作業にあたります。
自身でもネイルケアは出来るものの、ネイルサロンなどで専門家に手入れを頼んだほうが確実です。
ネイルをケアする場合には、爪を切るのではなく削る作業を行います。
これは、爪切りなどで爪を切った場合に、断面に細かいヒビが入る恐れがあるためです。
細かいヒビであるため、肉眼では確認しづらいものの、その影響は爪に影響が出てきます。
爪に入ったヒビからは、爪の内部の水分や油分が失われてしまいます。
その結果、爪が成長するに従って、大きなヒビ割れに成長してしまう事もあります。
このような爪への悪影響を防ぐために、爪の手入れには細かいケアが必要です。
個人では面倒な爪の手入れも、ネイルサロンでサービスを利用すれば、簡単で確実に爪のケアを行うことができます。
ネイルサロンのサービスを利用するメリットが、プロの細やかな爪のケアに表れてきます。
ネイルサロンで行われる作業の意味を分かると、その価値がよくわかってきます。
ネイルケアのためのファイリングやキューティクルケアやバッフィング
まず、ネイルケアを行う上で、第一に爪の長さや形を整える作業をファイリングと呼びます。
ファイリングを行う際に用いるヤスリが、ネイルファイルです。
あるいは、エメリーボードとも呼ばれています。
ネイルケアを行う上で基本的な作業であり、ネイルサロンでもネイルファイルによるネイルケアが行われます。
ファイリングによって爪の長さや形が整えられることで、ネイルのカラーや装飾を施す際の基本となる部分が出来上がります。
美しいネイルの装飾を施すには、その基本となる爪の形や状態が重要です。
ファイリングが終わると、今度はキューティクルケアを行います。
キューティクルケアは、甘皮やルーズスキンを取り除く作業を行います。
甘皮は爪や皮膚を保護するために生えてくるものであるものの、そのままにしておくと常に施す事が出来るネイルの範囲が狭くなってしまいます。
こうして、爪のキューティクルケアが終わった後に行うのが、バッフィングです。
バッフィングは、爪の表面を滑らかに磨き上げる作業です。
バッフィングで爪の表面を仕上げることによって、爪に輝きが出てきます。
バッフィングを終えることができれば、最後にネイルオイルを爪表面に施すことによって、美しいツヤが爪に表れます。
ジェルやスカルプチュアによるネイル装飾
基本的なネイルケアに加えて、ネイルの見栄えをよくするための装飾を施す事が出来ます。
例えばジェルは、爪の表面にアクリル樹脂を施す手法です。
ジェルは、自然に乾燥しないため、UVなどを照射することによって硬化させます。
ジェルには、ソフトタイプとハードタイプがあり、自由に選ぶ事が出来ます。
一方で、スカルプチュアは、アクリル素材を使用して、人工の爪を形成していく手法です。
スカルプチュアによって爪の装飾を形成する方法には、チップオーバーレイやベーシックスカルプチュアがあります。
チップオーバーレイは、爪にネイルチップを設置した上で、全体を補強して固定する手法です。
一方で、ベーシックスカルプチュアは、アクリル素材で全体的に形を形成していく手法です。
このようなスカルプチュアの方法は、自由な爪の装飾を可能にします。
デザイン表現を自由に行う事ができるため、スカルプチュアを利用する人は多いです。
ただし、スカルプチュアは、爪に負担がかかるネイル装飾の方法でもあります。
このことから、スカルプチュアのネイルサービスを利用する際には、ネイルサロンのネイリストと相談した上で、利用すべきかどうかについて判断することが必要です。