妊娠線はどうしてできる??
妊娠線は、お腹や胸が大きくなることによって、皮膚が伸びきれずに裂けてできた跡のことです。「ストレッチマーク」とも呼ばれます。
皮膚には伸縮性がありますが、表面の表皮に比べ、皮膚の奥にある真皮などの層は伸縮性に劣ります。そのため、急に胸やお腹が大きくなって皮膚が引き伸ばされてしまうと、真皮層や皮下組織に亀裂が生じてしまうのです。
こんな人は妊娠線ができやすいので要注意!
妊娠線は急激にお腹が大きくなることで生じますから、多胎妊娠の人やもともと小柄な人にできやすいと言われています。
また、肌質の違いや皮下脂肪のつき方で妊娠線のできやすさに違いがあり、皮下脂肪が多くついている人に妊娠線ができやすいとされています。皮下脂肪が厚い方が、真皮や皮下組織の伸縮性が良くないのです。
妊娠線の予防方法
皮膚を急激に伸ばさなければ妊娠線はできないのですから、体重を増やしすぎなければ妊娠線を予防できます。
…と言っても、適切な体重管理ができているのならば、必要以上に体重を増やさないようにする必要はありません。
適切な体重管理を行い、妊娠線予防のクリームを使用することで妊娠線を防ぐことができます。
妊娠線予防クリームとは??
妊娠線を防ぐには、保湿が大切です。肌が乾燥していると、皮膚の伸縮性を維持できなくなってしまうんです。
妊娠線予防クリームは、皮膚を乾燥から防ぎ、皮膚の伸縮性を高める効果があるとされています。
しかし、残念ながら妊娠線予防クリームを使用すれば100%妊娠線を防げるというわけではありません。気を付けてケアしていても、肌質の違いなどによりできてしまう場合があります。
妊娠線を消す方法
妊娠線を完璧に消すことはできません。できたばかりの妊娠線は、赤紫色をしているのでショックを受ける人も多いですが、妊娠線はだんだん白っぽくなり、目立たなくなっていきます。
妊娠線を消すクリームが販売されていますが、完璧に消すことはできないとされています。
また、美容皮膚科で妊娠線を消すための施術も行われていますが、やはり完璧に消えるわけではないようです。
妊娠線を見つけたら…
妊娠線は消すことはできませんが、妊娠中に見つけた妊娠線は、それ以上拡がらないように予防することはできます。放っておくと、さらに拡がってしまいますから、すぐに保湿などの予防を行うようにしましょう。
妊娠線の初期症状
妊娠線ができる頃、かゆみが生じる場合があります。かゆみが生じたら、妊娠線の兆候かもしれないので、保湿をして妊娠線が拡がるのを防ぎましょう。
胸はどのくらい大きくなったら妊娠線ができる??
やはりバストも皮膚の伸縮性によって、妊娠線ができるかどうかに違いがあります。2カップのサイズアップで妊娠線ができた人もいれば、2カップ以上サイズアップしても妊娠線ができなかった人もいます。
また、お腹の妊娠線はできなかったのに、胸の妊娠線だけができてしまったという人もいます。
胸の妊娠線の予防方法
胸の妊娠線もお腹の妊娠線と予防方法は一緒で、保湿が肝心です。
母乳で育てたいと思っている人は特に、妊娠中のおっぱいケアが大切なので、母乳育児のためのおっぱいケアと合わせて妊娠線ケアを行うと良いでしょう。
妊娠線予防クリームでも普通の保湿剤でも大丈夫です。バストのマッサージを行いながら、皮膚にしっかり保湿剤をなじませることで、皮膚の収縮性を維持することができます。