あなたの周りにいる近い人5人は誰か?
社会人生活は学生生活と違って、接待や社内の飲み会なども多くある。取引先の同年代の人との出会い1つとっても、学生生活の時とは違うステージでの人付き合いが増えているのではないだろうか?
がむしゃらに仕事をしていれば、そんなに夜な夜な飲みに行ったりすることも難しいが、もし、月1に1回、その日だけは早帰りデーと自分で決めて、仕事でもプライベートでもいいので、誰かを誘って飲みに行くとしたら、あなたは誰と貴重な時間を過ごすだろうか?
ただし、ここでは恋人や家族は少し脇に置いておこう。
その上で、この1年くらいでよく飲んだり、食事をする人ベスト5をあげてみよう。
先にネタばらしをすると、そのベスト5の5人の人達の平均年収が自分の5年後の年収になる。
これはいろんなところでよく言われているし、あまり目新しいことではないが、あらためて心得てほしいことだ。
私はどうかというと、基本年上の人、年齢層的には40代~60代まで。
男女比は男性がやや多い。
職業は経営者、大手企業でバリバリ働くビジネスマン、士業を含めた専門家、同業者であるコンサルタント・・・。と言ったところ。
同級生の飲み会、ママ友(私には子供が2人いるので)飲み会は1年に1回あるかないかというところ。
もちろん仕事がらみの飲み会が圧倒的だが、仕事の関係なくても面白い人と会ったり、都内で行われるセミナーや勉強会でも仕事抜きで学ぶ場所を求めて、月1回は参加することを決めている。
30代のメンバーが集まる、「変人会」という会が最近は刺激的で、私は初回メンバーからお誘いされているが、2か月1回、経営者、ベンチャー系起業家、外資系コンサルタント、大手企業ビジネスマン、医者・・・というメンバーで集まる会には積極的に参加している。
共通項は「こいつ変人だな・・・」と自分が認める人がいたら連れてくるというスタンスで、会の輪が広がっていく。
みんな多忙すぎて、開催時には日本にいないというメンバーもいるが、毎回楽しく、仕事のこと、将来のことなど、語りあう。
美味しいお酒と料理でいい時間を持つことができている。
面白いなと思ったら、知り合いがいなくてもどんどん自分と違う価値観を求めて参加している。
今現在のベスト5のメンバーの平均年収を確認したことはないが、今の私の年収より高いことは確かだ。
定義は「奢ってでも飲みたい人」
そんな話をすると、どんどん飲み会行って人脈を広げようと言っているように聞こえるかもしれない。意味の分からない異業種交流会的なものもたくさんある。
参加すればするほど、「こいつ飲むの好きだな」と思われて、お誘いも増える。
そんなのに付き合っていたら、家庭は崩壊し、仕事もままならない(笑)。
私の定義は「奢ってでも飲みたい」人に誘われる会だったり、メンバーだと思ったら参加するという基準を持っている。
もちろん、異業種交流会も全く意味がないわけではなく、ただバカみたいな名刺の山を築くのではなく、こちらのスタンスの持ち方でいい出会いはたくさんあると思う。
しかし、母である私には時間が限られているので、自分の中であえて決めた。
独身男性でも、ある程度自分の中に軸を決めることをお勧めする。
そうなると、会社の愚痴を言い合うような同期だけの飲み会とか、大学時代の友人との飲み会は半年に1回くらいで十分だと思う。
奢ってでも飲みたいというと「なんだ、利益にならない人とは飲まないのか」と思われるが、同年代でも、年下でも「この人の考えは面白い」「自分とは全く違う価値観がある」「いつも自分よりも高い目標を持っている」と思えば利益とか関係なしに自分の中では「奢ってでも基準」となる。
たまに、仕事で利益になるような飲み会だけしか行かないという一見ドライというかエリートぶっている人、仕事が忙しくて飲みに行っている暇なんてないよという人もいるが、つまらない人だなと思う。
私の知る優秀な人たちは、毎晩飲みに行ったりはしなくても月に何回必ずポジティブな思考や自分と違う価値観を求めて、食事会や飲み会に参加している。
そんな時間を大事にしながら、仕事でも圧倒的な成果をあげているのだ。
愚痴を言う人といると不幸がうつる
愚痴もたまにはいいと思う。ストレス発散して、その場限りで終わらせてまた明日から頑張ろう!という落としどころになるならば。
しかし、多くの飲み会は、愚痴をさんざん言ったあと、「だから何だ?」という結論のないというか、ただネガティブオーラ前回で終わる。
そして、このネガティブオーラは伝染力が強い(笑)。
