ダイエットを成功させて、不快なダイエット臭から開放される方法|トピックスファロー

  • 取材などできるフリーライター募集
5,123 views
2013年3月15日
ダイエットを成功させて、不快なダイエット臭から開放される方法

ダイエットを頑張る人を襲う悲劇『ダイエット臭』。ツンとくる甘酸っぱい匂いは歯磨きをしても消える事はありません。なぜなら原因物質『ケトン体』は体内から臭いを出しているからです。ダイエットでなぜ口臭がひどくなるのか?その原因と予防法を紹介します。

取材ライター
  

臭いは体が発する危険信号

それまで、ダイエットを始めたとたん、甘酸っぱい臭いをするようになったという経験はありませんか?
これは『体の代謝能力がおかしくなっている』典型的な症状です。

カロリー制限が口を臭くする

日々、様々なダイエット法が紹介されていますが、いまだに多い『食べないダイエット』
カロリーを制限するダイエットは『正しい指導と監修の元』で行えば、成果を出します
しかし多くの人は栄養バランスを考えず、ひたすらに『食べない』事で痩せようとします。

この危険性と無駄な努力は、様々な人が多くの場所で訴えていますが、いまだに分かっていない人が多いのが実情。

そこで、『食べないダイエット』が、ひどい口臭を発生させる理由を3段階に分けて説明します

第1段階:ドライマウスで口臭がキツイ

カロリー制限を行う事で、常に空腹状態になり、その結果、口内の唾液量が減ります
本来、1日に1リットルから1.5リットルも分泌される唾液は、口内の洗浄と殺菌、さらに抗菌まで行っています。その働きで、臭いの原因である細菌の繁殖を防いでいます。

しかし、空腹状態が続いている時は唾液を出す必要が無く、知らず知らずドライマウスが進行し、乾燥した口の中では細菌が繁殖口臭が強くなります。
ちょうど、寝起きの口臭がずっとずっと続いていると考えれば分かりやすいでしょうか。

実はちょっとだけ汗臭くなっている

第1段階でも体の中で異常が起きており、実は普段より『汗臭く』なっています。
これは、外からからエネルギーの補給がなく、足りない分を体内の中性脂肪を分解して作る事が原因。
中性脂肪は分解される事で「脂肪酸」に変化し、汗として流れると『脂っぽい臭い』がします
しかし、まだ臭いは薄く、口臭の方がキツイと感じるでしょう。

第2段階:エネルギーが燃えず、残った『燃えカス』が臭う

十分なエネルギーが無いと、筋力量も落ち、基礎代謝が上手くいかなくなります。
ここで問題になるのが、血行不良と、酸素不足

本来、エネルギーを作る際には、酸素を使って「燃やす」必要があるのですが、酸素不足では上手く燃焼してくれません。
その状態で、エネルギーを作りだそうとしても、燃料が足りずに燃えカスの様な『乳酸』が発生します。

血液中に溜まった乳酸は、同じく血液中のアンモニアと一緒に汗となって外に出てしまいます。
尿の臭いの主原因のアンモニアの汗を流すのですから、臭くないはずがありません。
ここまで来ると、敏感な人が臭いに気付き始めてきます

第3段階:近くに寄れないほど臭い始める

さらにエネルギーが足りなくなると、今度は“足りない”酸素で脂肪を燃焼させ始めます
この時、体内では『ケトン体』という物質が生成されていきます。
このケトン体は、甘酸っぱく、それでいて鼻につく非常に強い刺激臭が特徴的。

初期段階では口臭として感じられますが、放置すると全身から臭いを発生させます。
こうなれば、マスクもブレスケアも意味をなさないでしょう。

生きていけるのは「ケトン体」のおかげ

私たちには、体を維持する為のエネルギーが必要になります。
その中でも、特に重要な『脳』は、グリコースという『糖』しか栄養とする事ができません
しかし糖分を取らないダイエット中は、活動に十分な量が確保できません。

ケトン体だけが脳の栄養になる

その時に、足りない『糖』の代用として、栄養源になるのがケトン体
つまり、ケトン体が無ければ脳は栄養失調で活動を停止します。
また、心臓、筋肉、腎臓という、生命活動に重要な部位でも、エネルギーとして使用されます。

ダイエット臭の予防法

ダイエット臭の原因は、『ドライマウス』『乳酸』『ケトン体』によるものです。
そして、これらは『体の代謝が狂っている』事が、そもそもの原因

逆に考えれば『代謝バランスが整っていれば、いくらダイエットをしても臭わない』という事になります。
また、エネルギーを消費する代謝能力の向上は、ダイエットに欠かせません。

有酸素運動で代謝アップ

理想は、20分以上の継続した運動(ジョギングなど)ですが、とりあえず「動く」だけでも効果はあります。
エネルギーを作るのに必要な酸素を取り込み、運動で全身の血流が良くなり、代謝がスムーズに行えるようになるでしょう。
また、ケトン体を消費できる筋肉が落ちる事も防げるので、一石二鳥の方法です。

クエン酸で燃焼力を上げる

疲労回復に効果があると言われるクエン酸には、エネルギーの生成を助ける効果があります。
クエン酸は梅干しやレモンを始め、桃、イチゴ、メロン、キウイなどにも含まれています。

海藻を食べてバランス調整

ケトン体が増えると、体内バランスが酸性に傾きますが、これも代謝を下げる原因
そこで、アルカリ性の昆布やワカメを食べて、体内バランスを戻します

さらにこれら海藻に含まれる「アスパラギン酸」には、エネルギーを効率よく作り出す効果に加え、血中のアンモニアを尿として排出する効果もあります。

ダイエット臭が無くならない事もある

飢餓状態の間違ったダイエットを続けると、臭いの他にも、「ホルモン異常」「生理不順」「めまい」「しびれ」といった体の異常が現れてきます。 また、ダイエットを止めても、ダイエット臭だけが残り続けたという例もあります。

ダイエット臭は体の異常を知らせつ重要なアラーム。
もしも人から『臭い』と言われたら、自分のダイエットが間違っていないか見直す必要があるでしょう。

著者:和田ちえみ

取材ライター
アイコン
三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。