英字新聞や英語メールを読むスピードがアップ!
複数の英単語のスペルを一瞬でキャッチできるようになれば、英字新聞やメールを読むときのスピードが劇的にアップします。
日本人ならば母国語である日本語の新聞やテレビの字幕などは、画面をパッと一瞬見ただけで複数の単語が自然に目に入ってくるので一語一句じっくり読まなくても内容が理解できますね。
下記の日本語の字幕を見て下さい。
「監督」「スティーブン」「スピルバーグ」と、わざわざ3分割して文字を確かめなくても「スピルバーグが監督した」ということが、一瞬で理解できるはずです。これは日本人である私たちが、「日本語を理解している」ことに加えて「目も日本語文字に慣れている」からです。
これから紹介する勉強方法を続けていくと、「英単語」や「文法」の学習がある程度、習得できている人であれば、ずらっと英語の文字が並んでいても「複数の英単語を瞬時でキャッチできる習性」が身につき、英語文章を読むスピードがアップします。
英語初心者の人は「人の名前」の単純な英語スペルを目で追うことに挑戦していくと、英単語を勉強するときに頭に入りやすくなるメリットが得られます。
洋画のエンディングクレジットを使った勉強法
複数の英単語(スペル)を瞬時に拾うためには、単語そのものの意味が分からなくても「目」を英語のスペルに慣れさせることが大切です。洋画のエンディングクレジット(エンドロール)を教材に使うことで、集中的に「英語に慣れた目」を作ることができますよ。
この勉強方法はとても単純で簡単です。エンディングクレジットのスタッフロール(staff roll)は、通常、画面の下から上へ向かってキャストやスタッフや制作会社など、映画の制作に関わった人たちの名前が流れます。その「速度」と「名前」などの単純な「英語のスペル」を英語スペル学習に利用します。
映画のエンドロールでは、下記の表に記してある一部の担当と名前がクレジット画像のように並んで表記されますね。
英語表記 | 担当 |
---|---|
Presents | 映画を制作した人や会社名 |
Cast | 出演者 |
Executive Producer | 製作総指揮者 |
Written by | 脚本 |
Director of Photography | 撮影 |
Music by | 音楽 |
Production Designer | 美術 |
Costume Design | 衣装デザイン |
Visual Effects | 特殊効果 |
クレジット画像
- 録画した映画のDVD等でエンドロールを再生します
- 画面の下にクレジットが現れたら画面から消えるまえに1行ずつ、次々と「担当」「名前」を声を出して読んでいきます
1行が画面に出てから消えるまで、平均約8秒間の時間がありますが、2~3行目と読んでいき、途中で理解できないスペルが出てくると、瞬く間に「1行」が画面から消えてしまいます。慣れないうちは声に出さずに頭のなかで読むことから始め、徐々に声を出してスピードに追いつけるように頑張ってみましょう。
「Cast」の部分だけ、1分間だけトライしてみるなど、自分のスキルにあった学習ペースを見つけて下さい。
勉強方法はたったこれだけですが、続けていくうちにどんどん目が英語スペルに慣れてきて、下記の画像のように「Executive」「Producer」「Steven」「Spielberg」の4つの英単語を1個ずつ分断して読まなくても、パッと一瞬で理解出来るようになっていきます。
エンディングクレジットの速度は映画の製作者によって、「早い、遅い」などの違いの他に「右から左」「フラッシュ的に表示」されるものなど様々なパターンがありますが、スキルによって使い分けることをおすすめします。
英語スペル解読勉強におすすめの映画
マット・デイモン(Matt Damon)主演で2002年に制作されたハリウッド映画「ボーン・アイデンティティ(The Bourne Identity)」のエンディングクレジットでは、2つのパターンで英語スペルを目で追う練習が可能な映画ですよ。
エンディングクレジットの冒頭は、マット・デイモンなど主要キャストや監督などの「役名」「担当」「名前」が1人ずつ、フラッシュで表示されます。次の人の表示に切り替わるフラッシュのタイミングがゆっくりとしたスピードなので、「役名」「担当」「名前」などが余裕をもって目で追いやすいのが特徴。
クレジット中盤からは、スタッフロールが一般的な下から上へ移動するパターンに変化します。
エンドロールの速度にまだ追いつかない人は、映画や海外ドラマの冒頭で表示されるクレジットも表示が切り替わるスピードが遅いので勉強ツールとしておすすめです。