身体の冷えにはこれが効く!タイプ別【冷え性】漢方マニュアル|トピックスファロー

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2013年4月1日
身体の冷えにはこれが効く!タイプ別【冷え性】漢方マニュアル

近年注目を集める漢方は、冷え性改善にも高い効果を発揮します。しかし、自分の冷え性のタイプがどのようなものか知っていないと、自分にぴったりの漢方薬を選ぶことはできません。冷え性にはどのようなタイプのものがあるか、漢方薬はどれを選べばいいのか、コツを紹介します。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

自分にあった漢方薬で冷え性を改善

漢方薬は、独自の理論に基づいて処方される薬で、通常の医学では対応できない未病にも強いとして、近年注目を集めています。
その漢方薬は冷え性の治療でき、自分にあった漢方薬を服用すれば、高い冷え性改善効果が期待できます。
しかし、自分にあっていないような漢方薬を選んでしまうと、期待したほどの効果を得られない場合があります。
上手に漢方薬を見つけるために、そのポイントをチェックしていきましょう。

冷え性には複数タイプがある

漢方を選ぶ前に、まずは冷え性について考えてみましょう。
普段、一言に「冷え性」と言っている人も多いでしょうが、実は冷え性には複数のタイプが存在します。

冷え性タイプ

気血タイプ
(きけつ)

血液・気力ともにエネルギー不足な状態で、全身に冷えを感じるタイプの冷え性です。
普段から疲れやすくなったり、食欲がなかったり、といった症状があります。

瘀血タイプ
(おけつ)

細い血管の隅々まで血がいきわたらない状態にあるため、手先・足先・末端部分が特に冷える症状です。
冷えと同時に生理痛や肩こりなどを感じることもあります。

気滞タイプ
(きたい)

下半身は寒さを感じているのに、顔周りをはじめとした上半身は熱い・のぼせるといった感覚に襲われる冷え性です。
自律神経のバランスの乱れからくるもので、ストレス・イライラしやすい状態になることも。

腎虚タイプ
(じんきょ)

腹部・腰回りに冷えを感じる冷え性です。
消化機能の低下に加え、生理痛や不妊症など性に関する病気にかかることもあります。

自分にあった漢方薬を選ぶなら、自分がどのタイプの冷え性なのか、確認しておきましょう。

冷え性対応に合わせたオススメ漢方薬

それでは、上記のタイプに合わせたおすすめの漢方をいくつか紹介していきます。

気血タイプ

 

イスクラ婦宝当帰膠(イスクラふほうとうきこう)

婦宝当帰膠

主成分である「当帰」が血液量を増やしてくれるため、血流が良くなり体を温めてくれます。また、気(身体の機能をコントロールする物質)の流れを良くしてくれる効果があります。
精油成分・ビタミンA類・養蚕などを含んでいるので、胃腸にも良い効果を与えてくれます。

瘀血タイプ

イスクラ冠元顆粒(いすくらかんげんかりゅう)

冠元顆粒

瘀血型の冷え性は血液がドロドロになり、血流が悪くなることによって発生します。
この冠元顆粒は、滞った血行の促進を促す、代表格的な漢方薬です。
その他にも血行不良からくる生理痛や肉体疲労などにも効果的です。

気帯タイプ

「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒

桂枝茯苓丸

桂枝茯苓丸は血流の流れを良くすることで、末梢の冷えを改善するだけでなく、血行を良くして熱のバランスを整えてくれるので、冷えによるのぼせの解消もできる漢方薬です。
また、女性の月経トラブル「血の道症」にも効果的です。

腎虚タイプ

イスクラ参茸補血丸(いすくらさんじょうほけつがん)

参茸補血

参茸補血丸は「補腎薬(“腎”とは身体の働きや機能の事)」の1つに数えられ、腎の働きを活発にさせ、身体全体に熱を供給する働きをサポートしてくれます。
その高いパワーから、「飲むカイロ」なんて表現されることもあります。

漢方薬はどのように探せばよい?

自分にぴったりの漢方薬を選ぶには、まずは医師や薬剤師の方に相談をすることをオススメします。
漢方薬はその人の体質や症状に合わせたものを探すために、漢方薬独自の理論を使って処方されています。
具体的には以下のような項目を「ものさし」として使っています。

  • 証 ・・・ その人の状態(症状・体質・体力の現れ方)の事。
  • 気 ・・・ 元気や気力など、気持ちの面に関する事。
  • 血 ・・・ 血の巡りやそれに関する栄養の事。
  • 水 ・・・ 血液以外の体液の調子に関する事。

漢方ではこの4つの物差しを四診(見て確かめる「望診」、聞いて確かめる「聞診」、質問をして確認する「問診」、触って確かめる「切診」)して確かめていきます。
このような診断をするためには、医師と患者のコミュニケーションが大切です。
ですので、自分にあった漢方薬を選ぶためには、医師の方と積極的にコミュニケーションを取っていくことが大切です。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。