主役より脇役のほうが、お土産話になりますよ
500種類もの動物を飼育・展示している広大な上野動物園。
賑やかな東京の都市部に位置しているとは思えないほど豊かな自然を取り入れた仕様となっており、数ある動物園のなかでもトップクラスの人気を誇っています。
上野動物園の主役といえば、言わずもがなジャイアントパンダですね。
他にも、レッサーパンダや象・ゴリラなどが観光客の心を捉えているようです。
連日多くの観光客が、彼ら目当てにこの動物園を訪れています。
しかし、定番の人気者だけを見て帰るのはハッキリ言ってもったいない!なぜなら定番の動物って、当たり前過ぎて案外話題性に欠けるからです。
せっかく遙々やってきたのだから、ちょっと珍しい動物たちを観察していくほうが、絶対にイイお土産話になりますよ。そんな話題性バツグンの「脇役的な動物たち」をご紹介します(筆者の独断セレクトです)。
興味を持たれた方は、ぜひ彼らに会いに行ってくださいね。
「ちゃんと生きてます」なハシビロコウ
NHKの番組でお披露目されてから一躍有名となった巨大鳥、ハシビロコウ。
顔のほとんどを占めているといっても過言ではない大きな嘴、シックな灰色のボディ、こちらを睨んでいるかのような(でも小さい)目つき…。これだけでもインパクト大ですが、彼の最大の特徴は「動かないこと」。
ちょっとびっくりするくらい微動だにしないんです。とは言え剥製というオチではなく、ちゃんと生きています。ですから根気よく待ち続ければ、バサリと羽ばたく瞬間を目撃できるかもしれませんよ。シュールな魅力を堪能したい方は、ぜひ西園のキリン&カバエリアへGo!
紅色…ではなく真っ白!ベニイロフラミンゴのヒナ
西園のフラミンゴコーナーには、鮮やかな羽根とスラリとした体型が美しいベニイロフラミンゴがいっぱい!でも見どころは彼らだけじゃありません。たくさんの群れのなかに、可愛い3羽のヒナが混じっているのです。
成鳥と同じくやっぱり紅色…と言いたいところですが、ヒナ達の体は意外にも真っ白。
成長するに従い、白→灰色→紅色と変化していくのです。何度も訪れてその成長ぶりを観察すれば、親以上に愛着が湧くかもしれませんね♪
新人登場!キュートなカヤネズミ&ハタネズミ
今年、東園の小動物展示コーナーに新人が仲間入りしたのを知っていますか?
ただキュートな姿を拝めるだけでなく、カヤネズミの尻尾を利用しての器用な巣作りや、ハタネズミのオモシロ習性である長~いトンネル堀り(40m以上!)を観察することもできますよ。冬期には冬眠タイプと非冬眠タイプのネズミが展示されますから、小学生のお客様は自由研究のネタにもってこいかもしれません。