初期費用っていくらぐらい!?
初期費用
初期費用とは、新しく部屋を借りるための費用や引っ越し代、スマホ・インターネット等の通信代、フライパン等の調理用品などの生活必需品の購入に充てるためのお金です。
どの地域に引っ越すかにもよりますが、80万円は最低でも欲しいものです。
生活必需品は、単身赴任の人の場合は自分の家に既にあるものを持っていき、なるべく新たに買わないようにすることです。
じゃないと、単身赴任を終えた時、自宅が生活必需品の山になってしまいます。
同じことは実は進学・就職組の人たちにも言えることなんです。
進学などの、期限付きの1人暮らしならばなおのことです。
特に女の子!
男の子に対して女の子は「マイルーム」なんて雑誌が以前に刊行されていたように、部屋をカスタマイズしたがる傾向が、えてして強いといえます。
派手でチープな家具、寝具類も「姫系」など人気がありますが、それらの家具の耐久性や、やがてそういう好みを卒業する時が来ることを考えると、他の必要経費に回したほうが絶対に良いといえます。
賢いレンタル活用術!
家電製品
これらは、買うか、レンタルで借りるかのどっちかに振り分けましょう。
大型家電量販店には「1人暮らしの新生活応援パック」なるものがシーズンになると登場します。
「1人暮らしの新生活応援パック」なるものとは、冷蔵庫、テレビ、ブルーレイプレイヤー、エアコン、洗濯機、寝具、カーテンなどを男の子用と女の子用にまとめたセットのことです。
これらのパックは確かに便利ですが、単身赴任の人なら単身赴任が終わり自宅にやがて戻った時、進学組の人たちも学校を終え、自宅から通える仕事に就いたりすると、新生活応援パックのほとんどが要らないものとなってしまいます。
こういう事態を防ぐには、大物でかつ、自宅に2個も3個もあっても困るもの、例えば冷蔵庫や洗濯機はレンタル商品を使う、など工夫して新生活に挑みましょう。
家具類の準備
先に述べたように、1人暮らし用の真っ赤なカウチンソファーや、猫足ローテーブル、ゴシックロリータ風ドレッサー、レインボーカラーたんす、姫系ゴージャス天蓋付きシングルベッドなどは、女の子の気をひくようなデザインに作られており、ヘタしたら子持ちの私でも欲しくなるくらい(しかも自分用として)です。
しかし、これらの家具類はチープな造りになってるものが多く、やがて結婚するときに「嫁入り道具として持たせるのはあんまりだ!」というようなことが起こりがちです。
見た目だけの、耐久性に乏しい、数年後には処分をしないといけないことが分かっているのが現状です。このようなものにお金を費やしてはいけません。
こういうことを教えるのも親の役目です。
やがて嫁入り道具としてきちんとしたものを買うことが分かってるものは、極力使いまわしのきくもので代用しましょう。
例えば、和ダンス。
間違っても1人暮らし用に、なんて買ってはいけません。
あんなものは、プラスチックの押し入れボックスを積み重ねたら充分、事足ります。
その上から色鮮やかなインドのサリーなどをかけて、花びんに造花でも刺して飾り台のようにすればもはや誰が見ても押し入れボックスだなんて分からないでしょう。
押し入れボックスは潰しが効きますから、買っても大丈夫です。
気になるお値段の方ですが、メーカー品でなければ、ひとつ1,000円もしません。
食費の考え方
親としては、特に女の子には自炊をしてもらいたいものです。
男の子でも、最近は速水もこみちや香取慎吾のような、料理上手な男性がいることを考えると、「あんな風になってくれたら・・・」なんて期待が溢れるばかりですね。
単身赴任のお父さんは仕事に疲れて自炊どころじゃないし、進学組の子供たちだって、学校だけで精一杯、という子が多いのが現状のようです。
必然的に定食屋さんなどの外食が多くなる訳ですが、大目に見てあげてください。
学生なら、合コンとかもありますし、ゆとりを持って食費を与えたいものです。
「ひもじい」という事ほどかわいそうな事はありません。
部屋のシンクがカランカランに乾いていても、冷蔵庫にたくあん一切れ入っていない状態でもいいじゃありませんか。みんなと楽しく外食してるならば。
単身赴任のお父さんだって、食費は頑張ってゆとりを持たせてあげて、外食させてあげましょう。
別に、小料理屋のママを口説きに行ってるのでなければ、外食も全然OKだと思いますね。
ただ、「食事を作ってくれるシロートのオンナ」を作ると大変やっかいですから、単身赴任先にはできるだけマメに通って、冷蔵庫の中をはじめとするお部屋チェックをばれない様にさりげなくすることをお勧めします。
私の知っている例では、茨城県から毎週土日、大阪にいる遠距離恋愛中の彼氏のアパートへ通い、掃除、炊事、洗濯、料理など全てこなす女性がいました。
無事にその後、結婚しました。
「したたかな女性だな」と、友達と妙に感心したものです。
逆に、これくらいくぎを刺していれば、彼氏も悪さができないかったのでしょう。
「やっぱり実家が恋しい」
なんて家族に言われたいものですね。