英会話や語学力に自信のある方へ
通訳とは、言語の異なる者同士の会話の仲介を行い、コミュニケーションをサポートすることです。 通訳者として活動するためには、高い語学力に加えて、活動分野に関する幅広い知識を備えていなければいけません。
性格的には、人とのコミュニケーションが好き、度胸がある、いかなる事態でも冷静かつ臨機応変に対応できる…こんな人が、通訳者に向いていると言えます。 通訳はとてもハイレベルな仕事です。 語学職には多種ありますが、間違いなく最高峰といえるでしょう。 しかし狭き門ゆえに、語学を嗜む人たちや、英語職を目指す人たちの憧れの的となっています。 通訳者になるためには根性や強い覚悟が必要ですが、鋭意努力すれば決して不可能ではありません。 もしあなたが英会話や語学力に自信があり、この職業を目指そうか迷っているのであれば、まずは通訳の世界についてよく知ることから始めましょう。 事前によく情報収集すれば、夢で終わらせるべきか、可能性がありそうか、現実が見えてくるはずです。 何から知ればいいのか全く見当がつかない…という方のために、通訳を目指す前に知っておきたい必要最低限の知識をまとめました。 あくまでも概要ですが、通訳という職業の大まかなイメージが掴めるかと思います。 通訳に興味のある方や、通訳を目指す方の参考になれば幸いです。通訳者を目指す前に、知っておきたい知識は4つ
種類
通訳には以下のようにさまざまな種類があります。 自分はどれを目指したいのか、それぞれの仕事内容をよく見てから決めましょう。
■会議通訳…同時通訳のこと。国際会議を中心に通訳に従事します。 ■商談通訳…ビジネス通訳とも言いい、民間企業での商談で通訳に努めます。 ■エスコート通訳…海外から来たスポーツ選手や芸能人の通訳を行います。 ■コミュニティー通訳…医療・福祉・教育といった公共サービスの場で通訳に努めます。 ■放送通訳…海外のテレビ番組(ニュース等)を通訳し視聴者に提供する。 ■通訳案内業…外国人旅行客のガイド。通訳案内士の国家試験に合格する必要がある。 ■その他…法廷通訳、警察通訳、電話通訳、ネット通訳など資格
通訳は資格がなくともできますが、持っていた方が断然有利。 スキルや実力を示す確かな証拠となりますので、取得しておくに越したことはありません。
■通訳案内士国家試験…語学で唯一の国家資格。通訳ガイド国家試験と呼ばれることも。 ■TOBIS…ビジネス通訳検定のこと。ビジネスのシーンでの通訳スキルを評価する試験。学校
独学で試験に合格できた方もいますが、確実に資格取得を目指すならやはり学校に通うのが一番。 仕事の都合など通えない事情のある方は、通信講座で学ぶという方法もあります。
■大学または大学院の英文学科や通訳コースで学ぶ ■専門(養成)学校で学ぶ ■通信講座で学ぶ就職
通訳として働くためには、以下のような方法があります。
■人材派遣会社に登録する ■フリーランスとして独立し、仕事の依頼を受ける ■アシスタントやアルバイトの求人に応募する 働く目的は人それぞれですが、通訳を本業としてしっかり生計を立てたい場合は、資格を取得しただけでは不十分。 積極的に経験を積んで企業などに実力をアピールしなくてはいけません。 特にフリーランスとして活躍するためには、豊富な経験と確かな実力が必要不可欠です。 資格があっても仕事に直結するとは限らない厳しい世界ですが、実力がつけば仕事を得るチャンスや紹介してもらうチャンスが増えていきます。 それゆえに人脈も大切と言えるでしょう。