スマホ・タブレットを仕事に役立てよう
スマートフォンやタブレット端末の普及は目覚ましいものですが、使いこなせている人が増えているかと言えばそういうわけではないようです。
多くの人は電話・メールの他にスマホ対応のブラウザゲームや携帯音楽プレイヤーとして使ったり、出先で映画や録画したテレビ番組を見る程度にしか使っていないのです。
しかし、スマホやタブレットは使いこなせばもっと仕事を効率よく便利に出来るのです。
名刺管理ツールで検索性を高める
社会人にとって名刺を持つこと・配ることは当たり前のマナーですが、貰った名刺ほど困るものはないものと言えます。
名刺は貰った相手の名前や肩書・連絡先を覚えるには最適の道具ですが、写真が入っていない名刺だと名前と顔を一致させるのには全く使えないのです。
また、貰った名刺をファイルにまとめていても名刺を貰うたびに整理し直さなければならないし、目当ての人の名刺を探すのにも一苦労です。
しかし、スマホやタブレット端末に供給されている名刺管理ツールを使えば、もっと楽になります。スマホやタブレットのカメラで名刺を撮影し、画像認識させてデータとして取り込めるので、名刺の現物が手元に無くてもスマホやタブレットがあればいつでも名刺の内容を確認することが出来ます。
また、自動で名刺を整理してくれるし名前や肩書などで検索することも出来るので、手作業でファイリングするよりももっと便利です。
それに名刺ファイルの整理を行う手間が省けるのも利点の一つです。
スマホ・タブレットと連動したプレゼンテーション
企画内容を上司や顧客に説明するプレゼンテーションは、まさに企業人としての腕の見せ所です。
昔はバラエティ番組のようにフリップやボードにまとめて説明しなければならなかったものの、パソコンが普及してからはパワーポイントなどで作成したスライドショーで簡単にプレゼンテーションできるようになり、非常に便利になったものです。
しかし、スライドショー形式でのプレゼンテーションにも弱点があります。それは次の画面に映る時の操作で解説が中断してしまうということです。
盛り上がった話が途中で途切れるとプレゼンテーションを受けていた人は興味を失って企画自体が無かったことになってしまうことにもなりかねません。
スマホやタブレットに提供されているプレゼンテーション用アプリだと、操作と解説をシームレスに行うことが可能になります。
プレゼンテーションを行う企画者がスマホを持ち、プロジェクターにはスマホと連動したタブレットを接続すれば、いちいち話を中断しなくても指先一つでスライドショーを進めることが出来ます。
evernoteと連携してまとめ・連絡力を強化
手書きのメモやパソコン上で作製した文書・画像をクラウドサーバ上に保存できるevernoteは、今や起業家やアイデアマンにとってなくてはならないツールと言えます。
少し前までは、パソコン上から出ないとアクセスできなかったのでデジカメやスキャナがないと活用できませんでしたが、スマホやタブレットにもevernote専用アプリが提供されるようになったのでより便利に使えるようになりました。
スマホやタブレットのカメラで手書きメモを撮影して画像を取り込めるからです。
Evernoteは、ネットが使える状況であればどこでもメモを確認できるので仕事だけでなく同僚・家族間での連絡にも活用できます。
ボイスレコーダーアプリで商談の確認
ビジネス機器のデジタル化が進む中で、使い勝手の良さや便利さが大きく発展したものを一つ挙げるとするならば、私はボイスレコーダーを挙げます。
録音媒体がマイクロテープからメモリーカードになったこと、デジタル方式で録音できるようになったことによって録音可能時間が大幅に増加し、音質もクリアになっているからです。
しかし、ボイスレコーダーを新規に買うとなると結構な出費になってしまうのでスマホ用のボイスレコーダーアプリを使うのが一番かもしれません。
商談の時どんな話が盛り上がったか、先方はどのような条件を提示したかなどを録音しておけば、いつでも内容を確認できて間違いが少なくなること請け合いです。