ストイック過ぎる計画はNG!
ダイエットをするときは相当な決心の上、徹底的にダイエットをする!といった気持で計画を立てます。しかしその気持は、計画を立てるときにどんなに強くても、時間が経つと薄れてしまいます。計画の苦しさも手伝って、結局、なし崩し的にダイエットが続けられなかった、という経験を持っている人は多いのではないでしょうか。
そんなことをやっているうちに続けられなくなる、ということがほとんどです。
しかし、10を目的として1からスタートしたとしましょう。1が慣れたら2に、2が慣れたら3に、3が慣れたら5にと言うようにしていくと、自分のペースで続けることができ、キツイという気持もあまり感じません。
1から2が慣れて普通なると、2から3にアップするときも1から2にアップしたときと同じ努力です。3から4に、4から5にアップしてもその苦しさは1から2のときと変わらないのです。
つまり徐々に慣していくことこそ、苦しみが少なく続けやすいダイエットのコツなのです。
アメとムチダイエットはけじめが大切
例えば大好きなケーキがどうしても食べたいなら、ダイエットの初めから「ケーキは厳禁」とはせず、1週間に1回ケーキを食べてもいい日を作ります。それはとても自分に甘く、いわゆるアメとなります。
それに慣れたら今度は2週間に1回のケーキデーとします。これもいわゆるアメですが、それを必ず守るというムチも持っていることが大切です。
それにも慣れたら月に1回だけのケーキデーにしましょう。
このように、計画を立てるときもアメとムチを同時に持ち合わせた計画が重要なのです。
ダイエットに厳禁の油料理と甘いもの
ダイエット中は厳禁とも言えるのが、油料理や甘いものです。例えば揚げものなどの天ぷら、とんかつ、唐揚げ、ラーメンなどがあります。
甘いものならどうしてもアイスクリームが食べたい人、ケーキは絶対にやめられない人などもいるはずです。
その場合は、上記のとおり一週間に1回の「食べてもいい日」を作って、それを少しずつ減らしていくようにしましょう。
一方、好きな物を食べていい日を作ると、その日を楽しみに毎日考えるようになり、食べたときの幸福感も得られ、ストレスどころかダイエットが楽しいものに変わっていきます。
一週間に1回から2週間に1回にするのが辛かったら、まず10日に1回でもいいのです。それがどうにか頑張れたら2週間に1回も平気になります。
苦しいからこそダイエット!という間違い
ダイエットは苦しいことが当然だという、間違った意識を持っている人が多いようです。
ダイエットは辛いものと思っているからこそ、「○○するだけダイエット」なんていう楽ちんダイエットに騙されるということも起こるのです。
そしてそれができないと自分の無力さ、根性のなさを感じながら負け犬気分でダイエットをやめていきます。ダイエットは確かに楽にできるというのも正しくありません。
食事、間食、運動、生活リズムでも、今の自分がとても「楽」な状態にあるはずです。
この「楽」から急に苦しいダイエットへリズムを変えようとするとかなり大変だと思います。
例えば階段でも5段飛びはとても難しくても1段飛び、そして2段飛び、3段飛びと増やしていくのはそんなに苦しくありません。
自分の体調や気持を尊重し、無理をしすぎない計画をたてましょう。
もちろん、カロリーの取りすぎは肥満になるという事実は曲げられません。
そのために自分の食事のコントロールが必要であることも事実です。
そして自分にアメばかり与えていると、いつまでもダイエットはできません。
そんな現実を理解した上で、自分を苦しめないようにダイエットを計画立てるようにしましょう。そこにはアメとムチの両方が必要になるのです。