基山町に来たら訪れたい大興善寺
基山町は佐賀県に属し、隣には鳥栖市、福岡県筑紫野市があります。
自然あふれる静かな街ですが、「大興善寺」には九州観光ツアーやドライブで多くの観光客が訪れ、観光スポットとして注目されています。
大興善寺は、契山のふもとにある山寺で1300年の歴史を持つています。
大興善寺は別名「つづじ寺」と呼ばれており、4月中旬から5月上旬にかけて約5万本のつづじが咲き乱れます。
裏には大興善寺契園があります。
有料ですが、四季折々の風景が美しい山林公園になっています。
つつじが咲き誇る時期に開催される「大興善寺つづじ祭り」には九州各地はもちろん、九州観光に訪れた人々で賑わいを見せます。
もちろん、春だけではありません。紅葉スポットとしても人気が高く、秋になると紅葉の名所として「大善寺もみじ祭り」が11月下旬から12月上旬に開催され、多くの人が訪れます。夜になると紅葉ライトアップがおこなわれるので、闇夜の中に照らし出される紅葉は幻想的な空間を醸し出し、見ている人々の心を奪います。
また、大興善寺は縁結びのスポットとして、全国115番目の「恋人の聖地」に選定されています。大興善寺契園頂上には最強金属でおなじみの「日本タングステン株式会社」が制作した「最強金属で作ったハート」が設置されています。
説明書きには「恋愛・学問・悩み事に、絶対割れない強い心で打ち勝ち、縁結びはもちろん、強いハートでこれからぶつかる壁に耐えられる心を励ます存在です。」と書かれています。
薬のミュージアム
佐賀県鳥栖市は「サロンパス」で有名な「久光製薬株式会社」が本社を置く街として知られています。
久光製薬は元々、鳥栖市中心に拠点をおいていた「田代売薬」という売薬業が始まりでした。現在は田代売薬を引き継ぐ形で久光製薬が存在しているわけです。
1995年、久光製薬が創業145年周年記念として建設された「中冨記念くすり博物館」は、鳥栖市の観光スポットの1つとなっています。
鳥栖市を中心に発展した田代売薬にまつわる資料はもちろん、江戸時代の薬販売店を再現した薬舗、19世紀末にロンドン郊外に建てられた薬局そのまま移設展示するなど、薬の中身だけではなく、薬にまつわる展示物で訪れた人の興味をそそります。
外には「薬木薬草園」があり、広さ2,400平方メートルの敷地に1年間を通して、約400種類の薬用植物が育てられています。
薬木薬草園内には桜や佐賀県の木であるクスノキ、鳥栖市の木であるモチノキなども栽培されており、四季折々を堪能できます。テラスもあるので、自然に囲まれてゆったりとした時間が過ごせます。
県内最大の球技専用スタジアム
JR鳥栖駅の真横に「ベストアメニティスタジアム」があります。ここはJリーグで活躍する「サガン鳥栖」のホームスタジアムです。
サガン鳥栖といえば、日本プロサッカーリーグのJリーグディビジョン1に属する九州唯一のサッカーチームで、ホームで試合をすれば、鳥栖市を中心にサガン鳥栖のサポーターがベストアメニティスタジアムに集まり、周辺が賑わいを見せます。
このスタジアムはサッカー以外にもラグビーのジャパンラグビートップリーグの試合会場として利用されています。
ベストアメニティとは、鳥栖市に隣接する福岡県久留米市の健康食品会社「ベストアメニティ」が命名権を習得したことで、この名称が付けられました。以前は鳥栖スタジアムとして呼ばれていたため、近隣の方々は今も鳥栖スタジアムで浸透しています。
佐賀のイチゴを堪能しよう
九州のイチゴといえば、福岡イチゴ「あまおう」が全国的に有名ですが、佐賀にもイチゴの品種はあります。
鳥栖市には「鳥栖ベリーフォレスト」というイチゴ農園があり、「かおりの」、「ゆめのか」、「おいCベリー」、「紅ほっぺ」、「さがほのか」の5つの品種を栽培しています。
特に「さがほのか」は、果汁が硬く、酸が少ないので甘く仕上がっています。佐賀県内の70%以上の農家で栽培されています。
鳥栖市周辺には福岡県も隣接しているので、福岡イチゴ「あまおう」と食べ比べをする九州旅行をしてもいいでしょう。
福岡観光のついでに訪れる鳥栖市
鳥栖市は、福岡市から国道3号線を下った辺りにあります。
佐賀県鳥栖市に通る国道3号線は地理的な関係から、福岡県筑紫野市と福岡県久留米市に挟まれた位置です。
福岡県からのアクセスが簡単なので、福岡観光のついでに鳥栖市観光も気軽に行けます。
鳥栖市には他にも鳥栖プレミアムアウトレットなどのショッピングエリアもあるので、ぜひ行ってみてください。