『たるみ』が作る老け顔
鏡を胸につけ、上から覗き込んでください。そこに現れた人物こそ、10年後の貴女です。
老け顔の最も大きな原因は『たるみ』。
老け顔を作り上げる「ほうれい線」「しわ」「フェイスライン」は、顔のたるみが原因にあるのです。
さらに老け顔を加速させる『たるみ毛穴』
たるんだ状態とは、皮膚が下に引き伸ばされた状態とも言えます。
皮膚が伸びれば、「毛穴も引き伸ばされている」事は想像できるでしょう。
本来、丸いはずの毛穴が、楕円や涙滴型になってしまうのがたるみ毛穴。
たるみで広がった毛穴には皮脂やほこりが混ざった汚れがつまっていきます。
皮脂は空気に触れる事で黒く酸化し、ダメージを負った肌はターンオーバーが乱れ、凹凸が目立ってくるでしょう。
黒ずんだ毛穴とキメの乱れた肌は、顔全体が暗くみせ、強烈に『老けている』という印象を与えます。
洗顔もヒアルロン酸もたるみ毛穴には効果なし
いくら洗顔で毛穴の洗浄をおこなっても、毛穴が閉じないのでは、すぐに汚れがつまります。
ヒアルロン酸で肌にハリを与えても、原因が解決していないので、しょせんは一時しのぎで終わるでしょう。
肌のたるみは「筋力不足」が原因
鍛え上げられたボディビルダーの体には、たるみなど存在しません。
逆に、太った人の体は見事なまでにだるんだるん。
両者を比べれば分かる通り、筋肉を鍛える事で、肌にハリを取り戻すことが出来るのです。
顔の筋肉『表情筋』
顔に筋肉は、表情筋しかありません。
表情筋とはその名の通り、『顔の表情を作り出す筋肉』のこと。
しかも、顔の皮膚と表情筋は直接張り付いています。
つまり鍛えた表情筋は、ダイレクトに顔の皮膚を引き上げると思って間違いありません。
たるみ毛穴を改善する「表情筋トレーニング」
30種類とも60種類あるとも言われる表情筋のうち、日本人が使っている筋肉はわずか20%。しかも、普段PCの前で仕事をしている人は無表情になりやすく、さらに表情筋を使っていない事は明らか。
使わない筋肉は、どんどん弱わり、たるんでいきます。
だからこそ、弱っただらしない表情筋の筋トレが必要となるのです。
どこの筋肉を動かしているかを意識しながら行うと、より効果的です
ほうれい線を消す筋トレ
ほうれい線は、口のまわりとほほの筋肉が弱っているのが原因。
お手軽『母音トレーニング』
母音「あ」「い」「う」「え」「お」と発音しながら、大げさに顔全体の筋肉を使って口をひらくトレーニング。
10回を1セットとして、1日2セット。
一音に2秒。筋肉を限界まで使うのがコツです。
口の周りの『口輪筋』と、口角を上げほほの筋肉を支える『頬筋(きょうきん)』のトレーニング。
ストレッチと筋トレを一度におこなう、最も簡単で効果的な方法です。
ほほのたるみを取る『口角トレーニング』
- 口を閉じたまま、両方の口角を上げて、笑顔を作ります。
- 笑顔の状態から、右目を閉じて、右の口角が右目の目じりにくっつくイメージで引き上げていきます。
- 限界の場所で5秒間キープ。
- ゆっくりと、自然な状態に戻します。
- 同じ要領で、左側も行います。両側を各3回ずつ行います。
ほほの筋肉『頬筋』を鍛えるトレーニング。
たるみ予防にくわえ、笑った時に自然な笑顔が作れるようになります。
目元のたるみと小じわを消す筋トレ
目の周りを取り囲む眼輪筋を鍛える事で、目じりのしわを取り、ぱっちりとした目元を作ることが出来ます。
しわを予防する『目元トレーニング』
- 両目をおおきく開きます。
- 開いた後は、ゆっくりと閉じていきます。
- 閉じたら、ギュッと力を入れてさらにきつく閉じます。
- 両目を開け、今度はウインクをするように、開け閉めを交互に繰り返します。
10回を1セットとして、1日2セット。
二重あごとフェイスラインの崩れを防ぐ筋トレ
二重あごを防ぎ、あごのラインをすっきり見せるには、あごから首、デコルテにかけての筋トレが必要です。
すっきりしたあごのラインを作る『舌だしトレーニング』
- 両手をクロスさせ、両鎖骨の上に置きます。
- 下あごを引き上げるように、天井を向きます。
- 舌を突き出したまま、5秒キープ。
- ゆっくり戻します。
舌の突出しを5回くり返します。
ポイントはデコルテが引っ張られる感じを大切にする事。
舌を左右に動かしたり、母音トレーニングを行うのも効果があります。
表情筋の筋トレにはターンオーバーを促進する効果もある
意識的に表情筋を動かす事で毛細血管を刺激し、血流アップと新陳代謝を促す事ができます。
たるみを予防するだけでなく、肌のすみずみにまで栄養を運ぶ、表情筋の筋肉トレーニング。
鏡に写った10年後の自分にならない為に、今日からでも筋トレを始める事をおススメします。