たまご肌の人は知っている毛穴の黒ずみを作る3大要因と予防法|トピックスファロー

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2013年3月15日
たまご肌の人は知っている毛穴の黒ずみを作る3大要因と予防法

毛穴の黒ずみを消す為に、一生懸命洗顔をする人がいますが、それだけで毛穴の黒ずみは消えてくれません。毛穴が黒く見える原因は汚ればかりではありません。そこで毛穴が黒く目立つそのメカニズムと予防法を調べました、

WEBライター
  

毛穴が黒く見える理由

女性の顔

『毛穴の黒ずみを治す為に洗顔をしましょう』という言葉が、ネット上に溢れています。
確かに、洗顔は黒ずみを直し、予防するのに適した方法でしょう。
しかし、毛穴が黒く見える原因は一つではありません。
そこで、『なぜ毛穴が黒く見えるのか』を原因別にまとめ、その予防方法も合わせて紹介します。

『汚れ』-毛穴につまった角栓

『角栓』という言葉は知っていますよね。
毛穴の中で、皮脂とホコリや古い角質、化粧品などの汚れが混ざり固くなったゴミの固まりの事。
この『角栓』の主成分である皮脂(油)が、空気に触れ(酸化)する事で変色し、毛穴が黒くみえてしまいます。

これは黒ずみの中では初期のもので、比較的治しやすいと言えるでしょう。
しかし、対応が遅れれば、角栓は毛穴を押し広げ、さらに治りにくい黒ずみへと変化していきます。

角栓ができる原因

原因は二つ。
一つは『正しい洗顔ができていない事』。
もう一つは『過剰な皮脂の分泌』にあります。

まちがった洗顔

角栓は毛穴から分泌される皮脂と汚れが混ざる事でできてしまいます。
正しい洗顔ができていないと、肌に残る古い角質や、毛穴の中に入り込んだ化粧品によって角栓ができてしまいます。

皮脂の過剰分泌

また、日常習慣や男性ホルモンの増加により皮脂の分泌量が増える事があります。
思春期の男の子の肌がオイリーになりやすいのは、男性ホルモンの影響です。

汚れによる黒ずみの予防法

洗顔が第一です。
よく泡立てた泡を使い、しっかりと洗顔して汚れをおとします。
特にすすぎは30回以上行い、皮膚に余計なものを残してはいけません。

皮脂の分泌が多い人は、油っぽい食生活を改める事。
また脂性を気にしてあぶら取り紙を使い続けると、『皮膚が乾燥している』と勘違いして、余計に皮脂が止まらなくなります

『メラニン』-日焼けと同じ色素沈着

メラニンの仕組み

皮膚がダメージを受けると、防衛反応として黒い色素を持つ『メラニン』が作られます。
日焼けをすると肌が黒くなるのは、紫外線からダメージを受けた皮膚の反応によるもの。

ちなみに、シミもメラニンによるものです。
シミがなかなか消えないように、メラニンによる毛穴の黒ずみも、洗えば消えるものではありません。
黒くなった皮膚が全て剥がれ落ちるまでには、長い時間が必要です。

メラニンが作られる原因

ここでいうダメージとは、紫外線ばかりではありません。

  • 皮脂の酸化(角栓)による、活性酸素の発生。
  • 角栓を絞り出す行為。鼻を触り続ける行為。
  • 赤ニキビの炎症。
  • 「肌をゴシゴシしてはいけない」というのも、このメラニンを作らない為に必要な事です。

メラニンを作らない為の予防法

角栓を作らない為の、洗顔は必要不可欠。正しい洗顔は、ニキビ予防にも効果的です。
当然、日焼けにも注意しましょう。

また角栓を気にするあまり、指で絞り出す人がいますが、大変に危険です。
絞る行為そのものがダメージを与える事になりますし、爪で傷がついた場所から細菌が侵入する可能性もあります。

一部、角栓を絞り出す「エクストラクション」を行っているエステもあります。
これは衛生管理のもと、プロの技術とケアがあって初めてできる技です。
素人が暇つぶしにやれるものではありません。

『埋没毛』-表面に出てこない体毛

埋没毛の例

カミソリや毛抜きを使うと起こしやすい埋没毛。黒い毛が皮膚から透けて、毛穴が黒く見えます。
これは毛根が残っているうちに、毛穴の表面がふさがった事によって起こる現象。
皮膚の下でくるくると渦巻き状に丸まっていたり、黒いポツポツや鳥肌の様になります。

基本的には無害なので、放っておけば自然と分解されます。
ただし何度も繰り返すと、それが刺激となって色素沈着を起こす可能性も否定できません。

埋没毛ができる原因

皮膚は傷つくと、傷口同士がくっつく事で傷口をふさごうとします。これは『癒着』という正常な反応です。
カミソリを使うと、皮膚の表面の毛は無くなりますが、毛穴の奥には毛根が残ったまま。
そしてカミソリで傷ついた皮膚は毛穴を癒着。
結果として、毛根だけが皮膚の奥に閉じ込められる事になります。

埋没毛を作らない方法

最も有効な方法は『永久脱毛』です。
レーザーにしてもフラッシュにしても、毛根を破壊するので皮膚の下で成長する事はありません。
ただし、費用は掛かります。

自宅で行うなら、肌へのダメージが少ないシェーバーが良いでしょう。
皮膚への刺激が強いカミソリやワックスは、おすすめできません。

どうしても埋没毛が許せない人の為の方法

シェーバーは肌への刺激が少ないだけで、埋没毛ができない訳ではありません。
もし、どうしても埋没毛を抜きたい。自然分解なんて待っている時間がない、という時の方法も紹介しておきます。

表面の皮膚を削る

埋没毛が、皮膚の薄い位置にある場合、スクラブなどで表面の角質を削り、埋没毛を露出させる方法があります。
しかし当然痛いです。

針で掘り起こす

スクラブでは削りきれない奥にある場合、よく消毒した針で皮膚を切る事も出来ます。
ただし消毒が不十分だと炎症を起こす事も考えられる危険な方法です。

病院へ行く

最も安全で確実なのは、皮膚科や美容外科で処理してもらう事でしょう。
医療診断と認められなければ、費用は全額負担になります。

毛穴の黒ずみには正しい知識が必要

間違った知識で行うケアは、毛穴だけでなく、シミやたるみの原因にもなります。
正しい知識とケアが、キレイな毛穴とつるつるの肌を作る基本なのです。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。