【美容室開業】儲かるヘアサロンを作るための3つのポイント|トピックスファロー

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2013年3月6日
【美容室開業】儲かるヘアサロンを作るための3つのポイント

昔から「髪結いの亭主」という言葉があるように、床屋・美容室には変わらない需要があり嫁を働かせて旦那は悠々自適に遊んで暮らせるほどの稼ぎがあるものと言われていました。しかし、現代において美容室を開業することは左団扇で暮らせることにはなりません。経営努力を怠れば即廃業に繋がってしまうのです。

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独立開業で儲かる美容室を作るには?

どんな業種でも、「雇われの身では儲からない、独立開業すれば儲けられる」という共通認識があるものです。実際、雇われる立場よりも開業して人を雇う立場になった方が収入は増えます。

しかし、「独立開業すれば必ず儲かる」という保証はどこにもないというのもまた事実です。業種問わず、独立開業した人の7割は五年以内に廃業するというデータもあります。

ここでは、「髪結いの亭主」という言葉があるほど儲かる職業とされる美容師の独立開業について解説していきます。

理容室・美容室は1000円カットに押されて青息吐息

いわゆる床屋である理容室や、女性中心の美容室は人々に髪の毛が生える限り一定の需要が見込める手堅い業種であると言っても過言ではないでしょう。

どんな職業でも需要が無ければ仕事は生まれないし、収入の見込みもないからです。

しかし、最近はシャンプー・髭剃りなしの髪のカットだけを専門に行う1000円カットが増加しており価格競争に負けて廃業する理容室や美容室も少なくありません。

1000円カットの特徴は髪のカットに業務を限定することで時間短縮を、利用椅子や鏡台をユニット化することで設備費用の削減と効率化を図っている事です。

客一人当たりに掛かる時間が短いということは回転率が良くなるということなので、その分だけ理容室や美容室よりも多くの客を相手にすることが出来るし、シャンプー・髭剃りが無いということはシャンプー・コンディショナー・シェービングクリームなどの消耗品が要らないので経費削減できるということでもあります。

そして美容室よりも客の回転率が良く経費が抑えられるということは客だけでなく、経営者にとっても大きなメリットがあるということです。このように、美容室の独立開業には今や「1000円カット」という巨大な壁が立ちふさがっているのです。

美容室開業で儲かるためのポイント3

儲かるためには、開業前にしっかりと儲けるためのポイントをおさえておくことも大切です。

「こうすれば良かった…」と、後悔することがないように、しっかりポイントをおさえておきましょう。

1.顧客が確保できる見込みのある立地か

まず、独立開業する際に真っ先に考えなければならないのは「自分の店をどこに開くか」ということです。

これは美容室に限らずどんな業種にも言えることです。業種によっては法律で開業できる場所が限定されてきますが、美容室の場合自宅兼店舗という形で住宅街などでも開業できるので、なおさら慎重に考えなければなりません。立地は顧客の確保に大きく影響するからです。

住宅街に自宅兼店舗という形で開業する場合、周辺の住人を顧客として囲い込めるというメリットがあります。しかし、「腕がいい」「仕上がりが良い」と評判が上がれば周辺住人以外の顧客も訪れるようになるのは間違いないでしょう。そうなった時のために駐車スペースをあらかじめ確保しておくことも大事です。

また駅前や商店街などの最初から集客が見込める立地の場合、ライバルとなる同業者も乱立しているものです。つまり、集客が見込めても既存の顧客層が形成されている同業者と競争しなければならないので、流行り廃れが激しくなるのです。

2.戦力となる美容師を何人雇えるか

美容室にしても床屋にしても1000円カットにしても、一度に対応できるお客さんの数を増やさないことには収益を上げることはできないものです。その為、床屋・美容室・1000円カットを問わず一つの店舗に利用椅子と洗面台・鏡台を2~3セット置いているのが当たり前です。

逆に言えば、床屋や美容室は独立開業しても店主一人では店は回せず、従業員を雇用しなければ運営出来ないということなのです。他の業種ならば独立開業後はオーナー兼従業員という形で運営していくことは可能ですが、美容室の場合は戦力である美容師を増やさないと収益アップには繋がらないのです。美容師免許を取得するまで見習いで働いていた店などのコネを使って、従業員を確保することも儲かる美容室の経営に欠かせないのです。

3.いかに客が好む店内環境を作れるか

美容室は理容室と違って客層の中心が女性になるため、いかに女性客が好む内装にコーディネートできるかが売り上げ増加のカギを握っています。

理容室は、子供を含む男性客中心なので質実剛健で飾り気のないシンプルな内装の方が好まれるものですが、女性相手の美容室はそうはいきません。利用椅子・洗面台だけでなく待合室の家具、窓、床など店内全体をトータルコーディネートしてなおかつ、流れている音楽、制服などにも気を使わなければなりません。

また、サービス面にも気を使わなければなりません。床屋や美容室では、自分の番が来るまでお客さんに待合室で待っていただくことになります。しかし、何もサービスが無いまま待たされているとお客さんは不満を感じてしまい、二度と店に来なくなってしまうことでしょう。お客さんを常連にするためにもさまざまなサービスを提供できるようにしなければならないのです。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。