愚痴を言うくせに、変化する勇気もない、会うたびに同じような話ばかり・・・。
そんな人たちとばかり一緒にいると、自分もその思考に巻き込まれている危険性もある。
相手は「うちの会社がさ~」なんて話すと、「いやいや、うちの会社だってさ~」と呼応してしまうので普通である。
そして、人は口にだして誰かに話すことで、話して聞いて、相手の共感のリアクションを見て、さらに感情を強くしてしまうという傾向がある。
いつしか、相手の愚痴をきいて、それにこたえて、何気なくいった自分の愚痴に知らずに浸食されていく。
それを私は「不幸がうつる!」と呼んでいる(笑)。
苦手な人には積極的に会う
人は誰しも気の合う人と常に一緒にいたいものだ。それは当然なのだが、2か月1回くらい自分の「苦手な人」「つかみどころのない人」と会うように意識してみてはどうだろう。
尊敬しているけれど、会って話していると、結構ズバズバ毒舌で切り込んできて言われたくないことをご指導いただけるという、一方的に師匠だと思っている人が私にはいる。
会うときはいつも飲んでいるので、最後はグダグダだが、アドバイスは秀逸、腹にドドーンと響く言葉ばかりだ・・・。
私はMなのかもしれない(笑)。
調子に乗っているかも、ちょっと仕事がうまく行きすぎてるなと思えばすぐに連絡して、飲み行きましょうー!とお誘いする。
といってもいつもご馳走になるのだが、定期的にお礼の品を持参して(笑)。
こんな人は、年上のことが多いと思う。「飲みに連れってってください!!」と元気よく言えるのは20代から30代前半くらいではないかと思う(笑)。
言ったもん勝ち。
「なんだこいつ慣れ慣れしいな」と思われても、きちんと会が終わった後のお礼(感謝の気持ちをストレートに)と、次に会うときには前回のこんな話を聞いて、こうしてみたらこんな結果になりましたという報告できるような成長や成果を持参して。
半年1回くらいに一方的に師匠と心の中で呼んでお誘いする。というかお願いする。そうすれば「嫌だ」という人はいない。
年代、性別、会社、業界の枠を超えて
どんどん、今の仲良しな友達以外の人との時間をもつ。年代も、性別も、全く関係ない。
もし、今そんな人周りにいないんですが・・・というなら、「そういう飲み会あったら、誘ってください!」とお願いしてもいいし、いれば早速、今晩誘ってみよう。
そんな人は周りの人も同じように思っているから多忙なことも多い。
すぐに実現しなくても、継続的にアプローチしていると今までの世界観と違う人たちに会うことになる。
意識して行動すれば、5年後あなたのキャリアは今日から変わる。
旅費を上手に抑えるには
海外旅行に行く際、頭を悩ます要因の一つとなるのが「旅費」です。特に最近は、燃料サーチャージの高騰により、航空券の料金が跳ね上がっています。私事ですが、先日、家族と旅行に行くために旅行会社を通じて航空券とホテルの手配をしました。行き先はアメリカ方面だったのですが、ホテル代と航空券本体の代金を合わせた金額の4割に相当する金額が燃料サーチャージとして持っていかれていました。
そのことが書かれた明細書を見て、思わず泡を吹いて倒れそうになりました。そんなことはどうでもいいですね、すみません。
そもそも、LCCって何?
LCCという言葉は聞いたことがある、と言う人は多いかと思いますが、それが何なのかを的確に説明できる、と言う人は少ないと思います。「安いってことはわかるのだけど~」ともじもじしてしまうのが普通でしょう。
LCCとは「Low Cost Career」(ローコストキャリア)の略で、日本語に直すと「格安航空会社」です。文字通り、従来の航空会社に比べて、格安の値段で輸送を行っている航空会社のことを総称してこう呼びます。
アメリカやヨーロッパなどでは、国土が広いため、国内間の移動に飛行機を使う機会が日本に比べ格段に多く、早くからLCCは発達してきました。それについて話すと長くなってしまうので、日本においてはどうだったのか、ということについて話を進めましょう。
日本においては、2007年にオーストラリアの航空会社・カンタス航空の子会社であるジェットスター航空がLCCとしては初めて定期便の乗り入れを始めました。その後、日本国内でも全日空の出資でピーチ・アビエーションやバニラエアなどのLCCが設立され、またさまざまな国のLCCが乗り入れるなど、LCCが本格的に認知される時代が到来しました。
LCCってどうして安いの?
