ストレスをなくして女性ホルモンを整える
”女性ホルモンのバランスを整える”という事は、美容面で高い効果を発揮します。
しかし、ホルモンバランスというのは、ストレスが影響で崩れやすいものです。
ストレスがどのようにして女性ホルモンを乱すのか、どのような影響があるのか、そしてどのように対処していけばいいのか、こちらでチェックしていきましょう。
女性ホルモンが乱れる原因
女性ホルモンは、脳にある「視床下部」から始まり、「脳下垂体」→「卵巣」というメカニズムが働くことにより分泌されています。
「ホルモンバランスが乱れている」という状態は、この「視床下部」「脳下垂体」「卵巣」の3つの内、どれかの器官が上手く働いていない状態 を指します。
ストレスというのは、この中でも「視床下部」に大きな影響を与えます。
視床下部は自律神経の調整を行う場所ですが、人がストレスを感じると、その視床下部に伝わり、自律神経のコントロールに影響を与えてしまうのです。
また、そのストレスは視床下部から脳下垂体、卵巣にまで伝わってしまい、身体全体に様々な悪影響を与えてしまうのです。
女性ホルモンが乱れると…
女性ホルモンが乱れると、美容的にどのような悪影響が起こるのでしょうか。
肌への悪影響
女性ホルモンは美肌と密接な関係が。女性ホルモンのうち、美容に強い関連性がある「エストロゲン」が減ることによって肌の乾燥やニキビを生み出したり、肌の老化を引き起こしたりしまいます。
髪の毛への悪影響
エストロゲンは髪の毛への影響もあります。女性は歳を取るにつれて薄毛になる傾向がありますが、それはエストロゲンの減少のためです。
女性ホルモンの減少・乱れが起こってしまうと、若いうちから薄毛など、髪の毛のトラブルを引き起こしてしまいます。
肥満
女性ホルモンの低下が、肥満の原因に繋がるという実験結果が出ています。
エストロゲンには食欲抑制の効果もあり、エストロゲンが減ることで食欲が増進されてしまったり、内臓脂肪燃焼機能低下などを引き起こします。
女性の「オス化」
女性は元々、男性ホルモンも僅かに分泌しているが、ホルモンバランスが崩れることにより男性ホルモンが強くなり、結果「ヒゲが生える」「体毛が濃くなる」「加齢臭がきつくなる」など、身体の「オス化」が進んでしまいます。
女性ホルモンを整えるための生活習慣
女性ホルモンを減らさないためには、規則正しい生活をしていくことが大切です。
また、規則正しい生活以外にも、女性ホルモンに良いとされる生活習慣を送ることが大切です。
規則正しい生活・ストレスフリーな生活を心がけましょう。
以下、いくつかのポイントまとめてみましたので、参考にしてみてください。
バランスの良い食事
偏った食事は栄養バランスが乱れ、同時にホルモンバランスを乱します。
エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボン、血行を良くする生姜、貧血を予防するレバー、便秘予防のための食物繊維などの栄養を、バランスよく摂りましょう。
十分な睡眠
睡眠不足は、自律神経に関わる視床下部に悪影響を与え、ホルモンバランスを乱します。
忙しい日でも出来るだけ夜の12時前には寝ておきたいところ。また、適度な運動や寝室環境を整え、質の良い睡眠を目指しましょう。
適度な運動
適度な運動をすることで自律神経を活性化させましょう。自律神経がしっかりしていると、ホルモンバランスもしっかりしてきます。いきなり運動は…という人は、ストレッチから始めるとよいでしょう。
出来るだけ毎日行っていくのがベストです。
無理なダイエットをしない
無理な食事制限ダイエットは栄養不足に陥りやすく、肌に良くありません。また、無理な方法でダイエットを行うとストレスの原因になり、ホルモンバランスを乱してしまいます。
禁煙
タバコの成分は女性ホルモンの生成に悪影響なものがあり、分泌を低下させてしまいます。
さらに、ニコチンなど肌に悪い成分も多く、喫煙は美肌にとってデメリットが多い行為と言えます。
体の冷え
女性が悩みやすい冷えは、ホルモンバランスを乱す原因になるとされています。
生姜を入れた飲み物を摂取して体を温めたり、冬場など寒い時期は、カイロや腹巻などで冷えやすい部分をしっかり温めましょう。
恋愛をする
恋愛をして幸せを感じると、「恋愛ホルモン」とも言われる「フェネチルアミン」と言われる物質を分泌しますが、この物質はエストロゲンの分泌に好影響を与え、全身に美容・健康を与えてくれます。
なお、この効果は頭の中で「妄想」でも効果があるとのこと。誰でも手軽にできますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。