たいていの人が抱くイメージとして「LCC=運賃が安い」というものがあると思います。私も、街頭で「LCCについてどう思いますか?」と聞かれたら即座に「安い?」と答えてしまうでしょう。では、LCCの運賃はなぜ安いのでしょうか?それには、以下のような理由があげられます。
使用する機体をすべて統一している
普通の航空会社(専門用語では「レガシーキャリア」というらしいです。以下において、この表現を使いたいと思います)では、就航する路線に応じて、さまざまな機体を使っています。これに対し、LCCは基本的にすべての路線で同じ種類の機体を使っています。このことにより、「整備にかかるコストを抑えられる」「パイロットのライセンスの管理にコストがかからない」(※)という効果があります。
※パイロットのライセンスは、航空機の種類ごとに発行されます。たとえば「ボーイング737」を操縦するには、そのためのライセンスを持っていなくてはいけません。
座席数を多くしている
LCCに乗ったことがある人ならわかると思うのですが、基本的に座席の配列を一言で表すと「みっちみち」です。つまり、前の座席との間隔が狭く、大柄の人だったらひざが前の座席についてしまうのではないかというくらい狭くなっています。機内設備にお金をかけない
レガシーキャリアの飛行機では、座席にモニターがついていたり、ヘッドフォンの接続口があったり、座席にある程度お金がかけられています。しかし、LCCではモニターやヘッドフォンの接続口といったものが一切ありません。このことで、メンテナンス代を削減できるという効果があります。基本的に無料サービスをしない
レガシーキャリアでは、飛行時間にもよりますが機内食が出ます。しかし、LCCでは機内食は基本的に出ません。以上のような「徹底したコスト削減」のための方策により、LCCはコストを徹底的に抑えた運営を行うことができています。そのため、運賃を安くすすることができた、という結論になります。
LCCのメリットとデメリットについて
では、LCCのメリットとデメリットにはいったいどんなものがあるのでしょうか?解説しましょう。LCCのメリット
LCCを選ぶ人のほとんどがこの「運賃が安い」という理由で選んでいると思います。特に、「リピーター」と呼ばれる、「1つの国に何度も行っている人」ほど、LCCを選ぶ傾向にあるようです。慣れていれば、運賃が安いほうがいい、というのは一理あるかもしれません。 機材が新しい
LCCは新しく設立された会社が多いので、基本的に新しい機体が多いです。機体は新しければ新しいほど安全性が高いので、機体が原因のトラブルに巻き込まれたくない、という人にはおすすめかもしれません。 片道切符でも安い
レガシーキャリアの航空券は、往復切符と片道切符の料金があまり変わらない、という場合もあります。これに対して、LCCは基本的に片道ベースで料金を策定しているので、片道だけ使う、という場合でもとんでもなく割高にはなりません。
LCCのデメリット
コスト削減のために、あらゆるサービスを省いているのが実情です。そのため、機内で何かを食べたいと思ったら有料の機内販売に頼るか、自分で事前に買って持ち込むかしなければいけません。また、スーツケースを預けるにも、別途料金が必要になる会社もあります。サービスを望むなら、それ相応のお金がかかるのです。 座席が狭い
輸送効率を上げるため、安全が確保される限界地まで客席を作っています。そのため、前の座席との間隔が狭く、客席はかなり狭いです。小柄な体型の人ならともかく、大柄の人にはかなりつらいでしょう。 マイレージが貯まらない
レガシーキャリアではたいていマイレージが貯まりますが、LCCにはマイレージサービスは存在しません。「マイルを貯めて次の旅行に・・・」という願望があるなら、LCCではなくレガシーキャリアを選択したほうが無難でしょう。 時間に厳しい
レガシーキャリアでは、少しくらいチェックイン終了時間に遅れてしまったとしても、融通を利かせてくれます。しかし、LCCにそんな言い訳は通用しません。
私が聞いたところでは、「空港までバスで行くつもりで乗ったら渋滞に巻き込まれてチェックイン修了時刻に10分遅れてしまった。カウンターにいったら“チェックインは10分前に修了しております"とだけいわれ、にべもなかった。仕方が無いので、空港中の日本就航便がある航空会社のカウンターを回って、何とか翌日の航空券を確保した」という背筋が寒くなる話もあります。
LCCでは自社便が欠航や遅延した場合のアフターケアというものがまったくありません。欠航した場合でも、代わりの飛行機は自分で手配しなければいけないし、遅延したおかげで次の飛行機に乗り継げなかったとしても、それは自己責任で片付けられてしまいます。
レガシーキャリアなら最大限の対処をしてくれるところでしょうけど、LCCではそういうケアがないのです。海外旅行がはじめて、お年寄りや子供など体力に不安がある人がいる、などの場合は、レガシーキャリアを選んでおいたほうが無難です。
既存会社と賢く使い分ける
以上、LCCについて知っておいたほうがいいところをまとめてみました。どうしても飛行機の話題が好きなので、真剣に語ってしまいます。最後に、私のLCC体験についてお話しておきます。一度、個人的な用事でソウルに行くことがあり、航空券とホテルがパックになったツアーの手配をしました。
そのときは、学校が夏休みの時期だったので、大韓航空やアシアナ航空などを使うツアーは一杯で、LCCのチェジュ航空を使うツアーがあいていたので申し込みました。初めてのLCCということで、「期待半分、不安半分」といった心境で行ったのですが、思ったより悪くなかったです。
ただ、チェックインにえらく時間がかかったので、「これは2時間前どころか3時間前に来たほうがいいな」と思ったことと、座席はやはり狭いので「我慢できてソウル(2時間くらい)までだな」と思ったことを覚えています。
LCCのデメリットについてかなり詳しく書いてしまったので、「LCCは使わないほうがいい」という雰囲気になってしまいましたが、そんなことはありません。
旅行費用を安く抑えて、その分現地でぱーっと遊びたい、という人には選択肢の一つとしてありだと思います。よく考えて、賢く利用するのがよいかもしれません。